今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

これは一種のプロモーションではないかと

2008年12月23日 | ニュースに一言

 「アメリカちゃん」という歌をご存知でしょうか? 岡林信康氏がライブで歌ってたそうですが、私は十数年前にWOWOWの番組で坂崎幸之助氏となぎらけんいち氏が歌ってたのを聞いて初めて知りました。

 歌詞はというといろいろ替え歌が混ざってるのですが、メインは

アメリカちゃん アメリカちゃん 平和~のために頑張ってや 
ほうれん草のポパイちゃん 金のベルトのバットマン 
雨にも負けず 風にも負けず 
男一匹どこへ行く アメリカや~ 太郎~

というもの。

 その中の一節に、

サトさんサトさんなぜ泣くの~ ジョ~ンソ~ンのおじさんの~
核付きミサイル欲~しいよ~ 原子力潜水艦も欲~しいよ~ 
とアンポ、アンポ 泣~くのね~

というのがあります。

 昨日の読売新聞では<中国による初の核実験直後の1965年1月に、就任後初めて訪米した佐藤栄作首相が、ジョンソン政権のマクナマラ国防長官との会談で「(日本が核攻撃を受けた場合は)アメリカが直ちに核による報復を行うことを期待している」と述べ、洋上の米軍艦船からの核兵器による報復攻撃を具体的に求めていたことが、外務省が22日付で公開した外交文書で明らかになった。>という記事がありました。

 私はこの会談当時まだ1歳ですので、国内でどのように報じられていたのかは知りません。が、なんか「アメリカちゃん」の歌のまんまやなぁと思いました。こういう交渉をしていたというのは当時の常識なのでしょうか。

 私は「いまの日本の総理大臣は?」というのを初めて認識したのが佐藤総理だったので、かなり印象に残ってる人ではあります。が、当時の評価が今の麻生総理などと比べてどうだったかというのは知りようもありません。

 その岡林氏の「アメリカちゃん」ですが、この10月にCDで再発された「あんぐら音楽祭 岡林信康リサイタル(紙ジャケット仕様) 」というライブアルバムにボーナストラックとして収録されてるんですね。

 ということで、今回この外交文書が公開されたタイミングを考えると、どうやら岡林氏のアルバムのプロモーションではないのかと思う次第です。外交力と政治力まで駆使するという、なかなか物凄い力量を持った事務所とレコード会社です。あなどれません。

 それにしても、この曲には「(アメリカ国家のメロディで)頼まれへんの~に~ 平和を作る~と~ 爆弾落とし~ 地獄~を作る~」という部分もあります。まったくアメリカという国は40年以上前から体質が変わってませんね。あ、日本もか?

 それにしても佐藤総理ったら、さすがにノーベル平和賞は伊達ではないです(?)。