今日は いい加減春らしい服を着ていこうと思ったら
意外と学校は寒かったです。
上着を持って行ってよかった。TT
さて 宮下奈都の「よろこびの歌」を読みました。
実は 初『宮下奈都』です。
若いころは ノンジャンルで いろんな本を手当たりしだい読みまくっていました。
一人の作家さんが気に入ると その作家さんの本をなんでもかんでも読みました。
でも いつの間にか 好きな作家さんの本にしか手を伸ばさない傾向が強くなりました。
図書室に来てくれる若者相手にこれでは駄目だと 自分に言い聞かせて
最近は 文学の分野だけですが 新しい作家さんに挑戦するようにしています。
というわけで 今回は宮下奈都。
御木元玲は有名なバイオリニストを母にもつ。
本人も声楽を志して音大の付属高校を受験するが失敗。
私立の女子高に通うことになる。
友人との間に壁を作り無為に日々を過ごしていた玲は
ある日 合唱コンクールの指揮者に推薦される。
歌を選ぶ際に思わず 受験の時歌った歌をリストに入れてしまったら 級友はよりによってもその歌を選んでしまう。
好きな歌の分野ということで 日ごろの冷静さや突き放した態度とはうらはらに
練習に熱が入ってしまう玲。
しかし そんな彼女に級友たちのほとんどは ついてこなかった。
そんな状態のまま 合唱コンクールはやってきて・・・・
主人公の御木元玲の話から始まって 次々と話のバトンが級友たちに渡される。
そして それぞれの立場から語られる数々の出来事。
読んでいて なんとなく若かりし日のことを思い出した。
普段はそうでもないのに 自分の得意分野になると いきなり熱を入れる子っていたいた。
周りはその子のテンションについていけず しらーーっとした空気になってしまったりして。
・・・で 学校という閉鎖社会特有の孤立。
若いころって 自分以外の人に それぞれに事情があるとか想像しにくいんですよね。
少なくとも自分は今よりそうでした。
皆 自分と一緒と思っている。
でも 実際は 家庭の数だけ 個人の数だけ 事情がある。
かといって なかなかそんな事情を友人に話したりはしない。
それを少しでも配慮できるようになったのは いつごろからだったかな。
自分が理解しにくいタイプの人を見つけた時
「こういう人もいるね」って その人を尊重できるようになったのはいつごろだったか。
近しく付き合えば ぶつかって傷つけあうことになる。
けれども ぶつかりもしなければ 相手に近づくことはできない。
なんだか そんな若いころを思い出して 胸がキュンとしました。
大人はもちろんですが 友人関係に悩む中高生にも読んでいただきたい。
お勧めです。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
本文の中で 御木元玲を崇拝する原千夏が 協力しない友人に言う。
「こ、声を合わせるってことは こっ、こっ、こっ、こころを合わせるってことだから-------」
若い彼女たちが 最初はまったく合わせらない声を それぞれに悩みながら 合わせていく。
そして やがて こころもひとつになっていく様は みていて清々しい。
ぜひ ご一読を!![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_en2.gif)
ところでいがぐりおは今何歳? クリックお願いします。いつもありがとうございます。^^/
意外と学校は寒かったです。
上着を持って行ってよかった。TT
さて 宮下奈都の「よろこびの歌」を読みました。
![]() | よろこびの歌 |
宮下 奈都 | |
実業之日本社 |
実は 初『宮下奈都』です。
若いころは ノンジャンルで いろんな本を手当たりしだい読みまくっていました。
一人の作家さんが気に入ると その作家さんの本をなんでもかんでも読みました。
でも いつの間にか 好きな作家さんの本にしか手を伸ばさない傾向が強くなりました。
図書室に来てくれる若者相手にこれでは駄目だと 自分に言い聞かせて
最近は 文学の分野だけですが 新しい作家さんに挑戦するようにしています。
というわけで 今回は宮下奈都。
御木元玲は有名なバイオリニストを母にもつ。
本人も声楽を志して音大の付属高校を受験するが失敗。
私立の女子高に通うことになる。
友人との間に壁を作り無為に日々を過ごしていた玲は
ある日 合唱コンクールの指揮者に推薦される。
歌を選ぶ際に思わず 受験の時歌った歌をリストに入れてしまったら 級友はよりによってもその歌を選んでしまう。
好きな歌の分野ということで 日ごろの冷静さや突き放した態度とはうらはらに
練習に熱が入ってしまう玲。
しかし そんな彼女に級友たちのほとんどは ついてこなかった。
そんな状態のまま 合唱コンクールはやってきて・・・・
主人公の御木元玲の話から始まって 次々と話のバトンが級友たちに渡される。
そして それぞれの立場から語られる数々の出来事。
読んでいて なんとなく若かりし日のことを思い出した。
普段はそうでもないのに 自分の得意分野になると いきなり熱を入れる子っていたいた。
周りはその子のテンションについていけず しらーーっとした空気になってしまったりして。
・・・で 学校という閉鎖社会特有の孤立。
若いころって 自分以外の人に それぞれに事情があるとか想像しにくいんですよね。
少なくとも自分は今よりそうでした。
皆 自分と一緒と思っている。
でも 実際は 家庭の数だけ 個人の数だけ 事情がある。
かといって なかなかそんな事情を友人に話したりはしない。
それを少しでも配慮できるようになったのは いつごろからだったかな。
自分が理解しにくいタイプの人を見つけた時
「こういう人もいるね」って その人を尊重できるようになったのはいつごろだったか。
近しく付き合えば ぶつかって傷つけあうことになる。
けれども ぶつかりもしなければ 相手に近づくことはできない。
なんだか そんな若いころを思い出して 胸がキュンとしました。
大人はもちろんですが 友人関係に悩む中高生にも読んでいただきたい。
お勧めです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
本文の中で 御木元玲を崇拝する原千夏が 協力しない友人に言う。
「こ、声を合わせるってことは こっ、こっ、こっ、こころを合わせるってことだから-------」
若い彼女たちが 最初はまったく合わせらない声を それぞれに悩みながら 合わせていく。
そして やがて こころもひとつになっていく様は みていて清々しい。
ぜひ ご一読を!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_en2.gif)
ところでいがぐりおは今何歳? クリックお願いします。いつもありがとうございます。^^/
![人気ブログランキングへ](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/bf/8bacf14cbfea758fa1edf82c77369e9e.png)