今日のひとネタ

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早送りで見るFNS歌謡祭

2008年12月07日 | TV番組レビュー
 水曜に放送していたFNS歌謡祭を見ました。当日は帰りが遅かったので録画してあったのですが何しろ長い。なおかつ途中30分ほどは娘2号が別の番組を録画していたため、中抜け。そんなこんなですが感想を少々。ちなみに登場する人が多いので今回はすべて敬称略です。あしからず。

 司会はフジの局アナと黒木瞳でしたが、彼女はここ何年かこの番組でしか見ないような気もします。多分この座を狙っている芸能人は多いでしょう。高島彩も司会に出ていたのですが、黒木瞳より目立つ衣装を着たりすると一悶着あるんでしょうね。その辺の舞台裏は…まぁ見たくはないです。

 今回ステージ上に「僕らの音楽」のようなセットが組んであって、オーケストラまでいたので凄いゴージャスでした。全部生演奏なのかはわかりませんが、全部カラオケではなさそうだったので聞き応えはありました。

 とはいえ、どちらかというと面白かったのは年代毎のヒット曲を紹介する過去のVTRの方で、フジテレビは掘り起こせばいろんな映像があるものだと。織田哲郎が歌番組に出てる映像も珍しいかと思いますが、特に大ヒット曲でもない映像も見られたのでそこはそれでよろしいかと。ZARDが普通に歌番組に出てた映像もありましたし。

 最近のヒット曲(と一括りにしますが)は、青山テルマの「そばにいるね」に代表されるようにやたらと単純で分かりやす過ぎる歌詞が耳についてどうもいけません。「そばにいるね」なんて延々と「あなたのこと思い続けているよ」と言ってるようなもんで、こんなもん耳元で歌詞を読まれた日にゃ「ええい! しつこい!」と怒りたくなります。おまけに最後に歌ったSMAPの曲の歌詞も同じような感じでした。

 そういう曲が多いというのはそういうのが若い人達に受けるということなのでしょうが、テレビ曲のバラエティ番組と同じで送り手側が「受けてる」と思ってることと、受け手側の思いは違うんじゃないかな、とも思います。いくらなんでも若者のみんながみんなそんなバカじゃないでしょうし、J-POPの歌詞の現状に不満を持っている人もいると思いたいのですが。

 今回ミスチルが生演奏でたっぷり2曲やってましたが、こういう類のバンドはもっと出て欲しいですね。彼らは比較的よく見かけますからテレビ出演も苦にしないのでしょうが、生演奏を見てみないと伝わってこない部分が多いのでもっといろんなバンドに出て欲しいです。別に上手い下手をケチつけることはしませんので、なんか訴えかける姿を見たいと。そういう意味ではSuperflyとかは結構面白いです。好きではないんですが。

 あとは「あ、片桐はいりが出てる!」と思ったら、なんと広瀬香美でした。一昔前は一斉風靡したものですが、今回は彼女のヒット曲を若手の女性歌手たちが一緒に歌うという企画もあって、今となっては本人が歌うより絢香が歌う方が迫力があるというのはいかがなものかと。広瀬香美自体は嫌いではないし好きな曲もあるのですが、いまだに高音を張り上げるのを売り物にするのは無理があるでしょうね。あとは「冬の女王様」とやたら言うのもちょっと。ご本人にそんな事言ったら「悔しいです!」というかもしれませんが。

 今回一緒に歌ってたのは青山テルマ、Pabo、絢香、Perfumeなど。「歌手なんだから他の人の歌も上手く歌え」などとは言いません。なので、わざわざPerfumeに歌わさんでも、と思いました。おまけにマイクが入ってなくて可哀想だったし。(別にファンではありません)


 で、私のようなオヤジからするとジャニーズ系のタレントはすべてパスなので早送りする場面がやたらと多いのですが、過去のヒット曲の映像を見ててわかったのは「森高千里は主婦の敵」だということ。足が細いだの化粧が濃いだの歌い方が変だのといちゃもんがつきますので。

 ということで、こういう番組は録画して早送りで見るに限ります。