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パンティー泥棒の唄

2015-11-04 21:30:23 | 音楽と社会
  パンティー泥棒 自転車で走る
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  パンティー泥棒 自転車で走る
                        ――モーモールルギャバン,‘パンティー泥棒の唄’


 前回に引き続き、今回も音楽ネタでいきたい。
 前回はレイジというかなりゴリゴリのところをいったので、今回はもう少し気軽なところを扱おう……ということで、モーモールルギャバンである。ズバリ、「パンティー泥棒の唄」。これを記事のタイトルにするのは正直やや躊躇もあったのだが、音楽ネタで書くときはいつも歌のタイトルをそのまま記事タイトルにしてきたので、今回もそれを踏襲する。
 この曲は、そのタイトルが示すとおりパンティー泥棒を題材にしている。歌詞は、次のような感じだ。


  君のブラジャーは嫌い でも君のパンティは好き
  俺はパンティーが好き 君もそうだろう
 
  逃げるパンティーに 追うおいら
  おいらはパンティー界のルパン
  次元も五右衛門も必要ない
  俺は一匹狼

  黒はいやだ 白が好きだ 水色もピンクも好きだ
  ベージュはいやだ 青が好きだ 赤も黄色も好きだ


 ――で、高木復興大臣である。
 数日前、このお騒がせ大臣に新たな疑惑が浮上した。2011年から13年にかけて、選挙区内の住民の香典などを少なくとも17万円ほど支出していたというのである。公職選挙法では選挙区内の住民に対する慶弔費の支出を禁じていて、資金管理団体から香典を出したとすると、これに抵触する可能性がある。報道によれば、高木大臣側も支出の事実を認めているという。
 パンティー泥棒疑惑に続いてこの新たな疑惑発覚でもはや辞任は不可避という見方も出ているそうだが、しかしそれにしてもこの疑惑のしみったれ具合はどうだろう。パンティー泥棒と香典である。べつに大きい悪事をやればいいという話ではないが、この悪のしょぼさにも、いまの自民党の底知れぬ劣化ぶりが見てとれる。このような人たちの集団が権力をふりかざしているのだから、いまの日本は危険で仕方がないのである。