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1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

機動戦士ガンダム00 ③フォーリンエンジェルス 原作/矢立肇・富野由悠季 著/木村暢 2008年11月1日 角川書店

2015-08-16 09:50:12 | ガンダム00
新型ガンダムを駆り、過激な武力介入を繰り返すチームトリニティ。皮肉にも彼らの行為が、争い合う三大陣営の連帯感を促進し、国連軍を発足させる。さらにGNドライブを入手した国連軍は、ガンダムに匹敵するMS部隊を編成し、ソレスタルビーイングの殲滅に乗りだした! 必死の反撃を試みる刹那たちだったが、マイスターの一人が、その命を宇宙に散らし――!! 大人気アニメの完全小説家・ファーストシーズン、クライマックス!!
裏表紙より。
エエッ!?
『マイスターの一人が、その命を宇宙に散らし』ダッテー?



第1章

 激しく斬り結んだ二つの実体剣の間からオレンジ色の火花が散る。
「お前たちが・・・・・・その機体が・・・・・・ガンダムであるものか!」
あらすじ
いけ!いけ!僕らのガンダムエクシア!!
エクシア対チームトリニティ、ファイッ!

しかしいくら刹那でも1対3では・・・・・・と心配したあなたに朗報です!
「この粒子ビーム・・・・・・!?」
 モニターに黒と白の巨体が映し出された。
「ティエリア・アーデ・・・・・・!」
ヴァーチェ参戦!


「フォーメーション、S32」
『了解』
 ダメージを与えることはできなかったが、少なくともトリニティチームを翻弄している。
 ティエリアは手応えを感じていた。
「フッ・・・・・・まさか君と共にフォーメーションを使う日が来ようとは思ってもみなかったよ」
『俺もだ』
銃を向け合う仲だった2人が素晴らしい連係。
数では不利ながら、逆に連係が稚拙なトリニティと互角以上の戦いを繰り広げる。

そしてダメ押しのナドレ!
「・・・・・・ヴェーダとリンクする機体を全て制御下におく・・・・・・」
 まるで裁判官が判決文を読み上げるように、抑揚なくティエリアが言った。
「・・・・・・これがガンダムナドレの真の能力。ティエリア・アーデのみに与えられた、ガンダムマイスターへのトライアルシステム・・・・・・」
『裁判システム』の発動でトリニティは行動不能に。

「君たちは――万死に値する!」
死にさらせ!
この外道どもがぁぁぁぁ


「トライアルシステムが強制解除?・・・・・・一体、なにが・・・・・・」
( ゜д゜)!
トライアルシステムについて解説なんかしているから機を逃すのだよ!
ぶっ殺すと思ったときにはぶっ殺しておかないと!

自らのアイデンティティが揺らぎ呆然とするティエリア。
 ――頭上をとられた。
 敵もガンダムマイスターなら、この距離から外すことはない。
「くっ・・・・・・!」
 うかつだ! この僕が・・・・・・!
君たちは万死に値す馬鹿なっ!

安定のうっかりティエリアの窮地を救ったのはー
「これで三対三だ。フェアプレーの精神でいこうぜ」
きゃーイケメーン!
ロックオン!ロックオン!

トレミー組の機体が永久機関であるオリジナルのGNドライヴを装備しているのに対して、トリニティの機体の『擬似GNドライヴは活動時間が有限』。
という訳で、トリニティは撤退。
ヨハンがロックオンに爆弾を残しながら。
『キミがガンダムマイスターになってまで復讐を遂げたい者の一人は、キミのすぐ側にいるぞ・・・・・・』
なん・・・だと・・・?

家族の仇と対峙したロックオン。
その銃口を降ろさせたのは・・・
「・・・・・・俺が、ガンダムだ・・・・・・」
撃たれようとしているその時にこれだもんな。
そりゃあ『アホらしくて撃つ気にもなんねぇ』スわ。


 審判は下された。
「・・・・・・これが、人間か・・・・・・」
 というティエリアの呟きを、ロックオンが耳ざとく聞きつける。
「そうだ、ティエリア」
 とうなずいてから、年長のガンダムマイスターは言った。
「このどうしようもなく利己的で不完全な存在が・・・・・・人間なんだよ」
『雨降って地固まる』で友好度アップしたガンダムマイスターたち。
以上がハブラレルヤさん誕生エピソードであります。

この数日後、三国家群が『軍事同盟を締結』。
『史上最大規模の国連軍が誕生した』のでありました。




第2章

 ルイスが彼の目を見つめて言う。
「・・・・・・わたしのせいで、沙慈の夢が叶わないのは、イヤ・・・・・・」
「でも・・・・・・!」
「いま一緒にいても、後で辛くなるよ・・・・・・」
ううっ、悔しいけど沙慈まだ学生なのよね・・・。
「愛のために!」だなんてことはできないよ、まだ。

 バイバイ。
・・・・・・(´;ω;`)ブワッ



「ようやく、計画の第一段階をクリアしたってところか・・・・・・」
 ロックオンがやや感傷めいた口調で言った。国連軍の誕生。それはヴェーダによる「紛争根絶」を実現するための計画の第一段階だった。圧倒的な兵力を誇るソレスタルビーイングに対して危機を感じた世界が手に手を取ってひとつにまとまる・・・・・・。長き時を経て、ようやくそこまで辿り着いた。
hmhm。
エレンに言わせりゃあ「欠伸が出ます」な話だけど、今は計画通りか。


でも事実上の宣戦布告をできるほどの戦力が今の国連軍にあるのかしらん・・・?
その辺はユニオンの純情メガネ、ビリーさんに御解説頂きましょう!
「どうやらソレスタルビーイングに裏切り者が出たらしいんだ」
ナ、ナンダッテー?


「ああ。しかも、手土産にガンダムと同タイプのエンジンと、それを搭載するモビルスーツを提供してきたそうだよ」
「なんと三十機分もね」
ナ、ナンダッテー?
これこそが国連軍結成に踏み切った最大の理由だったのであります。
それにしても『裏切り者』・・・一体何ドロなんだ・・・?


うーむ、阿修羅のごとき気迫と優れた操縦技術によって、
フラッグでガンダムに迫ったグラハム・ヘンタイ・エーカーがそれを手に入れたら・・・
これは由々しき事態・・・!
「――断固辞退しよう」
「えっ?」
「私はフラッグでガンダムを倒す。ハワード・メイスンの墓前にそう誓ったのだよ」
「し、しかし隊長」ダリルが身を乗り出す。「フラッグの性能ではガンダムに・・・・・・」
「男の誓いに訂正はない」
もぉーワガママなんだからぁー・・・
ところが、このイケメンの美学、貫ける環境が整っていたのであります。



(擬似)GNドライヴ搭載機ジンクスは三国家群に各10機ずつ。
AEUのカティ・マネキン大佐は、パイロットの人選を考えていました。
(・・・・・・パイロット候補は、AEU所属国のトップガンを集めればいい・・・・・・しかし、あの男を入れるかどうか・・・・・・)
そのとき『あの男』が颯爽と登場。

「・・・・・・なんの用だ、少尉?」
「大佐をお食事に誘いたいと思いまして」
 カティが額に指をあて、嘆息する。
「・・・・・・少尉、いま、世界は大きな変革期を迎えようとしている。そのことについて、考えるようなことはないのか?」
特に軍人は気が気でない状況が続いていますぞー。


「はい、ないです」
『迷いもなく即答』である。
ここでマメ知識ー。
美人ほど敬遠されがちでデートのお誘いが少ないから逆に狙い目だそうですぞー。
さぁキミもAEUのエースに倣ってレッツ・チャレンジ!




「そろそろ片をつけるぞ」
『了解!』
トレミー組との戦いの後も、殺戮ともいえる武力介入を続けるトリニティ。
相変わらずのやりたい放題。
刹那たちトレミー組は全員宇宙だしなぁ・・・ぐぎぎ。

「十機の編隊だと・・・・・・!? これは・・・・・・ガンダムではない!」
変態、違った編隊だー!!

現れたのはジンクスに乗り換えた人革連の「頂武」。
率いるは勿論「ロシアの荒熊」セルゲイ・スミルノフ中佐。
「なんという性能だ・・・・・・やはり、この機体は――すごい!」
敗れたとはいえティエレンでエクシアと格闘戦を繰り広げられる腕のクマー中佐。
鬼に金棒ならぬクマーにジンクス。テストには出ません


「機体が私の反応速度についてくる・・・・・・!」
 彼女の声が感動に震えた。
「これがガンダムの力!」
大規模演習の時に苦戦した、スローネツヴァイの遠隔武器ファングをあっさり破壊。
超兵であるピーリスも大いにお気に召した模様。

「頂武」にボコられたトリニティは這う這うの体で逃げ出すのでありました。
ざまぁwww


世間が対ガンダム初勝利に沸いている頃、沙慈には更なる悲劇が。
「なぜだ、なぜあんなものがいるんだ!? この世界からなくなってしまえ――ガンダムッ!」
・・・軍人にでもなりそうな勢いだけど、さて。




第3章

「システムの構築具合は?」
「八割といったところです」
 スメラギは頷いた。彼女は、クリスティナとフェルトに、良くも悪くもヴェーダから影響を受けない独立したガンダムのシステム構築を依頼していたのだ。現在ガンダムに載せられているシステムはヴェーダとのリンクが確立している。もし裏切り者が、ヴェーダを通じてガンダムのシステムに障害を起こさせたとしたら・・・・・・それが致命傷になる。そうならないためにも、二人には急ピッチで作業してもらっていた。打てる手は常に打っておくことが肝要なのである。
ちょーと待って、今スメラギさんが良い事言った!

打てる手は常に打っておくことが肝要なのである。
大事なことなので2回引用しました。
ここはテストに出まーす


 トリニティチームとの戦闘で勝利を収めたことがプラスに影響しているのだろう。
 世論の熱気も国連軍の行動を後押ししている。
 遠からず、彼らは攻勢に出る――。
 そして、彼女のその予測は的中した。
トレミー組ガンダム対ユニオンとAEUのジンクス部隊。
ガンダム4機対ジンクス19機の戦い・・・
あれー?三国家群に各10機ずつなのに計算が合わないなー?
白々しいのは僕の悪い癖。


機体の性能差がほとんど無くなり、数の差で苦戦するトレミー組。
そこへ最悪の追い討ちがかかる。
 何も見えない。何も感じられない。
「ヴェーダからのバックアップが・・・・・・!」
 ガンダム全機がシステムダウンを起こしていた。
\(^o^)/

ところがどっこい、こんなこともあろうかとぉー!
「ガンダム、予備システムの転送終了しました!」
クリスティナとフェルトgj!

ジンクス部隊が突然止まったガンダムの動きを罠だと深読みしてくれたおかげで、
幸いにもシステムダウン中の被害は0。
よーし仕切り直して反撃開始だぁぁぁ
「ヴァーチェのシステム変更にエラーが!」
ぁぁぁんん!?
ティエリアなにしてん!?

「・・・・・・僕は・・・・・・ヴェーダに見捨てられたのか・・・・・・」
Q.なにしてんだー?
A.(テンションが)落ちてるー!

ええい、メンタル弱いな!
その大失態が招いた結果は・・・
 デュナメスが敵のビームサーベルに貫かれている――!
「ロックオン!」
ラッセ駆るGNアームズが参戦したおかげで国連軍は撤退するも、
デュナメスは損傷しロックオンも負傷。
ジンクス2機の撃墜と引き換えにするには割に合わない被害と言える。


『おれが寝てると気にするヤツがいる。いくら強がっていても、あいつは脆いかんな・・・・・・』
「・・・・・・悪かった・・・・・・」
「ミス・スメラギも言ってただろ。失敗ぐらいするさ。人間なんだからな」
右目の負傷も狙い撃ちスキルには影響無し



地上ではトリニティと「頂武」の戦いが続いておりました。
「ガンダムを倒すことで、世界がまとまっていく」
 スメラギの言葉に、一同は表情を失った。国連軍は狩る者に、ソレスタルビーイングは狩られる者にと、役割があてがわれている。人は共通の敵を見つけたときに結束を固めるものだ。そのことをアレルヤが悲観めいた声でもらした。
「やはり、ぼくたちは滅びゆくための存在・・・・・・」
そんな・・・
じゃあガンダムは生贄だったと・・・

「刹那、国連軍によるトリニティへの攻撃は、紛争だ。武力介入を行う必要がある」
「ソレスタルビーイングに沈黙は許されない。そうだろ、刹那?」
『ガンダムがなんのためにあるのか』――。
答えを出すため、刹那は地上へ向かう。



 ガンダムスローネアインのガンダムマイスター、ヨハン・トリニティは、表情にさほどの変化を浮かべていなかったものの、心の中では何十という苦虫を噛み潰していた。
徐々に追い詰められていくトリニティ。
やっていることはトレミー組だって事実上同じなんだけど・・・
兄2人はどうでもいいとして、だ。
ネーナしね!できるだけヒドイ目にあってしね!エロ同人みたいに!

そんなトリニティの下に現れたのは・・・
「よぅ、世界を敵に回して難儀してるってのはあんたらか?」
「アリー・アル・サーシェス。ご覧の通り、傭兵だ。スポンサーからあんたらをどうにかしてくれって頼まれてな」
やったねトリニティ!
世界で5指に入るであろうエースパイロット、サーシェスならどうにかしてくr

「ミハエル!」
ぐえー



 ヨハンが叫んだ。
「私たちは、世界を変えるために!」
『ご託はたくさんなんだよぉ!』
 二つの剣が交差した。
「そのために――」
『すべては人間の未来のため――!』
そんな決意も、圧倒的な力の前には何の役にも立たなかったのです・・・。


続けてサーシェスのスローネツヴァイはネーナのスローネドライを・・・
と、そこでエクシア参戦。ちっ。

刹那対サーシェス、第3ラウンド。
第1ラウンドは刹那(元気)がやや劣勢のところにデュナメスが参戦して中断。
第2ラウンドは刹那(疲労困憊)が敗北する寸前にスローネドライが参戦し略。

・・・操縦技術は明らかに上のサーシェスが「ガンダム」に搭乗。
刹那(悩み中)、やれるのか!?

「違う!」
「絶対に違う!」
「オレのガンダムは!」
「俺は!」「スペシャルで!」「2000回で!」を思い出させる


『――こいつで終わりだぁ!』
 スローネツヴァイが、GNバスターソードを横薙ぎに振るった。
模擬戦なんだよォ!!



同時刻、月。
「貴方が求めた統一世界も、その抑止力となるソレスタルビーイングも、この私が引き継がせてもらう。そうだ、世界を変えるのはこの私、アレハンドロ・コーナーだ!」
 これからは――私の時代だ!
うーわー。
『裏切り者』はアレハンドロだったなんてー。
そんなばかなー。

はい、次。

『人間は、未だ愚かで、戦いを好み、世界を破滅に導こうとしている・・・・・・だが私は、まだ人類を信じ、力を託してみようと思う』
 そして理想高き創設者は言った。
『――世界は・・・・・・人類は・・・・・・変わらなければならないのだから・・・・・・』

 横薙ぎに振ったGNバスターソードが空を切った。
ここはアニメのリンクの仕方が好きだったなぁ。
あれを文章で再現するのはちょっと無理がある。確実に読み辛い

「世界は」(ガィン)
「人類は」(ガィン)
「変わらなければならないのだから」(キュイィィィ)
・・・うん、無理だ。


『君たちが真の平和を勝ち取るため、戦争根絶のために戦い続けることを祈る。ソレスタルビーイングのためではなく・・・・・・ガンダムと共に・・・・・・』
かくしてオリジナルGNドライヴの切り札、『トランザム』こと界王拳のロックが解放。
そのスピードでサーシェスのツヴァイを圧倒、撃退に成功する。

新たな力を得た刹那。国連軍との戦いを切り抜け、ガンダムとなれるのか・・・!?
続きはお手元の角川スニーカー文庫をご確認下さい!



<この巻のエピソードにおけるアニメとの印象の違い>

↑↑ ピーリス
↑  ティエリア、ヨハン
―  その他
↓  
↓↓ アレハンドロ


クマー中佐にハゲドウ。乙女だと思いますッ!

文章化でヘタレっぷりがことごとく強調されたティエリア。
1周回ってイイネ!しておきたい。

ヨハンm9(^Д^)プギャーwwwwww感無かった。
考えてみれば気の毒よのぅ・・・弟と妹は弁護の余地無いけど。
弟の件は改変を心配していたけど、アニメ通りで安心デス

金ぴかさんはウザさ3割増し
でも声が無いのが1番寂しいキャラでもあったかな。
『世界を変えるのはこの私、アレハンドロ・コーナーだ!』(キリッ)



ファーストシーズンはこの巻で終了。
物語はセカンドシーズンへ続くのであります。

アニメより心理描写は細かい分、スピード感が失われた感じはする。
アニメでヒャッハーしてからの方が、あの時こいつはなるほどなーだと思う。

機動戦士ガンダム00 ②ガンダム鹵獲作戦 原作/矢立肇・富野由悠季 著/木村暢 2008年8月1日 角川書店

2015-08-13 08:57:40 | ガンダム00
全戦争行為への武力介入を続けるソレスタルビーイング。彼らを危険視するユニオン、AEU、人革連の3大陣営は手を結び、合同作戦を展開する。その目的はガンダム4機の鹵獲。自軍MSとガンダムとの大きな性能差を、圧倒的な物量によって押し潰す作戦の前に、刹那たちは徐々に追い詰められていく!! ついにガンダムエクシアが膝を屈したとき、刹那の前に現れた救いの天使、その正体とは――!?大人気アニメの完全小説化、急展開の第2弾!!
裏表紙より。
wktkが止まらない『急展開の第2弾』。




プロローグ

 木星の片隅で、小さな光が瞬く。
 誰にも知られないまま。
 計画は続く。
200年以上前のお話・・・気の長い『計画』だな。
数年後のオリンピックでてんやわんやな現実からはとても考えられない。



第1章

 ガンダムデュナメスのGNスナイパーライフルから、暗い宇宙を引き裂くように粒子ビームが発射される。
 それが、人類革新連盟軍の特務部隊〝頂武″と、機動兵器ガンダムを所有する私設武装組織ソレスタルビーイングとの戦闘開始の合図だった。
「対『頂武』」編。
『特務部隊〝頂武″』を率いるは、「ロシアの荒熊」セルゲイ・スミルノフ中佐。
(1巻の『肉ならくれてやる!』の人)



「優しいね・・・・・・」
「女性限定でな」
 ロックオンがにやりと目線を送った。それを見てフェルトの瞳も明るくなる。涙はもう止まっていた。
あっさり狙い撃ってんじゃねーよ!!
ばーかばーか!末永くお幸せにしやがれ・・・しやがれ!



(おかしい・・・・・・)
 スメラギの頭の中がめまぐるしく回転する。
 ――そう、そういうことだったの!
(人革連・・・・・・いいえ、セルゲイ・スミルノフの今回の作戦目的は、トレミーじゃない――)
 ――ガンダムの鹵獲・・・・・・!
な、なんだってー!?
アレルヤのキュリオス、ティアリアのヴァーチェに危機が迫る。



「なんという失態だ、敵に鹵獲されるなど!――万死に値するっ!」
『超兵1号』ソーマ・ピーリスとの接触で行動不能になったアレルヤのキュリオス。
そのキュリオスが載せられた輸送艦にGNバズーカを向けてこれ。
ヨーシャネーナ!

ピーリスに近寄られただけで頭痛を起こすアレルヤがシャーネーナ!ではある。



「これしきのことでっ・・・・・・!」
『まだ終わったわけじゃない』・・・・・・

「くっ・・・・・・それでもっ!」
『完全なGNキャノン封じだった』・・・・・・

「だとしてもっ!」
「GNフィールド、展開!」
 だがGNフィールドは展開できなかった。ヴァーチェの四肢に巻きついているワイヤーが、両腕と両脚に装備されているGN粒子の散布口を閉じさせているのだ。
「くっ、展開が!」
\(^o^)/

旧世代の機体(ピーリス機は最新型ではあるけれど)にやられ放題。
ヴァーチェの機体特性(大型ビームぶっぱ)の問題もあるけれど、
ティエリアはマイスターの中では1番その・・・操縦技術が劣るんj「破砕する!」

なお切り札発動でどうにか切り抜けた模様。
「お、おれは・・・・・・・・・・・・ぼくは・・・・・・・・・・・・わたしは・・・・・・・・・・・・」
 どうすればよいのか。
 それに応えてくれるものは、誰もいなかった。
おまけにメンタルも弱いなんてお話になr「破壊する!」



撤退する『頂武』のMS部隊に、覚醒したハレルヤ駆るキュリオスが襲いかかる。
『う・・・・・・ううっ・・・・・・ううううううああああああああっ!!」
ハレルヤ、あんた鬼や・・・。


「――ぼくは、人でなしだ・・・・・・!」
アレルヤもメンタル不安定・・・大丈夫かソレスタルビーイング。




第2章

「これはすべてあなたのミスが原因だ、スメラギ・李・ノリエガ」
「・・・・・・今後はヴェーダからの作戦指示を優先する。失礼」
激おこプンプン丸なティエリア。
ガンダムの性能のおかげでどうにか勝ったけど、戦術面では完敗だったしねぇ。


「あんなこと、みんなの前で言わなくてもいいのにね」
 クリスティナがちらりとティエリアの消えたドアの方を一瞥した。
 ロックオンが苦笑するように肩をすくめる。
「まあ、そう言うなよ。あれはあれで責任を感じてる。かわいいよな、生真面目で。八つ当たりなんかしちゃってさ」
ははは、かわいい奴だなーこいつー☆消滅させる!




 ――戦闘用に改造された人間にどんな未来がある? そんなこと自分がよくわかってるだろ? え、ソレスタルビーイングのガンダムマイスターさんよ?
「違う! ぼくがここに来たのは・・・・・・!」
 ――戦うことしかできないからだ。
「違う!」
 ――それがオレらの運命だ。
「違うっ!!」
 ――現実から目をそむけるな。
「ぼくはっ・・・・・・!」
「・・・・・・ぼくは・・・・・・」
 決めなければならない。変えなければいけない。過去と向き合わなければならない。
超兵との接触・戦闘を切っ掛けに、アレルヤは自らの過去との対決を決意。


 プトレマイオスにあるスメラギの私室にアレルヤは訪れていた。
 スメラギは部屋に備え付けられているデスクチェアに腰かけて、ウォッカの入ったグラスを傾けている。少しばかり頬が上気し、目元が艶かしく潤んでいた。
「どうしたの、アレルヤ? もしかしてキミも怒ってるの? そうね、散々な目にあわされたんだもの。ごめんあさいね、ダメな戦術予報士で」
責任を取れって言うんでしょう?エロ同人みたいに!



 ――殺さないでっ!!
 悲痛な叫び声だった。
 びくんっ、とトリガーから指が外れた。
「・・・・・・こ・・・・・・殺す必要が・・・・・・あるのか・・・・・・?」
 弱気な心が囁く。
 覚悟が、折れた。
この期に及んで・・・などと誰に言えましょうか。
いいや、そんなことは誰にも言えまいて・・・


「ぼくは・・・・・・ぼくはっ・・・・・・!」
 ――アレルヤァァァッ!!
「撃ちたくないんだぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!」
引用は正確に。
しかしここは「これ」じゃあ全然伝わらない。

「撃ちたくないんだぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!」

・・・まだ足りない。
これはノベライズの限界だなぁ・・・元の「映像」があるだけに。



「――そのうちわかるわ、きっとね」
【戦術】ガンダム00のスメラギ・李・ノリエガはアル中カワイイ【予報士】
・・・なんてスレはなかった。




第3章

 あのような痛い思いは・・・・・・ちょっとごめんだった。
 弱気な心が囁く。
 覚悟が、折れた。
くっそwww
名場面をセルフで台無しにすんなwwwwww




「AEUのエース、パトリック・コーラサワー、ただいま到着いたしました」
 しかしその身に浴びせられたのは、割れんばかりの拍手ではなく、強烈な鉄拳の一撃だった。
m9(^Д^)プギャーwwwwww

「カティ・マネキン大佐。モビルスーツ隊の作戦指揮官だ」
 と女性士官は言った。
バーローことマネキン大佐登場。


「遅刻して申し訳ありません、大佐殿」
 彼の頭の中からは、殴られた怒りなど、とうに消えている。
(・・・・・・惚れたぜ・・・・・・)
 パトリックは立ち直りも切り替えも早い男だった。
この日から大佐の苦難の日々は始まったのであります。




「わざわざ来てくれて嬉しいよ」
「あんな物騒なファイルを勝手に送っておいてよく言うわ」
「ファイルは返すわ。コピーも取ってないから安心して。・・・・・・ていうか、こんな情報を私に見せるなんて、あなた軍人失格よ」
軍事機密を部外者に漏らし、しかもその理由は「その相手の気を惹きたいから」て・・・
さらに「その相手」が、(知らなかったとはいえ)
作戦対象のソレスタルビーイング関係者」ときたもんだ。
純情なのはお好きにどうぞだけど、いくらなんでも迷惑すぎるぞカタギリ・・・
こいつこそ「万死に値するっ!」。


そして物語は「合同軍事演習」編へ。
連中の狙いはもちろん『ガンダムの鹵獲』。
「それでもやるのが、ソレスタルビーイングです」
それがソレスタルビーイング!


『アザディスタン王国第一皇女』マリナ・イスマイールの夜は遅い。
「・・・・・・だれ・・・・・・?」
 そこでマリナは目が醒めた。賊――!?
「・・・・・・せ、刹那・・・・・・刹那・F・セイエイ・・・・・・」
「・・・・・・マリナ・イスマイール・・・・・・」
「・・・・・・どうして・・・・・・」
死ぬかもしれない作戦を前に夜這いをかけたのね!エロ同人みたいに!

なお聞きたいことだけ聞いてさっさと帰った模様



「こりゃあ戦争だぜ! そりゃもう、とんでもねえ規模のなァ――!」
ピーリス、グラハム、コーラサワーと各陣営のエースに戦争屋サーシェスまで参戦。
この窮地をソレスタルビーイングは切り抜けることができるのか・・・?



第4章

「・・・・・・せ、戦闘開始から、十五時間・・・・・・」
うげぇー・・・
なんせ『八百三十二機のモビルスーツを投入』だもんな。
4機体832機て。ヨウシャネーナ!


 卑怯者と思わば思え!
 これだけの戦力・・・・・・いわば、キミのための舞台を調えたのだ。嫌とは言わせん。
 そして、キミの待つ舞台に真っ先に降り立つのはこの私、グラハム・エーカーであることを誓う。
 エスコートなどという言葉では生ぬるい。本番で行かせてもらうぞ。
 そうだ。
「抱きしめたいな、ガンダム!」
変態だー!!!!(゜◇゜;)

それぞれ力尽き、鹵獲されてしまうガンダム。
もはやこれまで・・・
『大丈夫してる? エクシアのパイロットくん』
誰だッ誰だッ誰だーーーッ
空の彼方に踊る影ー
あーかーいーりゅーうしの、ガンダムー




第5章

新たなガンダム・・・3機のガンダムスローネに助けられた面々。
宇宙に帰還し、トレミーにて詳しい話を聞く。
「初めて意見が合ったな」
「なにをだ?」
 と刹那が尋ねる。
「口にしなくてもわかる」
スローネのパイロット、トリニティ3兄妹。
次兄のミハエルと末娘のネーナはmjktさんの模様。
長兄のヨハンも『表面上は友好的』ながらトレミー組を見下しているのは明らか。

 刹那は確信する。
 敵ではないが味方でもない。目的を同じくするものかもしれないが、同志にも仲間にもなれない。
 俺たちは、スローネチームとは相容れない。
スローネチームの武力介入が始まると、この確信は正しいものだったと証明される。



(私の仮説どおり、ガンダムのエネルギー発声器官がトポロジカルディフェクトを利用しているなら、すべての辻褄が合う。ガンダムの機体数が少ない理由も、二百年以上もの時間を必要としたことも・・・・・・)
グラハムが隊長を務める『オーバーフラッグ隊の技術主任』で
『あらゆる工業分野に通じた才人』レイフ・エイフマン教授。
カタギリ、そしてスメラギの恩師でもある。
その優秀な頭脳でソレスタルビーイングの謎に迫るも、
スローネチームの手によって滞在していた基地もろとも消滅する。


「堪忍袋の緒が切れた。許さんぞ、ガンダム!」
グラハム・ムカ着火ファイヤー・エーカー出撃!

チームプレイでミハエルのスローネツヴァイを追い詰めたかと思いきや・・・
『た、隊長・・・・・・』
「ハワード!」
『隊長・・・・・・フラッグは・・・・・・』
ああっ!?

「・・・・・・プロフェッサー・・・・・・ハワード・・・・・・。私の顔に何度泥を塗れば気が済むのだ・・・・・・ガンダム・・・・・・!」
真グラハムはじまた。




「お別れのチューしれ」
沙慈爆発まだー?


 笑顔で人の波に混じっていく彼女を見送っていた。
 これ以降、彼女の晴れやかな笑顔を、二度と見られなくなるとも知らずに。
お、いよいよ爆発かー沙慈
こんな時代に無茶しやがってフフフ・・・。





第6章

「奴らの武力介入は、これで七度目・・・・・・」
 ロックオンは手にしていた携帯端末を閉じた。
「あれこれ構わず軍の基地ばかりを攻撃、しかも殲滅するまで叩いてやがる。・・・・・・アレルヤの台詞じゃないが、世界中の悪意の声が聞こえるようだぜ」
やりたい放題のスローネチーム。
「ガンダム」への世間の非難の声は高まるばかり。

(・・・・・・あれが、ガンダムのすることなのか・・・・・・)
 刹那の心の中にある懐疑の念が、ずっと、より濃く、色味を増していった。
そして決定的な事件が起こるのであります・・・


「――みんな、死んじゃえばいいよ」
( ゜д゜)

( ゜д゜ )



スローネと戦った後、他の基地に身を寄せたグラハムたち。
「無理をするな」
 グラハムがスパナを拾い上げる。
「・・・・・・そうもいかないよ。きみに譲れないものがあるように、ぼくにも譲れないものはある・・・・・・」
『全治三ヵ月』の怪我を押して、恩師が残したグラハム機の整備をするカタギリ。
・・・熱いじゃあないか。


そのとき鳴り響くサイレン。
今度は民間の軍需工場に新型の3機が・・・!
「単独出撃なんて無茶だよ」
「そんな道理、私の無理でこじあける!」
グラハム・カム着火インフェルノォォォオオオウ・エーカー出撃!
・・・コレはないよ。


「今日の私は!」
 グラハムはプラズマイオンジェットの出力ペダルを踏み込んだ。
「阿修羅すら凌駕する存在だ!」
真グラハム、見事にスローネアインの右腕をぶった斬る。
ヨハンざまぁwwwwww



「・・・・・・ル、ルイス・・・・・・そんな・・・・・・」
「・・・・・・ごめんね、沙慈・・・・・・ごめんね・・・・・・ううっ、あああ・・・・・・あああああ・・・・・・!」
ルイス・・・(´;ω;`)ブワッ

ネーナしね!できるだけヒドイ目にあってしね!エロ同人みたいに!



読者の感情がインフェルノウしたところで、スローネチームに突撃したのは・・・
「三機のガンダムスローネを紛争幇助対象と断定し、武力介入を開始する」
 GNソードをライフルモードからソードモードに切り替え、展開した実体剣を振り上げて三機のガンダムスローネに斬りかかっていった。

「エクシア、目標を駆逐する――!」
刹那ktkr!
いけ!いけ!僕らのガンダムエクシア!!
メインストーリーはここまで。


エピローグ

 世界は変革を促された。
 ガンダムマイスターの知らないところで、ソレスタルビーイングの知らない場所で、世界中の人々の気づかぬところで。
 世界は、変革への蠢動をはじめたのである。
ゴゴゴゴゴ・・・・・・な感じで2巻終了。



確かに『急展開』だわー・・・
アニメで毎週見てた時はこんなに駆け足感あったっけなー。

<この巻のエピソードにおけるアニメとの印象の違い>

↑↑ アレルヤ、ハレルヤ、スメラギ
↑  グラハム、セルゲイ、ピーリス
―  その他
↓  ティエリア、リヒテンダール、クリスティナ
↓↓ ネーナ


正直ネーナはもっと↓にしても足りないくらい。
文章になったことで、やらかしたことの外道さが強調されたように思う。
ネーナしね!できるだけヒドイ目にあってしね!エロ同人みたいに!




①ソレスタルビーイング←→③フォーリンエンジェルス

機動戦士ガンダム00 ①ソレスタルビーイング 原作/矢立肇・富野由悠季 著/木村暢 2008年4月1日 角川書店

2015-07-27 04:49:52 | ガンダム00
西暦2307年――人類は枯渇した化石燃料に代わる新たなエネルギー‣太陽光発電システムを手に入れたものの、その恩恵をめぐって各国は未だ終わりなき争いを続けていた。そんな世界に「武力による戦争の根絶」を掲げる私設武装組織が現れた! あらゆる現行モビルスーツを凌駕する4機の〝ガンダム"を所有する彼らの名はソレスタルビーイング――いま、ガンダムによる全戦争行為への武力介入が始まる!! 大人気アニメを完全小説化!
裏表紙より。
俺が・・・俺たちが、おっ・・・ガンダムだ!!

時間無いからストーリーの詳細は無しで。


「模擬戦なんだよォ!!」
衝撃というより笑劇の展開
機体の性能差が戦力の決定的な差だっただけです。



「まさかな、よもやキミに出会えようとは。乙女座の私にはセンチメンタリズムな運命を感じずにはいられない。それとも、光の粒子を出していなかったから見つけられたのか!?――おそらくは後者だ!」
うるせぇよwww



「肉ならくれてやる!」
おっさんが強い作品はたいてい良い作品。



 ――地球に国境はない。
 でも‣‣‣‣‣‣と、沙慈は思う。
 悪意はあると。
 その悪意で人は悲しむと。
実際300年後に「みんな仲良し☆」とはならないだろうなぁ。



「ガンダムマイスターは独りじゃないっ!」
キュリオス!!!!!!!!!
「武力介入できない」人のセンスに嫉妬。



 ルイスは耐え切れなくなって、むぅっと唇を曲げて言った。
『‣‣‣‣‣‣教えない‣‣‣‣‣‣』
わかってて言わせようとする沙慈は間違いなくサドい。
いっそサド・クロスロードに改名すれば!?
いやその前に破砕してくれるわ!!!



「いまがどういう状況か、わかってるんですか?」
見開きにするのはどうかと思う( ゜∀゜)o彡゜



「‣‣‣‣‣‣俺は‣‣‣‣‣‣ガンダムになれない‣‣‣‣‣‣」
これだけ見るとネタだけど、シリアスなシーンです。



 そうだ。
 今度こそ‣‣‣‣‣‣。
 今度こそ、ガンダムに‣‣‣‣‣‣。
 俺がガンダムとなるために‣‣‣‣‣‣!
これだけ見るとネタだけど、シリアスなシーンです。(2回目)


アニメより刹那の心理描写が細かい。
あとグラハムのウザさが微増。
コーラサワーはじめ他のキャラの本格的な活躍は2巻以降に期待。
基本シリアスだけどところどころ脱力するガンダム。


解説
黒田洋介〔スタジオオルフェ〕


 ‣‣‣‣‣‣なんか、解説になってないですね、すみません☆(ネーナばりのVサインで)
うぜぇwww


②ガンダム鹵獲作戦