今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

ダッシュ&ダッシュ

2007年06月04日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話
 昨日は横浜まで遠征。今月は自分のライブがあるのですが、まずは景気付けというか自分のテンションを上げるためによそのグループのライブも見ておこうかと思った次第です。ただしいきなりヒップホップ系のバンドなんぞを見ても好影響があるとは思えないので、とりあえず芸風の近いところということで日本音圧協会所属(?)のZaboonを見に行った、と。

 が、到着してから「ブンザの出番は9時過ぎらしい」と聞いて愕然。わたしゃ9時21分の電車で帰りたかったのですが…。で、途方に暮れつつうちのバンドのメンバーとビールなぞ飲んでると最初のバンドが登場。で、これが凄いのなんのって。

 Groove Societyというバンドでしたが、ジャンルでいうとフュージョン系。編成はトランペット、トロンボーン、サックス各1のホーンセクションにリズム隊がドラム、ベース、ギター、キーボードの7人組。曲調はというとビシっとしたテーマがあって合間にそれぞれのソロ回しもあり、というもので1曲も知らない私でもすんなり楽しめました。

 なにしろホンセクの切れが良いし、それぞれのソロも素晴らしいので「え?プロじゃないの?」という感じでした。リズム隊はリズム隊で、見た目は普通のおじさま達というかスーツ着て新橋の赤ちょうちんにいればスムーズに溶け込めそうな人たちなのですが「もう、あんた達何者?」という腕前。ギターの人も素晴らしい音を出してました。私も以前ここでステージに立ったので同じアンプ使ってたはずなのですが…。う~んなんだろう。

 ベースもドラムも難しいキメを鮮やかにこなしてたし相当余裕かつ貫禄を感じました。残念だったのがベースの人の右手が譜面台の影に隠れて折角のスラップが見えなかったこと。

 で、面白かったのはメンバーの娘さんたちが出てきて何曲かやったこと。中学生か高校1年生くらいかな? リズム隊はそのままでホンセクの3人だけが入れ替わったのですが、こちらもまたバッチリ聞かせてくれました。どの子も可愛いしたたずまいが堂々としてるしソロもちゃんとこなすし、あれは受けますね。

 サックスの子はサックス奏者の娘さんだそうですが、父親が前半のステージで曲の入り方を間違えた事に対して「お父さんダメじゃん」とさめた顔でのキツイ一言があったとか。その話はその話でまた受けてましたが。

 で、そんなこんなで予想外に楽しめたのですが、Zaboonのステージが始まったのは9時10分過ぎ。仕方ないので電車を1本遅らせる事にしたのですが、結局「機動戦士Zaboon」と「ロッキーのテーマ」の2曲しか聞けませんでした。Zaboonのドラマーには開演前に「お願いですから全曲倍速でカウント出して下さい」って頼んだのですがそれも叶わず…。(当たり前じゃ)

 こちらは相変わらずマグナム山下氏のMCは絶好調でメンバーのパワーも素晴らしいです。曲中に物凄いハイノートを決めたメンバーと中央のマグナム氏が握手するシーンもあったりして大笑い。まぁこちらは24日のジョイントの時に全部聞けばいいかぁ。

 ということでライブハウスを後にして関内駅までダッシュ。全速力ではありませんが徒歩7分の距離を全部走ったなんてのは何年振りでしょう。その後横浜から湘南新宿ラインに乗って池袋まで。「乗換案内」の検索ではもう1本あとの東上線準急に乗る結果だったのですが、「もしや急行に間に合うか」とこちらも電車から降りて東武の改札までダッシュ。駅の階段を全部1段飛ばしで登ったのなんて何年振りでしょう? 結果ギリギリセーフで予定より15分ほど早く家に着きました。めでたしめでたし。

 そんなこんなで所期の目的を達成できたかというと…ん~どうかなぁ。Groove Societyのギターの人もそうだし、Zaboonのグレートタイガーさんにしても、ああいう上手い人ばっかり見ると「果たして自分のような技量で人前で演奏していいのか?」とか思うわけです。率直に。気持ちは焦っても平日の夜は練習もままならぬわけで、下手すると精神的に悪循環になりそう。

 とはいえバンドはバンドなので全体でそれなりの音が出せて自分達も見てる人も楽しめるようにするのが一番かなぁと、なんとか気持ちを落ち着かせてるわけですが。ま、プロ目指してるわけじゃないですしね。

 いずれにしても両バンドの皆様には良いものを見せてもらいました。Zaboonは既にあちこちでライブの予定が入ってますが、Groove Societyの皆さんにもライブをドシドシやって欲しいと願う次第です。皆さんもどっかでそういうバンド名を聞いたら見に行ってみて下さい。