CSのTBSチャンネルで「なんたって18歳!」をやってたので録画してみました。これはTBS系列で1971年10月からの1年間放送されてた岡崎友紀さん主演のドラマです。放送開始当時私は小学2年生でしたが、これは覚えてます。
とはいえ詳細は忘れてて、「見てみれば思い出すでしょう」と思ったものの実際はサッパリ。記憶の中ではスチュワーデスだったのが、実際はバスガイドでした。今はバスガイドを主役にしてドラマ作ることはないでしょうが、約50年前では花形の職業だったのかも。そして、岡崎友紀さんはまさに放送開始当時18歳だったと。
今回録画した放送では、岡崎友紀さんが勤めるバス会社の鬼の主任(春川ますみ)がお父さんが倒れたので実家に帰ったというものの実際はお見合いで、最低最悪のバスガイドと言われる岡崎友紀さんが代わりにツアーを担当し、その行先で偶然お見合い中の主任さんと出会って…というドタバタ劇。
岡崎友紀さんの教育係が十勝花子で、そのキャラはなんとなく覚えてました。そして、バスの運転手でたくましい男性役はなんと平泉征(現在は平泉成)。この人はおじさんになってからブレイクしたと思ってたら、50年近く前に既に人気ドラマにレギュラー出演してたんですね。まったく記憶にありませんでした。
今回見た感じでは、基本コメディですから「んな、アホな」という場面ばかりなのですが、とにかくセリフのテンポが良くて面白かったです。演出がいいのでしょうが、主役はもちろん出演者全員がノリノリ(死語?)で、当時人気があったのもわかります。
で、見終わってからWikiで調べてみたら、主人公のまどかは実は大富豪の令嬢で、家が決めた許嫁と結婚させられるのがイヤで家を飛び出し偽名でバスガイドとして働いているという設定なんですね。「そういえばそうだったかも」とは思いますが、今回の放送回ではそれに関連する展開はまったくなかったので、ここだけ見るとその辺感じられませんでした。それでも面白いのはさすがですが。
ちなみに私は叔母がバスガイドやってたので、このドラマにはなんとなく親しみを感じます。叔母とはいえ父とは年の離れた妹で、私とは12~3歳くらいしか違わなかったのであんまり「おばさん」って感じではなかったですが。
もちろんバスガイドやってたくらいなので結構面白くて(偏見か?)、結婚式で何か1曲歌ってくれと頼まれれば「私、テレサテンしかレパートリーないんやけど。『つぐない』『愛人』『別れの予感』のどれがいい?」というネタが確立されてました。お笑いのレベルではスチュワーデスよりはバスガイドが上を行くと確信した瞬間です。(さらに偏見かも)
ところで、この「なんたって18歳!」はDVDが発売されてないようです。結構貴重なものを見たかもしれません。なので明日も録画してしまいました。出演してたらしい松坂慶子が見てみたかったり。TBSチャンネル見られる方は平日の早朝に毎日やってますので是非どうぞ。