沖縄県民の度重なる願いと国民の声を無視して辺野古埋め立て予定地への土砂投入が強行された翌日、15日が今年最後の定例デモでした。
2004年からの辺野古の海上抗議行動に参加するなかで自分たちの町にある米軍基地キャンプ座間の問題に気づいた女性たちが、キャンプ正門前のバスストップに座り込みを始めたのが私たちの会の始まりです。それから沖縄の闘いに教えられ励まされながら続いてきました。全国各地にそんな仲間たちがたくさんいます。今回全国それぞれの町で声を上げたみんなと、沖縄の人々とも連帯しながら18人で歩きました。
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申 し 入 れ 書
在日米陸軍司令官・米陸軍第一軍団前方司令部司令官 ビエット・ルオン少将様
陸上総隊司令部日米共同部長 野村 悟様
座間駐屯地司令 尼子 将之様
今年の申し入れ行動も今日で最後になりましたが相変わらず嫌な世相です。かつての日本のように戦争に向かっていった閉塞感が包み込んでいます。
外国人に厳しく軍事費に甘い日本社会
安倍政権は日本国内における労働力不足と称して「外国人労働者受け入れ制度」を言い出しました。現在起きている外国人教育実習生を最低賃金以下の奴隷として扱っているのを放置したままでの暴挙です。日本の労働者にすら賃金をまともに払って来なかった事はお忘れですか。
もう30年も前から日本の入管制度が他の先進国に比べて極悪なのは知られていました。日本政府が採ったのは一部の不法入国外国人を騒ぎ立てて「悪い人達がいるから気を付けろ」というキャンペーンでした。日本の支配体制では外国人に対する人権侵害を行いました。指紋押捺の強制や選挙権を与えない等、日本国憲法14条「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。以下略」に謳われている法の下での平等という理念に反しています。戦後日本は戦争をしていないという解釈もありますがどれだけの人が平等では無い扱いをされてきたのでしょう。少なくとも最低賃金という労働者の最低ラインすら守らないような奴隷制度は止めるべきです。30年前の話をしましたが当時はまだ経済的には世界第二位の地位がありました。今はその面影すらありません。冷戦が終わっても国民の生活を顧みる事無く戦争の道にひた走る米国に追随してきたツケが回っているのです。それなのに防衛費だけは馬鹿の一つ覚えのように右肩上がり。医療費や教育費を削り労働者の賃金まで削っているのに軍事費だけは聖域のように守られています。国民を舐めているとしか思えません。最後には戦争と言うのが為政者のサプライズなら断固拒否したい。
学歴で牛耳る社会
戦争に行くのは学歴の無い貧乏人という図式は日本に限った事ではありません。米国でも高校には「リクルート」と称して大学に行くための奨学金を餌に軍隊への勧誘を薦めています。米兵の構成比率に貧富の格差が如実に表れています。日本では政治家などは東大法卒が多く学閥による利益分配が安倍政権になってからあからさまになりました。東京医科大学の女子や浪人生への一律減点など「自己責任論」が大好きな日本政府の根幹すら揺るがす様な不正が噴出しました。順天堂大学の医学部では「女子の方がコミュニケーション能力が高いから減点」と不可解な減点が物議をかもしました。ハッキリ言いましょう。公平とか公正なんて日本の社会では幻想なんだと。日本の社会で落ちこぼれたら最後は兵隊になるしかないという選択肢にして為政者は社会保障を全て打ち切って悠々と戦争へ貧乏人を駆りだすと。今は一部の弱者が不利益をこうむっているだけですが戦争への道を進んでいけば最後は国民全員が巻き込まれます。その時に一部の特権階級は戦争の最前線には行かずに私腹を肥やす。日本の社会では今まで誰も戦争責任を取って来なかった。また悲惨な戦禍をこうむるのは御免です。不正した奴はきちんと獄に入れるべきです。そいつらの尻拭いのために何故私達が他国の人と戦争をしなければならないのか。嫌な気持ちで申し入れをしなければならないというのは今年で終わりにしたいと毎年思う。戦争策動は本当にやめて下さい。
2018年12月15日 バスストップから基地ストップの会とデモ参加者一同
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2004年からの辺野古の海上抗議行動に参加するなかで自分たちの町にある米軍基地キャンプ座間の問題に気づいた女性たちが、キャンプ正門前のバスストップに座り込みを始めたのが私たちの会の始まりです。それから沖縄の闘いに教えられ励まされながら続いてきました。全国各地にそんな仲間たちがたくさんいます。今回全国それぞれの町で声を上げたみんなと、沖縄の人々とも連帯しながら18人で歩きました。
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申 し 入 れ 書
在日米陸軍司令官・米陸軍第一軍団前方司令部司令官 ビエット・ルオン少将様
陸上総隊司令部日米共同部長 野村 悟様
座間駐屯地司令 尼子 将之様
今年の申し入れ行動も今日で最後になりましたが相変わらず嫌な世相です。かつての日本のように戦争に向かっていった閉塞感が包み込んでいます。
外国人に厳しく軍事費に甘い日本社会
安倍政権は日本国内における労働力不足と称して「外国人労働者受け入れ制度」を言い出しました。現在起きている外国人教育実習生を最低賃金以下の奴隷として扱っているのを放置したままでの暴挙です。日本の労働者にすら賃金をまともに払って来なかった事はお忘れですか。
もう30年も前から日本の入管制度が他の先進国に比べて極悪なのは知られていました。日本政府が採ったのは一部の不法入国外国人を騒ぎ立てて「悪い人達がいるから気を付けろ」というキャンペーンでした。日本の支配体制では外国人に対する人権侵害を行いました。指紋押捺の強制や選挙権を与えない等、日本国憲法14条「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。以下略」に謳われている法の下での平等という理念に反しています。戦後日本は戦争をしていないという解釈もありますがどれだけの人が平等では無い扱いをされてきたのでしょう。少なくとも最低賃金という労働者の最低ラインすら守らないような奴隷制度は止めるべきです。30年前の話をしましたが当時はまだ経済的には世界第二位の地位がありました。今はその面影すらありません。冷戦が終わっても国民の生活を顧みる事無く戦争の道にひた走る米国に追随してきたツケが回っているのです。それなのに防衛費だけは馬鹿の一つ覚えのように右肩上がり。医療費や教育費を削り労働者の賃金まで削っているのに軍事費だけは聖域のように守られています。国民を舐めているとしか思えません。最後には戦争と言うのが為政者のサプライズなら断固拒否したい。
学歴で牛耳る社会
戦争に行くのは学歴の無い貧乏人という図式は日本に限った事ではありません。米国でも高校には「リクルート」と称して大学に行くための奨学金を餌に軍隊への勧誘を薦めています。米兵の構成比率に貧富の格差が如実に表れています。日本では政治家などは東大法卒が多く学閥による利益分配が安倍政権になってからあからさまになりました。東京医科大学の女子や浪人生への一律減点など「自己責任論」が大好きな日本政府の根幹すら揺るがす様な不正が噴出しました。順天堂大学の医学部では「女子の方がコミュニケーション能力が高いから減点」と不可解な減点が物議をかもしました。ハッキリ言いましょう。公平とか公正なんて日本の社会では幻想なんだと。日本の社会で落ちこぼれたら最後は兵隊になるしかないという選択肢にして為政者は社会保障を全て打ち切って悠々と戦争へ貧乏人を駆りだすと。今は一部の弱者が不利益をこうむっているだけですが戦争への道を進んでいけば最後は国民全員が巻き込まれます。その時に一部の特権階級は戦争の最前線には行かずに私腹を肥やす。日本の社会では今まで誰も戦争責任を取って来なかった。また悲惨な戦禍をこうむるのは御免です。不正した奴はきちんと獄に入れるべきです。そいつらの尻拭いのために何故私達が他国の人と戦争をしなければならないのか。嫌な気持ちで申し入れをしなければならないというのは今年で終わりにしたいと毎年思う。戦争策動は本当にやめて下さい。
2018年12月15日 バスストップから基地ストップの会とデモ参加者一同
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