今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

あのねのねにまつわるエトセトラ

2023年05月21日 | 昭和歌謡・アイドル歌謡

 昨夜のBSP「歌える!青春のベストヒット! ~昭和が僕らの青春だった~」という番組にあのねのねのお二人が出演し、生でヒット曲も披露してました。聞けば動画サイトでネコニャンがブレイクしてるそうですので、この機会にあのねのねについて知ったかぶりしましょう。

 あのねのねは清水国明さんと原田伸郎さんによるフォークデュオで、昭和47年に各地でのコンサートから話題になり、翌48年に「あかとんぼの唄」でメジャーデビュー。そのB面は「魚屋のオッサンの歌」で、曲がヒットしただけでなくそこでのネタとともに彼らの存在自体が一種社会現象となりました。

 画像の「あのねのね 今だから愛される本」という本は昭和49年9月に初版発行ですが、50年5月の段階で250版、65万部を超える大ベストセラーだったそうです。私の場合は、最初にいとこから借りて読んだのですが、手元にあるものは別のいとこからもらったもの。ということは、その年代の中高生での所有率が極めて高かったと。



 「魚屋のオッサンの歌」などは、いわば一発ギャグのようなものですが、それだけで終わらなかったところが彼らの凄いところです。オールナイトニッポンのDJで大人気になり、テレビでは様々なバラエティの司会でも引っ張りだこでした。

 清水国明さんはアイディアマンですが、経歴は以下の通り。あのねのねでは主に作詞を担当。本を読むとわかりますが、哲学書を愛読しておりかなりニーチェに傾倒してます。ギターはマーチンのD-45という高級機種を愛用してますが、かなり凝り性でスキーもプロ級でバイクも国際A級ロードレースライダーであり、鈴鹿の8時間耐久に出場したのも有名です。



 原田伸郎さんは京都生まれで、あのねのねでは主に作曲担当。清水さんのように理屈っぽくはないですが(?)、愛らしい表情と魅力的な声で人気でした。ご覧の画像の通り、高校生の頃からアナウンスコンクールでは全国的な活躍を見せ、それが今でもCMのナレーションで大人気ということに繋がってます。どちらも単なる一発屋芸人では終わらない素養があったということでしょう。



 あのねのね全盛期のステージでは、客席から色んな物が飛んでくるのが恒例で、蔵前国技館ライブでは現金だけでも数万円あったとか。その他、生卵、いとこんにゃく、焼き豆腐など、すき焼きができそうなものが飛んでくるのも日常茶飯事。

 当時兄が見に行った金沢でのコンサートでは、いなりずしが伸郎さんのギターを直撃し、弦に挟まって音が出なくなり一時演奏を中断したとか。その時に兄と友人たちは二階席の最前列からキャラメルを投げてたそうですが、ある友人がソフトクリームを投げたら当然ステージまで届かず。被害を受けた方には、兄の友人に代わって私がお詫びを…。(って、今更言っても意味はなし。)

 それで、今回の番組であのねのねに興味を持った方もいるでしょうが、実はサブスクにはネコニャンしかありません。過去の作品だと「満一才の誕生日」くらいはCDで出して欲しいところですね。デビュー50周年なのですが、この機会になんとかなりませんでしょうか>関係者の方々

2023年4月期ドラマをまとめて中間レビュー

2023年05月20日 | ドラマレビュー
 今期はキャスト的には鳴り物入りという宣伝が多かったものの、ドラマそのものは小物祭りという感じ。見る予定にしていたものと、視聴継続状況及び中間レビューは以下の通り。


<月曜>
◆フジ「風間公親-教場0-」

 継続して見てます。面白いかというとここ何回かでは盛り上がって来ましたが、楽しいドラマでは無く毎回のトリックというか事件の核心を暴くところが「へ?」と思う事が多いです。別にキムタクがどうということではないし、ガッキー出たのに話題になってないけど、あの役は彼女じゃなくても…という気もしたり。


◆フジ「合理的にあり得ない」

 かなり期待してたのですが、これは肩透かし。もっとちゃんとしたドラマかと思ってました。天海祐希ファンなら楽しめるかも。時々「プッ」と笑ってしまう事がある程度で、継続はしてますけどギリギリで踏ん張ってる状況です。惰性というか…。


<火曜>
◆テレ朝「unknown」

 なんで吸血鬼なん?と思ってドン引きだったのですが、こちらは意外にも段々面白くなってきました。一番面白いのは吉田鋼太郎ですが、当然高畑充希も魅力です。物凄く無理のある話だと思ったのが、見続けるうちに興味が上がって行く脚本はさすがですね。ただ、最後にズッコケるのが心配でもあります。


<水曜>
◆日テレ「それってパクリじゃないですか?」

 3話目までは見ましたが、その後録画だけして滞ってます。一番の問題は脚本ですが、あの上司というか弁護士というかのキャラが好きではなく…。


<木曜>
◆テレ朝「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」

 好きな俳優は誰も出てないのですが、脚本が面白くて見てます。結構毎週楽しみにしてたり。北村有起哉がプライドは高いくせに不器用な男を演じてて面白いです。それと、これまではまったく反応しなかった比嘉愛未が今回はいいですね。これが一番ポイントが高いです。


◆フジ「あなたがしてくれなくても」

 あまりにも露骨なタイトルと真実味の無いキャラ設定で早々に脱落するかと思ったのですが、今もちゃんと見てます。人間はお色気に弱いのですね。「あなたが○○してくれなくても」というパロディはAVで出てるでしょうか。


◆日テレ「勝利の方程式」

 予告通り(?)一話で脱落しました。志田未来さんは次回作に期待しましょう。


<金曜>
◆TBS「ペンディングトレイン」

 今も面白いのかどうかわからないまま見てますが、なんか不思議な世界で目が離せません。ラストまで見ないと評価できませんね。どういうオチになるのでしょうか。


<日曜>
TBS「ラストマンー全盲の捜査官ー」

 もっとシリアスな感じかと思ったら、結構はじけてて楽しいです。結構豪華キャストですが、今後上川隆也がもっと絡んでくるでしょうし、そこで吉田羊と福山が共闘したりするのでしょうか。なんも考えずに見られる感じがいいですね。日曜の夜だし。


 ということで、現状の継続状況はこんな感じです。パクリの未視聴分を消化して追いつけるかどうかが課題。実は、BS-TBSの水戸黄門第一部が結構面白くてそちらも録画がたまってきたので結構忙しいです。

 とはいえ、4月スタートのドラマで一番面白いのが「あまちゃん」、次が「らんまん」です。民放の制作陣の皆さん、NHKのいいようにさせていいんですか?

スペース・バンドのことがちょっとわかりました>つのだ☆ひろ&スペース・バンド

2023年05月19日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話
 
 スペース・バンドとはつのだ☆ひろさんのバンドですが、デビューは1973年。その際のグループ名は「キャプテンひろ&スペースバンド」。そしてメンバーは、

ドラム&ヴォーカル:つのだ☆ひろ
ベース:四方義朗
キーボード:今井裕
ギター:芳野藤丸


 芳野藤丸さんはこのバンドでプロデビューし、同時に大学も中退。藤丸さんをスカウトしたのも「藤丸」という芸名を考えたのもつのださん。デビューに当たって藤丸さんはひろさんのマンションに引っ越して、約1年間住んでたとか。

 ただし、四方義朗さんが藤丸さんを口説いた時には、藤丸さんはフライド・エッグの成毛滋さんの代わりをやるつもりだったとか。このメンバーで活動してたのですが、そのうちに藤丸さんと今井さんの脱退により、つのださんが四方さんに解散を申し入れたそうです。この辺りは「芳野藤丸自伝」に詳しいですが、この本にはつのださん、四方さん、藤丸さんの鼎談がありますので、読んでみたい方は是非どうぞ。ひろさんは、当時の細かいエピソードは相当忘れてます。藤丸さんは結構覚えてますね。



 そして、一旦解散かと思われたのが、73年12月にメンバーチェンジを行い、74年にシングル盤「Mr.DJ」を発売しました。(発売日不明) レコードジャケットのグループ名は「スペース・バンド」。その新しいメンバーは以下の通り。

ドラム&ヴォーカル:つのだ☆ひろ
ギター:すみだ順
リード・ボーカル:高橋伊久馬
ベース:藤井真一

 これを見ると、つのださん以外のメンバーは総とっかえだったのですね。もっとも前述の事情を考えると、メンバーチェンジしたというよりは、一旦解散してからつのださんが新たなメンバーを集めて作り直したという感じ。「キャプテンひろ」という名前は無くなったようです。「つのだ☆ひろ&スペース・バンド」という名称も見かけます。

 この「Mr.DJ」という曲は、74年当時にラジオで聞いて結構好きでした。なんの番組だったかは忘れましたが、当時はニッポン放送しか聞いてなかったのであの局だったのは間違いありません。ちょくちょく聞いた記憶があるので、いわゆるパワープレイのような感じでオンエアされてたのかも。

 ただ、当時はつのだ☆ひろさんを知らなかったので、どういう人たちが演奏してるのか知らず、なんとなく好きだったと。今になって考えると、歌はつのださんでなくて高橋伊久馬さんが歌ってたのですね。

 なお、ギターのすみだ順(角田順)さんは、この後「ふきのとう」のバックなどをやってから、もんた&ブラザースの結成に参加し、すぐに脱退して亀井登志夫さん、大浜和史さんらとNASAを結成しました。NASAの1stアルバムでは、華麗な速弾きとトリッキーなアーミングを聞かせてくれて、当時高校生だった私はかなり驚きました。

 そんなこんなですが、私にとってのスペース・バンドは「Mr.DJ」なので、これがいつ頃の曲だったか、どういうメンバーで演奏していたかがわかってちょっと安心しました。ちなみに情報源は雑誌「guts」1974年5月号。ラジカセ買って貰ってラジオを聞き始めた頃に聞いてた曲はすべて懐かしいです。

麻丘めぐみ作品集は6勝4敗でした>歌謡スクランブル

2023年05月18日 | 昭和歌謡・アイドル歌謡
 今日のNHKFM「歌謡スクランブル」は、前半が純情ラブソング(1)で後半が麻丘めぐみ作品集でした。丁度車に乗ったら後半がスタートしたところだったので、そこからは全部聞けました。その後半のオンエア曲は以下の通り。

芽ばえ
悲しみよこんにちは
女の子なんだもん
森を駈ける恋人たち
アルプスの少女
水色のページ
夏八景
素晴らしき16才
フォーエバー・スマイル
わたしの彼は左きき


 麻丘めぐみというと、私が小学生の頃に大活躍したアイドルなので全部わかるかと思ったら、知ってたのは最初の5曲と左ききだけ。結果、6勝4敗。ちなみに、私はこれまでの人生でこの人のファンだったことは1秒たりともありません。

 ただ、それでもヒット曲は多かったので今回勝ち越しと。「悲しみよこんにちは」なんて、ラジオで聞いたのはそれこそ50年ぶりくらいかも。結構地味なアレンジだったのですね。

 それで、私はこの人のどこが苦手だったかというと、あの髪型もそうですが歌詞の世界があまりにも女の子し過ぎてるところ。「女の子なんだもん」って言われても困っちゃいます。「だって人間だもの」というならいいですが。

 そして「アルプスの少女」ってのは、「お~っと、クララが立った! しかしここでまた猪木のブレーンバスター! だが、またクララが立った! 一体どこまで戦うのか!」というハイジのテーマ曲ではありません(?)。

 麻丘めぐみといえば、なんといっても「わたしの彼は左きき」が大ヒットしましたが、

・わたしの彼は左巻き
・わたしの彼のは左寄り
・わたしの彼は左卜全

という様々なボケが出るあたりが流行歌のしるしです。

 ところで、今日の前半のオンエア曲を見たら、石川ひとみさんの「まちぶせ」がオンエアされたのですね。それ以外にも「ポケットいっぱいの秘密」(アグネス・チャン)、「想い出のセレナーデ」(天地真理)もオンエアされてました。この辺でニヤリとした人は上級者です。

 そういうのが本日の感想ですが、この番組はらじるらじるの聴き逃しがありますので、興味ある方は是非どうぞ。私もちゃんと最初から聞きたいと思います。麻丘めぐみさんのファンの方には、まともな話題でなくてすいません。当方、こういう芸風ですので。

今年こそはイパネマの娘を!

2023年05月17日 | ギターと楽器のこと
 
 画像のギターはヤマハCG-150CAというモデル。私が入手したのは1991年ですが、ここしばらく実家に置いてました。というのも、20年ほど前に母がギター教室に通う事になり「ギターはないか?」と言われたので、当時あまり弾く機会がなかったこいつを貸し出していたもの。



 その後、母は教室の先生の紹介でこれよりも高いのを買ったので実家にはギターが2本あったわけですが、持ってくるのも面倒なのでそのまま置いてました。が、今や母もギターはほぼ弾かなくなり、この連休に帰省した際に「持っていけ」と言われたので、久しぶりに戻ってきました。

 とはいえ、私も腱鞘炎持ちなので今から本格的にクラシックギターをやろうという気はなく、目標としてはボサノバを何曲か弾き語りできるようになりたいとは思ってます。一応「ソ・ダンソ・サンバ」だけは自己流で弾けるし歌えるのですが、なにしろあれは短いし、ボサノバ好きな人以外にはあまり知られてないし。

 ということで、まずは一般受けするものとして「イパネマの娘」が目標。あれなら歌詞も英語で行けるし。夏はやっぱりボサノバですしね。←と、毎年言ってる人

 それにしても、久しぶりにちゃんと弾いたこのギターは、なかなか深みのあるいい音がします。表面は松かと思ってたらどうやら杉だとか。それは意外。

 そしてこのギターのバックとサイドは「オバンコール」という木材だそう。そういう名前は初めて聞きました。調べてみたら、コンゴやガーナといったアフリカの熱帯雨林地域の原産だそうです。そんな遠いところからようこそ我が家へ。やはりボサノバといえばコンゴですし頑張らねば。←わかってない人

昭和40年男「俺たちのお笑い黄金時代」

2023年05月16日 | ブックレビュー
 
 発売中の「昭和40年男」は、特集が「俺たちのお笑い黄金時代」。どういう感じかは、表紙の二人を見ればおわかりいただけるかと思います。興味ある記事が多すぎてまだ全部読めてませんが、私は凄く楽しんでます。

 なにしろ今回インタビューで登場するのは以下の方々。

せんだみつお&湯原昌幸
井上順
関根勤
木の葉のこ
伊東四朗
清水国明(あのねのね)
江藤博利(ずうとるび)

 また、記事で紹介されているのは、堺正章、藤村俊二、セントルイス、球児・好児、キャンディーズ、三波伸介などなど。

 さらにテレビ番組の話題も豊富で、せんださんと湯原さんの記事では、当然「うわさのチャンネル」「せんみつ湯原のドット30」、関根さんは「ぎんざNOW」「カックラキン大放送」などが出るわけで、関根さんについてはラビット関根の名付け親の事とか、あのカマキリ拳法の秘密もわかりました。

 あとは、特筆すべきことは私にとっての二大男性アイドル「あのねのね」と「ずうとるび」の両方が取り上げられていること。お笑いとしては「あのねのね」では清水さんより原田伸郎さんの方が面白い事を言うイメージがありますが、清水さんがプロデューサー的だったのですね。この人は凄く頭のいい人だと思います。ちなみに私にとってはお二人は大学の先輩なので、あらゆる面で尊敬しております。フォークギターを始めたのはあのねのねがきっかけで、エレキギターはずうとるびに憧れました。

 また、こういう特集に出てくることが珍しい木の葉のこさんも懐かしかったです。今は舞台を中心に活動されてるのですね。あの「うわさのチャンネル」の「ワシじゃ!」というのはよく覚えてます。うちは家族一同あの人のキャラが好きで、当時家に来た小犬に「のこ」という名前をつけたくらい。今回当時の写真も見たら、あの可愛かった小犬も思い出してキュンとしました。

 これは永久保存版ですね。興味のある方は是非どうぞ。面白いです。

プレミアムドラマ「グレースの履歴」終了しました

2023年05月15日 | ドラマレビュー

 
 BSPのプレミアムドラマ「グレースの履歴」全8話終了しました。凄く面白かったです。ストーリーとしては、海外旅行先で事故死した妻が出発前に自分に内緒で訪れていた場所とその秘密を、残された愛車のカーナビ履歴から辿るという男の物語です。

 カーナビの履歴を使ったというのが新しいアイディアですね。元々運転しなかった夫が妻の遺言により愛車を受け継ぎ、そのカーナビの履歴により様々な出会いが生じるということで、最終的な落としどころが難しいかと思って見てたのですが、ラストもくど過ぎず辛過ぎずよかったと思います。

 海外旅行中の事故で急死した妻がなぜ遺言状を?という疑問を持つ人もいるかもしれませんが、これは夫には内緒で白血病の治療を続けていたという設定。実際にそういうケースがあるかどうかはわかりませんが、治療が上手くいって寛解に近づいたと思ったらまた増悪の兆しがあり、それで自分が元気なうちに会いたい人に会っておこうとしたと。履歴を辿った夫が、行く先々での妻の足跡というか人々との繋がりを実感する様子は、かなり練られたストーリーでした。

 その夫が旅先で出会うのも、妻の元カレだとか自分の元の家族とかだけじゃなく、車の故障で偶然知り合った人、たまたま出会ったヒッチハイカーなど、それぞれ魅力的なキャラも交えて最後まで飽きさせませんでした。車の修理工役の宇崎竜童とか、ヒッチハイカー役の林遣都を主役にしてもスピンオフドラマができそうで、脚本の仕込みはアッパレです。

 キャストとしては、急死する妻が尾野真千子、夫が滝藤賢一で、オノマチさんは初回で死んでしまうわけですが、生前の旅先の様子でちゃんと毎回出てくるわけでファンとしては出番的にも演技的にも役柄としても満足のいくものでした。他の出演者では、伊藤英明、山崎紘菜、中原丈雄、前述の林遣都もかなり魅力的だったので、アッパレをあげましょう。

 ちなみに「グレース」というのは、妻が愛車に付けた愛称ですが、そこにも大きな秘密があって、それも興味深かったです。(ちょっとでき過ぎの感はありましたが。) あとは、私はオープンカーで二人乗りの車なんて乗ってみたいとも思わなかったのですが、このドラマを見てて「結構いいかも」と思いました。そう思わせたという点でも魅力的なドラマだったというのは間違いないです。

 私はすごく楽しめたので、今回見なかったけど関心があるという方は再放送の際に是非どうぞ。


「真理ちゃんとデイト」見ました

2023年05月14日 | 昔のテレビ番組の話題
 
 真理ちゃんとは国民的アイドルだった白雪姫天地真理さんのことであり、田中真理さんでも美里真理さんでもありません。(このボケがわかる人は大人です。) その天地真理さんの初の冠番組「真理ちゃんとデイト」を見ました。

 これは1972年10月から半年間TBS系で放送されていたバラエティで、当時小学生だった私も見てました。内容は、人形たちと歌ったり踊ったりして、ゲストも登場するというもの。今回ホームドラマチャンネルでいくつか放送されているので、さっそく録画して見ました。

 当時は出す曲すべて大ヒットでそれこそ国民的な人気だったわけですが、あらためて聞くと確かに歌は上手いし、自分のヒット曲も含めて色々歌うわけで、すべてセットの中だけの地味な番組ですが、結構見ごたえあります。

 が、人形のコントがやたらとシュールで真剣に見てるとちょっと悲しくなりました。最初に見た回は「きれいな花もやがて枯れてしまうのだから、それを見たくなければ目は無い方がいい」といって、ぬいぐるみ人形の目を取ってしまうというオチ。当時は泣いちゃった子供もいるかも。

 そして、ドリフターズがゲストの回でもコントの絡みは無し。真理ちゃんが曲の紹介をしただけで、ドリフは歌っただけ。しかもこの時のシングルは「真っ赤な封筒」。この曲をすぐ歌える人はどれくらいいるでしょうか。ちなみに私は歌えます。シングル持ってたし。テレビで聞いたのは多分50年ぶりくらい。渡辺プロ企画の番組だから、宣伝の意味もあるんでしょうね。

 その天地真理さんですが、当時週刊少年ジャンプで「天地真理物語」という漫画を読みました。それによると、ピアノが好きだったけど実家が貧しくて買って貰えず、仕方ないので紙にピアノの絵を描いて口で歌いながら練習していたところ、母親がその姿に涙ぐみ、仕事を頑張ってある日ピアノを買ってくれたと。

 その後、音楽大学の付属高校に進みピアノの練習を続けていたものの、先生から手が小さくてピアニストには向かないと言われ、ピアノの道をあきらめて一旦絶望したものの、その後歌の道に進みデビューに至ったというもの。

 なにしろ小学生だったので、その時は感動しながら読んだものの大人になってからは「かなり話を盛ってたんだろうな。ピアノ弾いてるところとか見たことないし。」と思ってたのですが、何年か前に70年代のレコード大賞の映像を見たら天地真理さんがピアノを弾く場面があって、それもかなり本格的だったのでビックリ。



 多少の脚色はあったのでしょうが、音大の付属高校に行ってた事となんらかの事情で大学進学をあきらめたのは本当なのでしょうね。

 と、そんなことを一気に思い出したのでした。ちなみに私は当時から今も南沙織派なので、天地真理ファンだったことはありません。敵視もしませんけど。あの歌声は独特ですが、声量もあるし歌詞も聞き取りやすいし、大スターで人気歌手になるべくしてなったのは間違いありません。そんなことも思いました。ちなみに今月もまだ放送があって、番組サイトはこちらです。関心を持った方は是非どうぞ。

夢の印税生活の話>NBCラジオ「Happy Go Lucky!」

2023年05月13日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話
 NBC長崎放送ラジオ「Happy Go Lucky!」で、長岡和弘さんがレコード印税の話をしてました。今回はわかりやすい例えとして、CDシングルが1枚千円だったとしてその売り上げがどのように分配されるかという話。

 かなり細かい話だったので、図にしてみたい感じですが、気になる人はは番組をお聞き下さい。今ならまだradikoタイムフリーで聞けます。そして私の印象は、作詞作曲した人や歌手の取り分がかなり少ないということでした。レコード販売店が何割か、そしてまたレコード会社が何割かということで、今回はあくまでもメジャーレーベルでの話でしたが、そういう事情でインディーズでの発売とか、配信での発表という流れも増えてきてるのかと思います。レコード会社のスタジオを使わずとも、演奏はPCで作って歌も自宅で歌う事が可能でしょうし。

 それで、印税の話で思い出すのがなぎら健壱さん。あの大ヒット曲「およげ!たいやきくん」のB面「いっぽんでもニンジン」を歌ってましたが、その際の話を「オシャレ30・30」にゲストで出た時に聞きました。

 あの曲は童謡扱いなので、歌唱印税は一般よりさらに安く1枚1円だったそうです。それで、「え、それって1万枚売れても1万円って事ですか?」と聞くと、レコード会社の人は「1万枚は売れないよ~。売れてもせいぜい5千だな。」と。

 その上で「でも、印税なしの取っ払いならこの場で2万円払うよ。」と言われて、思わず手が出ちゃったそうです。それであの大ヒットだったわけで、番組でも「まあ、アタシが悪いんですけどね。」と諦めてたのですが、MCの古舘伊知郎さんから「あの作詞した人は印税でマンション買ったそうですよ。」と言われて「よせよ!」と。

 とはいえ、なぎらさんの話なのでネタなのかもしれませんが、Wikipediaによるとギャラは3万円となってますね。もちろんその後のことを考えると、印税を貰わなかったのは本当でしょう。

 その方面の大ヒットというと、堀江美都子さんの「キャンディキャンディ」はシングル100万枚突破したそうで、こちらは印税契約だったかどうかは知りませんが、1円だったとしてもかなりのものですね。というか、今とはアニソンの位置づけ違ったので、レコード大賞などには絡まなかったのでしょう。

 それはそれとして、レコード売り上げとは別に著作権印税というのもあって、発売から何年経ってもCMで使われたり、カバーされたり、カラオケで歌われたりする際にも印税が入るシステムもあるそうです。クリスマスとか卒業シーズンになると必ず歌われる曲は、そういう意味で強いですね。

 そこにうまくはまると「夢の印税生活」となるわけで、もう何もしなくても暮らせるのでしょうが、山下達郎さんとかユーミンとか小田和正さんとかは今も新作発表してコンサートもやってますし、別にお金だけあればいいわけではないということでしょう。もちろん、溢れる才能で作品を発表し続けられるような人だからこそ、「夢の印税生活」が可能なのでしょうが。

 そして、そうやって印税がたっぷり入ってくるからこそ採算度外視の豪華なコンサートができたりするわけで、それがきっかけでまた新たなファンがついたりして。

 ヒットを狙う事とお金儲けする事が別なのはわかりますが、実際ビジネスの匂いがする音楽もありますし、うまく商売に繋げるケースもあったりしますが、まあその辺の話はつまらないのでパス。とにかく今回の番組は面白かったです。そういう話は色々聞いてみたいとは思いつつ、若干生臭さも漂うのがなんとも。

やはり12gマグドリップは最強です>ドリップバッグコーヒー

2023年05月12日 | コーヒーの話・珈琲道

 
 以前も話題にした12gのドリップバッグコーヒーがなくなったので、リピートしました。私も気に入ったのですが、家族から熱烈な要望があったので今回も100袋お買い上げと。

 一般的な8gに比べると1.5倍量なわけで、それこそ袋の中身もずっしりした感じがします。この量だと、まず蒸らしたときから粉がモワッと膨れるので、普通のレギュラーコーヒーで1人前だけドリップしているような感覚になれます。

 何よりもマグカップにタップリの量にしても、味がしっかりしてるのでこれはクセになりますね。リモート業務の時は、午前に一杯、昼食後に一杯飲んでます。100袋くらいはないとすぐなくなってしまいますね。関心のある人は、カフェ工房のマグドリップで検索してみて下さい。(私はお店とは利害関係はありません。あくまでも私の感想です。)

 ただ、これは量が多いので午前中から出かけねばならない時は、ゆっくり飲んでいられません。そういう時のために普通のドリップバッグもお取り寄せしました、こちらは以前よく頼んでた鳥取の澤井珈琲のもの。こちらは色々な種類が入ってて楽しいです。



 実は、以前自宅勤務が増えた時にはこれを飲んでて、その際にはちょっとこのコーヒーだと味わいが物足らない感じがしてたのですが、久しぶりに飲んでみたら「あら、美味しいじゃない。」と。

 どうやら、当時は大きめのマグカップで淹れてたので薄くなってたようです。今回は普通のカップ一杯分のお湯で淹れてみたら香りもいいし、普通に美味しかったです。家族にも好評でした。

 ドリップバッグのコーヒーは、近所のヤオコーでも色々売ってて結構いいのもありますが、ネットで専門店からまとめて取り寄せると本格的なのが安く変えるので圧倒的にコスパがいいです。喫茶店だと一杯数百円なのが、こういうドリップバッグだとちょっといいのを頼んでも一杯数十円なので、そこは拘りたいと思う次第です。

 コーヒーは多少いいのを頼んでも大した金額ではないので、自分の好みのを探せればいいですよね。ちなみに、休日は自分でドリップで淹れてますが、その時は小川珈琲の季節限定のを買う事が多いです。色んなところの宣伝をしてるように見えますが、実はイノダのコーヒーもヤオコーで買えて、それも結構いいです。(って、結局なんでもいいのか?)