去年の初めに新書に凝って、やたらと買ってた時期があります。それまで新書というと、書く方にとっても読む方にとってもお手軽な存在で、出張に行く人が週刊誌代わりに読むものだと思ってました。
が、昨年初めに大きめの書店に行って新書のコーナーを端から端まで見たら、結構魅力的で読み応えもある本があって、10数冊買ったでしょうか。そのうちの何冊かは今も気に入ってて手元にあるのですが、読み返してみると新たな発見があって楽しいです。
具体的には「僕らが作ったギターの名器」というのが良くて、先月読み返したらまたすごく勉強になる部分がありました。ギターの材質とかパーツとかの話が。今月は「南沙織がいた頃」というのを読んでますが、彼女に関する膨大な資料(雑誌のインタビューとかCDのライナーとか)を読み込んでまとめた物で、これもすごく読み応えあります。
あと好きな新書は「ちばてつやが語る『ちばてつや』」とか、クリス松村氏の「誰にも書けないアイドル論」とかもいい本です。
1回読んで理解した気になっても、良い本は読み返すとまた味がありますね。