今日のひとネタ

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2008年の読書記録 その1

2008年12月25日 | ブックレビュー

 昨年の好評に応えて(?)今年も読書記録の公開です。何度も言いますが読んだ本を全部公開するのは自分の頭の中を見せてるような感覚もあるもんです。パンツの中を見せろと言われてもできませんが、こんな頭の中でよかったらいくらでも見せましょうと。

 ということで今年前半の読書記録です。

※1月
◇黄金仮面 江戸川乱歩
図書館で借りた。ご存知乱歩先生の作品で、明智先生は出てきますが20面相は出ません。奇想天外な展開で面白いのですが、ALさんが出てくる後半より「誰でも黄金仮面」な前半の方がハラハラ感が強いような気がします。いずれにしても、1年の始めが乱歩先生で、なおかつ黄金仮面だったというのがゴージャス感が漂います。(漂うか?)


◇ラティーノラティーノ 垣根涼介
文庫・新品で購入。垣根さんの作品はすごく好きで、それも一番好きな「ワイルドソウル」の取材記だというので楽しみに読みました。面白かったです。どうせならもっと詳細な日記でもよかったです。作者ご本人が熱い男だというのがよくわかりました。


◇偽装国家2 勝谷誠彦
新書・新品で購入。私は勝谷メールの読者なので、大体日々見ているような内容がまとまっているのですが、この人が悪い方に予想すると大体世の中がそちらの方にいくという、ヤな時代を象徴する本ではあります。何年か経って読み返してみても、「結局世の中変わってないなぁ」と思うかも。


◇ダライラマに恋して たかのてるこ
文庫・新品で購入。モンキームーンまで読んでたかのさんの本はもういいかなと思ってたのですが、もう1冊だけ読んでみることにしました。ダライラマ法王に興味を持ち始めた時期でもありますし。


◇いつか虹の向こうへ 伊岡瞬
図書館で借りた。これは何かの賞を取ったそうで結構面白かったです。ミステリーにハードボイルドが加わってて、なおかつほのかに明るさもあるというキャラクターでナイスでした。主役が元刑事という設定はストーリーを作る際には便利でしょうね。


◇永遠の1/2 佐藤正午
図書館で借りた。日記にも書きましたがとにかく字がびっしりで読むのは大変でした。面白いのは面白いのですが。


◇誰か 宮部みゆき
知り合いから借りた。面白かったです。私は特に推理しながら読んでるわけじゃないので、着メロの秘密がわかったのは明かされる2ページくらい前だったという…。


◇黒い春 山田宗樹
図書館で借りた。面白いですけど怖いです。この人は人間の嫌な部分をすごくうまく表現するのでそれが怖いと。


◇グラスホッパー 伊坂幸太郎
文庫・新品で購入。「殺し屋小説」という宣伝文句に魅かれて読んでみました。主役の人がお人よしなのがいいですね。展開は「んなアホな」と思わんでもないですが。


◇四度目の氷河期 荻原浩
図書館で借りた。この作者は前に読んだ本がイマイチだったのですが、もう1冊読んでみようと思ってチャレンジ。かなり変わってる話で面白かったです。よく練られた作品だと思います。


※2月
◇あの日へドライブ 荻原浩
図書館で借りた。「四度目の氷河期」が面白かったのでもう一冊読もうと思いましたが失敗でした(笑) いつ事件が起きるのだろうと思ってたら結局何も起きなかったという…。


◇ツレがウツになりまして 細川貂々
新品で購入。話題になってたので読みました。面白いです。笑って読めるのは、私がこういう体験がないせいでしょう。ご本人は大変だったでしょうね。


◇我が名は青春のエッセイドラゴン 大槻ケンヂ
図書館で借りた。この人のエッセイはいっぱい読んでるので内容は完全に忘れました。


◇松田聖子と中森明菜 中川右介
知り合いから借りた。アイドル歌謡とか新人歌手の売り出しというのは結構奥が深いというのはよくわかりました。松田聖子が「涙はダイヤモンド」と歌えば、中森明菜は「ダイヤと違うの涙は ハッハ~ン」と歌ってたんですね。熾烈な争いだったようで。


◇直線の死角 山田宗樹
図書館で借りた。デビュー作というか、これが受賞したのをきっかけにデビューしたそうです。たしかに後の作品に比べれば甘いといえばそうですが面白いことは面白いと。


◇赤い月(上・下) なかにし礼
図書館で借りた。なかにし氏の自伝的な小説だそうですが、こういう境遇の人って結構いたんでしょうね。壮絶なストーリーではあるのですが、期待ほどではなかったのはなぜでしょう。


◇パンドラの火花 黒武洋
文庫・新品で購入。裏表紙のあらすじを見て関心を持ったのですが、ちょっと期待とは違いました。案外漫画チックですね。


※3月
◇延長戦に入りました 奥田英朗
文庫・新品で購入。これは面白いです。この人のエッセイにはほとんど外れがありません。こういう感じで書けたらいいのですけど。


◇ららのいた夏 川上健一
文庫・新品で購入。昨年読んだ「翼よいつまでも」というのが凄く爽やかで読後感がよかったため、これも読んでみることに。ま、出来すぎといえばそうですが結構爽やかでした。


◇オーケンのほほん(正式なタイトル失念) 大槻ケンヂ
図書館で借りた。内容は忘れてしまいました…。

◇青き炎 貴志祐介
図書館で借りた。結構ハラハラして読みました。主人公に対しては「そこまでせんでも」と言いたくなりますが、そういう話なので仕方ないですね。知らなかったのですが映画になってたそうな。


◇ろくでなし(上・下) 新堂冬樹
文庫・新品で購入。日頃のささくれ立った心を癒すための小説を欲しており、やれ殺人事件だやれ覚せい剤だというのはやめようと思ってたのに買ってしまったのがこれでした。もろにシャブ中と殺人事件の話でした。


◇青色讃歌/丹下健太
図書館で借りた。短い話だったのですぐ読めました。が、内容もすぐ忘れてしまいました。わりとかわいい話だったような気がします。


◇てるてるあした 加納朋子
文庫・新品で購入。ほのぼのとした小説を探してて買ってみました。悪くはないです。ドラマになってたそうですが、それは知りませんでした。


◇ボク宝 みうらじゅん
図書館で借りた。面白かったと思うのですが内容は忘れました。


※4月
◇四畳半神話体系 森見登美彦
文庫・新品で購入。「太陽の塔」の作者ですので芸風は理解してました。うっとおしいといえばそういう作風でしょう。ただ、最後の四畳半の隣がまた四畳半で延々と自分の部屋が続いているという話のアイディアは面白かったです。次はもう読まないなぁ、多分。


◇ふざけるな中国 
図書館で借りた。作者の方はSF関係の人だったと思います。10年以上前の本だと思いますが、今読んでも勉強になりました。中国様の体質は変わってないようで。

◇千日紅の恋人 帚木蓬生
文庫・新品で購入。これもほのぼのとした話を読もうとして買ったもの。面白くないわけじゃないですが、長い割には…という感じ。やはり刺激的な話の方が面白かったり。


◇中国は脅威か
図書館で借りた。作者は忘れました。これも古い本ですが今も通じる話であります。中国様は変わってません。


◇虚貌(上・下) 雫井脩介
図書館で借りた。この人の本を読むのは2冊目かな? 推理小説としてはマニアから厳しい評価のようですがそれはそうかもしれません。ネタばらしはしませんが、例えば「DNA鑑定で犯人が特定されている」という設定が根底にあったとして、それが実は「犯人がDNA鑑定の結果を変える薬を発明していた」とかいうと怒りますよね、普通。それに近いかも。

◇ハイスクール1968 四方田犬彦
文庫・新品で購入。学生運動の時代に若者はどうやって過ごしていたか、というのに興味を持ってたので読みました。結構面白いです。読んだ直後のレビューはこちら


◇世界宗教講座 井沢元彦
文庫・新品で購入。これは前に図書館で借りて読んだ本ですが、勉強になると思って結局自分で買いました。1家に1冊あってよいと思います。


※5月
◇袋小路の男 絲山秋子
文庫・新品で購入。さらっと読める割には余韻が残る感じでした。同じく収録されているアーイエオーイエという話を読むと、スプリングサンバを踊りだしたくなる…というのはウソです。タイトル違うなぁ。


◇川の深さは 福井晴敏
図書館で借りた。有名な作家だと思って読んでみたのですが手こずりました。ゴールデンウイークはほとんどこれにかかりっきり。結構ややこしくて「これって誰だっけ?」と思って、前に戻りながら読んでたような。ストーリーは忘れました。直後のブックレビューはこちら。さすがに時間が経つと忘れるようで。


◇バンドライフ 吉田豪
新品で購入。これは結構面白かったです。パンクの人たちというのは、生き様にそれなりの背景があってパンクやってるケースが多いなぁというあたりが興味深いです。


◇港町食堂 奥田英朗
文庫・新品で購入。奥田氏のエッセイとしてはあまり面白くない方の部類でした。これから読もうとしてる人には悪いですけど。


◇ウランバーナの森 奥田英朗
文庫・家にあった。一応奥田氏のデビュー作ということになるようです。あまり好きな話ではないですね、わたしゃ。


◇ショーケン 萩原健一
ハードカバー・新品で買った。面白そうだけど立ち読みするには腕が疲れると思って買いました。たしかに面白いのですが、世の中は以前から大麻が一般に蔓延してたのかというのは驚きだったり。あと、この人は演じてるだけじゃなくてドラマのいろんな部分に絡んでるんですね。セルフプロデュースのできる人なのでしょう。


◇イッツオンリートーク 絲山秋子
文庫・新品で購入。絲山さんの本もいろいろ読んだので内容忘れました。ただし「袋小路の男」の方がよかったような気がします。


◇聖者海に還る 山田宗樹
文庫・新品で購入。結構面白かったです。設定だけ覚えてて中身は忘れたけど。


※6月
◇クレイジーヘブン 垣根涼介
文庫・新品で購入。垣根さんの本はほとんど外れがなく、これも面白かったです。お子さんには薦められませんけど。


◇元アイドル 吉田豪
文庫・新品で購入。文庫になったので買ってみたら、これは縮小版なんですね。カットされた人たちの分を読むのは元のゴッツイ本を買わねばなりませんか。ガッデーム。


◇ニライカナイの空で 上野哲也
図書館で借りた。途中まで読んで返してしまったのでしばらくして再度図書館から借りてきて読みました。まずまずです。(←偉そう)


◇自立日記 辛酸なめ子
文庫・新品で購入。ブログで感想も書きましたがなんともいえない味がなんともいえません。(って、なんやそれ) 直後のレビューはこちら


◇夜を賭ける 梁石日
図書館で借りた。面白いですが、話が意外な方向に転換していったのが予想外でした。最後はラブストーリーになってしまったというか、なかなか盛りだくさんな話。


◇さかだち日記 中島らも
図書館で借りた。何年か前に読んだのですが再度読み直し。

◇サウダージ 垣根涼介
文庫・新品で購入。これは面白いです。この作品のキャラクターを使った続編はまた出るはず。って、出てるのかな?


◇死刑のすべて
文庫・新品で購入。知り合いと話してて「日本の死刑ってどうやって執行してるの? 電気椅子かガスか注射か」という話になって「絞首刑じゃないんですか?」と言ったのですが信じてもらえなかったので、本を買って説明したと、そういうわけです。気分が滅入るというか食欲なくす本ではあります。


◇されどわれらが日々 柴田翔
文庫・新品で購入。作者の方はまったく知りません。ハイスクール1968にも通じますが、その当時の学生の生態を知りたくて買いました。皆さん理屈っぽかったですわね。


◇ダーティワーク 絲山秋子
図書館で借りた。ん~思い出せない。音楽関係の連作でしたか。違ったか。


 で、今年前半のベストはどれだったかというと…う~む、わからん。しいてあげれば小説では「サウダージ」、エッセイでは「延長戦に入りました」かなぁ。あとは「黒い春」「ハイスクール1968」「ラティーノラティーノ」も入れときますか。実は充実感なかったんですよ、本当に。偉そうに言えば、あれこれ読んでるうちに目が肥えてきたというか要求レベルが高くなったというか。