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アカバナ・7~神明谷戸

 神明谷戸の湿地に生育している「アカバナ(赤花)」。アカバナ科アカバナ属の多年草で秋に淡紅色の花を咲かせる。果実は棒状になり先端が裂けて種髪の付いた種子が風に飛ばされていく。写真は種子がほとんど飛ばされて最後の種子が飛び立とうとしている。
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クサボタン・5~雄株

 奥高尾“一丁平北巻き道”で見られる「クサボタン(草牡丹)」。キンポウゲ科センニンソウ属の落葉低木で雌雄異株。写真は雄株で花後は花柄だけが残りその先には果実は出来ていない。昨年は開花を確認しただけだが、今秋には雄花と雌花を比較してみたい。
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ナギイカダ・5~種子

 キジカクシ科(←ナギイカダ科・ユリ科)ナギイカダ属の「ナギイカダ(梛筏)」。果実は直径1センチほどの液果で、指で潰すと中には柔らかい果肉と直径5ミリの種子が2個あった。ナギイカダは雌雄異株なので、ここで雌花が見られそうだ。
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ニセアカシア・5~顔つき

 マメ科ハリエンジュ属の「ニセアカシア(贋あかしあ)」。北アメリカ原産の落葉高木で初夏に香りの良い花を咲かせるが、その枝にはトゲがある。葉痕はいつも面白い顔を見せてくれ、今回は目がつり上がったキツネ顔に見えたが、良く見るとその下に眠そうな垂れ目の顔が見えた。
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ハチク・2~雄蕊

 120年に一度開花するという「ハチク(淡竹)」。正直なところイネ科植物はこれまであまり勉強していなかったが、せっかくなので花が見られる間に色々観察しておこう。写真は雄蕊の葯で長さは5~6ミリ。初めは淡緑色で次第に淡黄色になっていく。
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ツルウメモドキ・8~下柚木

 下柚木の八王子消防署由木分署付近の野道で見つけた「ツルウメモドキ(蔓梅擬)」。ニシキギ科ツルウメモドキ属のつる性落葉木本で、毎年何ヶ所かで見ているが、刈られるよう場所に生育することが多くいつの間にか無くなっていることが多い。ここでは初めて見たので記録として撮っておいた。
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コシオガマ・5~果実

 堀之内寺沢里山公園外周に生育している「コシオガマ(小塩竃)」。ハマウツボ科(←ゴマノハグサ科)コシオガマ属の一年草で、日当たりの良い草地に生える半寄生植物。果実は長さ1センチほどの卵形で熟すと2つに裂ける。種子は長さ1ミリほどで表面に皺がある。写真では種子が宙に浮いているように見えるがこれはクモの糸のマジック。
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ノササゲ・8~松木日向緑地

 松木日向緑地でフェンスに絡んでいた「ノササゲ(野大角豆)」。マメ科ノササゲ属のつる性多年草で、今冬は神明谷戸や堀之内地区の野道で見ていたが、我が家から徒歩数分のところでも見つけたので撮っておいた。
 ちなみに松木日向緑地は東京都立大学南大沢キャンパスが多摩丘陵地を開発して作られた際に、南側に拡がる約13haの緑地を残したもの。武蔵野の面影を今に伝える貴重な樹林帯で約800種類の植物やほ乳類、鳥類、昆虫などが生息しており、大学の教育研究フィールドとして活用されているほか、地域の憩いの場として提供されている。
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ハチク・1~開花

 中山地区の雑木林で見つけた“竹の花”。節上の隆起線が2本あるのでモウソウチクとは異なり、やや小振りなのでマダケではなく、節から枝が2本出る特徴からこれは「ハチク(淡竹)」だろう。イネ科マダケ属で北海道から九州まで全国的に見られる。ハチクの開花周期は120年に一度と考えられており、直近では1908年頃に日本全国で“一斉開花”したという記録が残っている。その後2010年代から各地で開花報告が聞かれ始めこれから開花のピークを迎えるのかも知れない。
 タケは種類によって数十年~百年に一度、一斉に花を咲かせた後、枯れる珍しい生態(一回繁殖性)で、これは昔から不吉の前兆などと言われている。今日、首都圏一都三県では再び緊急事態宣言が発出され、今のコロナ禍と結びつけたくなるがそれは迷信。スティービー・ワンダーも『理解できないものを信じていたら痛い目にあう』と警告している。120年周期であれば一生の間に見られない人もいるわけで、ここで偶然見つけたのは非常にラッキーだったと考えよう。

『SUPERSTITION(迷信)』
作詞・作曲・歌・Stevie Wonder 1972年
(JASRAC許諾期間終了のため歌詞省略)
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コナラ・6~紅葉

 富士見台公園で綺麗な色付きを見せていた「コナラ(小楢)」。ブナ科コナラ属の落葉高木でこの界隈では多く見られる。かつて武蔵野の里山では雑木林に植えられ、薪炭として利用されていた。
 さて“林”と“森”の違いは、面積や樹の本数などの基準があるわけではないが、大規模なものが“森”であり、小規模なものが“林”と理解していた。先日のテレビのクイズ番組では、人の手が加えられているものはどんなに広くても“林”であり、人が全く手を付けていないものが“森”とのことだった。例えば樹が多く生えている山を遠くから眺めてみるとスギの植林が明確にわかることがあるが、これは“森”ではなく“林”ということになる。雑木林も里山に住む人が常に手を入れて整備していた。
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