今日のひとネタ

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「ぼくのプルー」について考える

2006年01月31日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話
 私は「ぼくのプルー」(以下「ぼくの」)と「小犬のプルー」(以下「小犬の」)が同じ曲だと勘違いしてたのですが、先日ここでネタにしたときに指摘を受けて「ぼくの」が「小犬」の続編だと知りました。「そういえばそうだったかも」と思ったものの「ぼくの」の音源は持っておらず、仕方ないので週末に図書館へ探しに行きました。(この辺が凝り性だと言われる所以でしょうが)

 陳列してある「みんなのうた」のCD数種類を見ましたが、残念ながら収録されているものはなし。それでもあちこち探した結果、「ぼくの」が収録されていた古いミュージックテープを発見。早速借りてきて聞いてみたら、離れ離れになった少年とプルーの新たなストーリーが歌われているわけではなく、少年とプルーが過ごした短い夏の思い出が歌われているだけでした。が、ここで疑問が一つ。

 元ネタである「小犬の」の泣かせどころは「お前の体に吹きつける 冷たい風が気がかりで 眠れぬ夜もあったのさ」というもの。が、「季節が夏なのになんで風が冷たいの?」と思った次第です。

 で、元ネタの歌詞をよく読むと、少年とプルーが出会ったのは「夏の終わりの北の町」とのこと。「北の町」というところがポイントですが、日本において歌の舞台になる北の町とは札幌のことです。間違いありません。

 で、「夏の終わり」ということでありますが、北国の短い夏は8月で終わります。多分。で、8月の札幌の最低気温はというとここ数年の平均では18.5度。これが9月だったとしても13.6度ですが、9月中旬は完全に秋ですので、どう見積もっても16~7度はあるわけです。

 夜中であっても気温17度であれば「冷たい風」と言えるでしょうか? おまけに、プルーは犬ですから毛皮を着てるわけで、この事が心配で眠れぬ夜もあったという少年は被害妄想ということになります。

 どうですか、みなさん。名曲といわれていながらこの矛盾。このような曲はもうテレビで放送してはいけません。NHKに投書せねば!

 なお、「悲しい曲聞くとうるうるするからって、そんなに絡まんでも」という批判は受け付けません。それにしても、誰かハッピーエンドの続編を作ってもらえんでしょうか? それか、実はプルーが宇宙から来た侵略者であって、ある日突然巨大化して暴れ回るというストーリーでもいいです。そっちの方がいいかな?(勝手にしろって)


(ココログから移植しました)