今日は春休みの最後 惰眠をむさぼりましたよ~^^;
だから 風が強かったという以外 お天気は 分かりません。
この春休みは本当によく本を読みました。
一日1冊ペースだったなあ。(漫画以外に・・・^~^)
さて 獣木野生の「PALM 35」 蜘蛛の紋様Ⅵを読みました。
蜘蛛の紋様はこれで完結のようです。
PALMは1983年から WINGSに連載されている漫画です。
ほんとうに長い付き合いとなっています。
お嫁入り?の時 一緒に連れてきた数少ない漫画の一つです。^^
PALMは 巨大マフィアの跡取り ジェームス・ブライアン(本名 マイケル・ネガット)と
ずっと出逢いが約束されていた 不思議な関係のアンドルー・ グラスゴー(アンディ)
アンディの叔父でジェームスの上司となる カーター・オーガスらを
軸にした 壮大な物語である。
ジェームズは 実母を出生時に失っている。
マフィアの幹部の叔父を養父として育つ。
子供の頃 叔父に恨みを持つ一派に誘拐されたときに
実質的な家族だった家政婦一家の 母と弟を殺されている。
その後も マフィアの中で 壮絶な人生を送ってきた。
ある日 マフィアから逃げるためにわざと警察に捕まり
彼を狙っているマフィアが死ぬまで 刑務所で過ごす。
本人は 徹底した平和主義者で博愛主義者だが 優秀すぎる頭脳と誰も逆らえない存在感から
周囲にはなかなか理解してもらえず
いつになっても その名前が いつも火の粉として 降りかかってくる。
アンディは 幼いころ 溺愛していた母が毒蛇により亡くなった。
以来 飼っていたライオンのジェイクとだけ 折り合って生きていた。
そんなアンディを心配した父は 亡くなる前
「ジェイクはいずれ死ぬ。
ロスのカーターのところに行って 誰でもいいから人間の友達を作れ!」
と 言い残す。
ジェイクと父の死後 カーターのところに行ったアンディは
そこで ずっと以前からお互い夢で出逢っていたジェームズと出逢う。
カーターは 実の母から 複雑な事情で憎まれて育つ。
妹が生まれ やっと親子として再出発できそうになったとき 両親を事故で失う。
その直後 養父だった伯父も 飛行機事故で失う。
その他にも大切な人を次々と失っているために
自分の大切な人間は 死んでしまうという恐怖に耐えきれない。
よって人と近い関係を築くことができなくなってしまっている。
そのために 唯一 愛しすぎているジャネットとの関係も きちんと構築できないでいる。
そんなカーターとジェームズが出逢い そこへアンディがやってきて 一緒に暮らすようになる。
もう二度と自分の大切な家族を誰にも傷つけさせないと誓っているジェームズ。
強引に二人を家族だと認識するジェームズは
人との関係をうまく築けなくなったカーターとアンディを 変えていく。
3人が出逢うまでの物語(正確には カーターとジェームズが出逢うまで)が
この蜘蛛の紋様である。
これまでにも語られてきたカーターとジェームズの過去が さらに詳しく語られている。
前に 映画「ガープの世界」に大変感動したというお話をしましたが
PALMの底に流れるのは 「ガープの世界」の根底に流れていたものと似ています。
作者も 「ガープの世界」についてホームページで述べておられるようなので
多分 世界観が似ているのはそのせいかなと思います。
ストーリーは全く違いますが。
理不尽に訪れる死 でも残されたものは生きていかなくてはならない。
繰り返される暴力 被害者は傷つけられた上に泣いて暮らすしかないのか。
登場人物は 主要キャラクターはもちろんのこと
ジェームズを趣味で殺そうとする殺人鬼(サロニー)まで含めて かなり魅力的で個性的です。
シリーズが終わると キャストのエンディングロールが流れ
まるで 良質の映画を見ているよう。
個人的には ジェームズにキャンキャン吠えるスピッツ扱いされている アンジェラが好きです。
彼女は とても賢くて 誰にでも(自分にすら)均等に不機嫌で厳しいカーターのいとこです。
アンジェラみたいに生きられたら 人生楽しいだろうなあ・・・
物語は 今後最終章に入るらしく ファンとしては 終わりが見えてきたことで
本当に さびしく思っています。
『愛ではなく』で 途中 環境会議の内容についていけず ファンを辞めようかとも思いましたが
あきらめずについてきて良かったと思える 最終章が 始まることを祈っています。
長いシリーズなのでどこから読むのがおすすめかというと それはもちろん1巻からですが
無理と言う方は 『あるはずのない海』『星の歴史』などからがよいかも。
お勧めです。
いがぐりおをクリックしていただけると嬉しいです。いつもありがとうございます。^^/
だから 風が強かったという以外 お天気は 分かりません。
この春休みは本当によく本を読みました。
一日1冊ペースだったなあ。(漫画以外に・・・^~^)
さて 獣木野生の「PALM 35」 蜘蛛の紋様Ⅵを読みました。
蜘蛛の紋様はこれで完結のようです。
PALMは1983年から WINGSに連載されている漫画です。
ほんとうに長い付き合いとなっています。
お嫁入り?の時 一緒に連れてきた数少ない漫画の一つです。^^
PALMは 巨大マフィアの跡取り ジェームス・ブライアン(本名 マイケル・ネガット)と
ずっと出逢いが約束されていた 不思議な関係のアンドルー・ グラスゴー(アンディ)
アンディの叔父でジェームスの上司となる カーター・オーガスらを
軸にした 壮大な物語である。
ジェームズは 実母を出生時に失っている。
マフィアの幹部の叔父を養父として育つ。
子供の頃 叔父に恨みを持つ一派に誘拐されたときに
実質的な家族だった家政婦一家の 母と弟を殺されている。
その後も マフィアの中で 壮絶な人生を送ってきた。
ある日 マフィアから逃げるためにわざと警察に捕まり
彼を狙っているマフィアが死ぬまで 刑務所で過ごす。
本人は 徹底した平和主義者で博愛主義者だが 優秀すぎる頭脳と誰も逆らえない存在感から
周囲にはなかなか理解してもらえず
いつになっても その名前が いつも火の粉として 降りかかってくる。
アンディは 幼いころ 溺愛していた母が毒蛇により亡くなった。
以来 飼っていたライオンのジェイクとだけ 折り合って生きていた。
そんなアンディを心配した父は 亡くなる前
「ジェイクはいずれ死ぬ。
ロスのカーターのところに行って 誰でもいいから人間の友達を作れ!」
と 言い残す。
ジェイクと父の死後 カーターのところに行ったアンディは
そこで ずっと以前からお互い夢で出逢っていたジェームズと出逢う。
カーターは 実の母から 複雑な事情で憎まれて育つ。
妹が生まれ やっと親子として再出発できそうになったとき 両親を事故で失う。
その直後 養父だった伯父も 飛行機事故で失う。
その他にも大切な人を次々と失っているために
自分の大切な人間は 死んでしまうという恐怖に耐えきれない。
よって人と近い関係を築くことができなくなってしまっている。
そのために 唯一 愛しすぎているジャネットとの関係も きちんと構築できないでいる。
そんなカーターとジェームズが出逢い そこへアンディがやってきて 一緒に暮らすようになる。
もう二度と自分の大切な家族を誰にも傷つけさせないと誓っているジェームズ。
強引に二人を家族だと認識するジェームズは
人との関係をうまく築けなくなったカーターとアンディを 変えていく。
3人が出逢うまでの物語(正確には カーターとジェームズが出逢うまで)が
この蜘蛛の紋様である。
これまでにも語られてきたカーターとジェームズの過去が さらに詳しく語られている。
前に 映画「ガープの世界」に大変感動したというお話をしましたが
PALMの底に流れるのは 「ガープの世界」の根底に流れていたものと似ています。
作者も 「ガープの世界」についてホームページで述べておられるようなので
多分 世界観が似ているのはそのせいかなと思います。
ストーリーは全く違いますが。
理不尽に訪れる死 でも残されたものは生きていかなくてはならない。
繰り返される暴力 被害者は傷つけられた上に泣いて暮らすしかないのか。
登場人物は 主要キャラクターはもちろんのこと
ジェームズを趣味で殺そうとする殺人鬼(サロニー)まで含めて かなり魅力的で個性的です。
シリーズが終わると キャストのエンディングロールが流れ
まるで 良質の映画を見ているよう。
個人的には ジェームズにキャンキャン吠えるスピッツ扱いされている アンジェラが好きです。
彼女は とても賢くて 誰にでも(自分にすら)均等に不機嫌で厳しいカーターのいとこです。
アンジェラみたいに生きられたら 人生楽しいだろうなあ・・・
物語は 今後最終章に入るらしく ファンとしては 終わりが見えてきたことで
本当に さびしく思っています。
『愛ではなく』で 途中 環境会議の内容についていけず ファンを辞めようかとも思いましたが
あきらめずについてきて良かったと思える 最終章が 始まることを祈っています。
長いシリーズなのでどこから読むのがおすすめかというと それはもちろん1巻からですが
無理と言う方は 『あるはずのない海』『星の歴史』などからがよいかも。
お勧めです。

いがぐりおをクリックしていただけると嬉しいです。いつもありがとうございます。^^/
