さて皆さん、昭和52年のレコード大賞受賞曲と受賞歌手はおわかりになりますでしょうか? ヒントを言うと昭和50年は「シクラメンのかほり/布施明」、昭和51年は「北の宿から/都はるみ」、昭和53年は「UFO/ピンクレディー」です。
15日(月)からスカパーのフジテレビ721で「夜のヒットスタジオ」の再放送をまとめてやってますが、放送回についてはこちらやこちらでわかるようになってます。特に後者を見ればよくわかりますが、オリジナルの放送回が全部順番どおりに放送されてるわけではなく、結構歯抜けになってるんですよね。
HPでは「権利上の都合により、オリジナル全作品のうち放送出来ない回および内容もございます。ご了承下さい。」という注意書きもありますし、この再放送が開始される際にも「出演者全員から承諾が得られた回から放送する」という旨のお知らせもあったように記憶してます。ということは、放送されない回は出演した誰かが承諾していないというのは想像に難くありません。さて、それは誰でしょう?
と、考えたからといって放送されていないのは1回や2回ではないので、誰か一人の問題ではないかもしれません。しかし、少なくとも放送されていない回に共通して出演している人は一人います。もうちょっと引っ張ると、当時のスター歌手であった五木ひろし、山口百恵、都はるみ、森進一、布施明、キャンディーズ、野口五郎、西条秀樹、郷ひろみ、森昌子、桜田淳子、岩崎宏美、八代亜紀、ピンクレディーなどの登場回は放送されてます。さて、出ていないのは誰かおわかりでしょうか?
ということで、引き算で考えてみると冒頭の「昭和52年のレコード大賞受賞歌手」すなわちジュリーこと沢田研二に行き当たると。彼は今でもまだ新曲を引っ提げてコンサートツアーをしており、昔のヒット曲を歌う番組にもほとんど出ませんからその辺のプライドもあるのでしょうか? 夜ヒットでは現在昭和52年~53年くらいの回を放送してますが、「勝手にしやがれ」、「サムライ」、「ダーリング」など当時は新曲出せばすべてヒットするという状況でしたのにね。
なお、この3日ほどの放送をいくつか見ましたが相当楽しめました。中でも個人的に貴重な映像だと思ったのは「いとしのティナ/ダウンタウンブギウギバンド」、「ふたりの砂時計/丸山圭子」、「哀愁トゥナイト/桑名正博」、「GOOD-BYE BABY LOVE/大上留利子」、「銀河系までとんでいけ/梓みちよ」などなど。ブギウギバンドの曲は、宇崎さんがリードヴォーカルじゃなかったり、丸山圭子は「どうぞこのまま」以外を見るのは珍しいし、大上留利子はバックでホーンスペクトラムが吹いてるし、梓みちよもMMPがバックで演奏してるという珍しい光景だったし。
また、いろいろ見ているとよく知ってる曲はもういいかな?と思ってきて、面白いのは「タイトルだけ覚えてて曲を忘れてた」とか「はなから知らなかった曲」など。見てると岡田奈々が何回か出てるのですが、「らぶ・すてっぷ・じゃんぷ」とか「求愛専科」など完璧に忘れてました。前者は「あなたとここでジャンプ~」で、後者は「あ~ショックショック!」です。(わかるかな?) 今見ると結構可愛いのですけど、あの独特の声が好き嫌いが別れるところでしょうか? 誰ですか?ヒィヒィ言わせてみたいとか言ってるのは?(あ、ワシか)
ちなみに、あらためて見てやっぱりいいと思ったのは高田みずえ。「だけど…」「ビードロ恋細工」「花しぐれ」など、どれも切なくてひたむきで聞かせます。特に、歌詞を大事に歌ってるという印象がgoodです。あとはCharがかっこよかったです。レスポールを持って出てきた回もありましたが、トレードマークのムスタングを持っても結構太い音が出てたので「さすが」という印象。
他に「おっ」と思ったのが久保田育子。デビュー曲の「夢色ヒコーキ」で有名ですが、「翔びなさい」という曲の弾き語りを聞いて「こんなにじっくり聞かせる人だったっけ?」と感心してしまいました。どんな人だか覚えていない人も多いでしょうが、見かけはというと髪を切った桜田淳子を可愛くしたような感じです。今は何をしてらっしゃるのでしょう?
ところで、誰も信じないでしょうが「育子」と言う名前には妙なエピソードがあります。というのも、長女が生まれる前に「育子」という名前も候補にしてたですが、当時住んでたアパートに真夜中に電話が来て、結局間違い電話だったのですが、妻が出ると相手は「イクコさんいらっしゃいますか?」と言ったんですって。妙な話でしょ? ということで、長女の名前は育子にはしませんでした。別にそれが理由ではありませんが。
なお、私のお盆休みは今日までなのですが、食卓テーブルでちょこっと仕事をしながらビデオを見てたらビューティペアの「バンババン」が出てきて、思わず失禁しそうになりました。いつ見てもおかしいですよね。(って、笑うものではないのでしょうが)