今日のひとネタ

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映画「ずうとるび 前進!前進!大前進!!」

2023年05月07日 | 昭和歌謡・アイドル歌謡
 ご存じずうとるびの映画ですが、なんと東映東映シアターオンラインで期間限定無料公開されてました。それも今日まで。

 私は今日までまったく知らなかったのですが、ありがたいことに情報をいただきましたので、無事見ることができました。そもそも、こういう映画があった事自体しらなかったのでラッキーです。

 これは1975年7月公開だそうで、彼らは「恋があぶない」がヒット中。日比谷野音でのリサイタルの様子が主で、あとは京都会館でのコンサート映像があり、その他はスポーツ施設で暴れてたり、一応真面目に楽器のレッスンを受ける様子、それと町の人にずうとるびについて一言ずつインタビューしたり、ファンに誰が好きか聞いたりする内容で、全編で32分というまことにお金のかかっていない映画。

 ただ、彼らの映像の、特にバンド演奏を見たいと思ってた私のようなものにはかなり満足度の高い内容でした。日比谷野音でのリサイタルは、バックにつのだ☆ひろとスペースバンドもいましたが、ずうとるびのメンバー4人だけの演奏では「恋のパピプペポ」「みかん色の恋」「恋があぶない」の3曲が聞けました。

 ここでは江藤さんも山田君もレスポール持ってて、良樹さんはヘフナー。ドラムは、ステージに新井さんのセットとつのださんのセットと二つ並んでましたが、新井さんの方がメロディックタムがいくつも並んでて一見豪華に見えるのが不思議。

 演奏はどれもかなり勢いがあるというか粗削りというかでしたが、山田君以外は元々まったく楽器をやってなかった人たちが、あの日比谷野音のステージの大歓声の中4人だけでバンド演奏するというのはアッパレです。

 スペースバンドはオープニングの「ずうとるびのテーマ」で演奏する姿が見えましたが、ギターは藤丸さんじゃなかったので角田順さんでしょうね。もしかして、こういうステージで演奏してたというのはつのださんや角田さんにとっては黒歴史なのでしょうか。京都会館のコンサートはビッグバンドがいて、司会は鶴光師匠でしたがこちらはいつもの仕事という感じ。女性相手ではないので「乳頭の色は?」とか「チューシャはまだでっか?」とか聞いてませんでした。(当たり前)

 時代を感じるというと、京都会館も日比谷野音もファンが「朝から並んでた」とか「前の晩の9時からいた」という声があって、あの頃のコンサートは全部自由席だったのでしょうか。そして、日比谷野音は今では見たことないほどビッシリお客さんが入ってたので、あれは通路にも座ってたのでしょう。今だとアウトでしょうね。とにかく会場の端から端まで人しか見えなかったし。

 そんなこんなですが、とにかく今回はいいものを見られました。これが映画ということは、何かと一緒に上映されてたのかと調べてみたら、なんとあの「新幹線大爆破」との同時上映だったようです。あの映画の話をする際、「ああ、あのずうとるびの映画と一緒にやってた」という人もいるかも。(って、いないか)