2週間ほど前にラジオで「親戚のおじさんがコンコルドに乗ったことがある」という話を聞きました。コンコルドというと、今の若い人は多分ピンと来ないと思いますが、私が中学生くらいの頃には結構話題になってました。
念のために説明すると、コンコルドとは「超音速旅客機」であって飛行速度はマッハ2だそうです。私も名前は知ってましたがもちろん乗ったこともなければ実物見たこともなく、「速いけど騒音が凄いらしい」というくらいしか知りません。
今はWikipediaという便利なものがありますので調べてみました。すると、製造されたのは20機のみで就航させたのは2社だけだったとか。高度は通常の旅客機の2倍の高さを飛び、滑走路も特別な長さを必要とすることから就航できるところが限られてたり、燃費が悪くて飛行距離が短く大西洋は越せても太平洋は途中給油無しでは越せないとか、何よりもやはり騒音が凄かったのが問題だったようです。
そんななので、乗る機会も見る機会もない日本人としては滅多に話題に上がることはなかったのですが、久しぶりに聞いたのは1985年のライヴエイドのとき。ロンドンの会場に出ていたフィルコリンズが、今度はアメリカの会場のクラプトンのバックでドラムを叩いてて「コンコルドに乗って来た」と紹介されてて「ひぇ~、かっこいい」とか思ったり。
それにしても、コンコルドって結構大きいという記憶があったのですが、乗客の定員は100人だったそうです。そらまぁ乗ったことある人は威張れますね。
いろいろ考えると「速けりゃいいってものじゃない」ということで、もしかしてリニアモーターカーとかもそういう面があるのかも。速いというメリットは一応はあるのでしょうけど。