バスストップから基地ストップの会  

2015年6月以前の記事は http://www.geocities.jp/stopfromstop/ へ。

2024年11月 定例申し入れ行動

2024-11-21 | 日記
 
               申 入 書
 
 
 在日米陸軍司令官・米陸軍第一軍団司令部司令官  デイブ・ウォーマック少将 様
 陸上総隊司令部日米共同部長           弥頭 親善 様
 座間駐屯地指令・第四施設群長          橋口 尚徳 様
 
 10月23日から11月1日まで、「キーン・ソード(鋭い剣)25」日米共同統合演習が実施された。
自衛隊33000人、米軍12000人、合わせて45000人の兵士が動員され、300機の軍用機、40隻の軍船が使われ、オーストラリア軍、カナダ軍も参加し、オランダ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、NATO、韓国、フィリピンがオブザーバー参加するという、大、大、大規模なものである。オーストラリア軍、カナダ軍に至っては、厚木基地演習に参加するものであり、琉球弧、石垣、宮古では地対艦ミサイル訓練、日米共同対艦訓練、与那国ではオスプレイ飛行訓練を行う。
 
 また、32の民間空港・港湾を使い、一般道路、公園、公民館なども使用。町会も動員した。神奈川では、相模補給廠、座間基地、厚木基地周辺町会の回覧板にての仮想敵国中国を想定した大軍事訓練だ。しかし、中国が日本を侵略してくる根拠は全くなく、逆に日米の経済的行き詰まりを戦争で打破せんとする日米による侵略戦争の訓練に他ならない。
  
 自衛隊の皆さん、ダマされてはいけない! 中国からの侵略の抑止力、対処力の強化というのはウソ、大ウソだ。世界を見てごらん! アメリカはイスラエルを使って、パレスチナへの侵略虐殺のやりたい放題だ。武器、金をふんだんにイスラエルに支援しているのだ。今やパレスチナから、イランはじめ、中東イスラム諸国へと拡大している。一方ロシアはウクライナへの侵略を止めない。アメリカはそれに乗じてウクライナへの武器、金の支援を止めない。戦争で儲けようとしている。
 
 自衛隊員のみなさん、無駄死にしてはいけない。捨て駒になってはいけない。権力者は私たち庶民の命を屁とも思っていない。今こそ、武器を捨て災害救助隊として再生しよう!
 米軍は沖縄・琉球弧から、日本から撤退しろ!
 
 又、キーン・ソード訓練中の10月27日、沖縄与那国自衛隊基地で、オスプレイが「地面と接触」という墜落事故を起こした。テレビのニュースで見ていたら、オスプレイが左右に大きく揺れて、制御不能。あのようなことが街なかに落ちたらと思うとぞっとする。多数の死傷者がでただろう。さいわい、オスプレイに乗り込んでいた日米隊員16名は無事だった。この事故でオスプレイ17機が飛行停止となったが、これだけでは不十分だ。
 
 キーン・ソード日米共同統合演習をやめろ!
 軍事訓練=人殺し訓練は止めろ!
 原子力空母ジョージ・ワシントンも来るな!
 
 
              2024年11月16日
              バスストップから基地ストップの会と申し入れ行動参加者
 
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2024年10月定例申し入れ行動

2024-10-31 | 日記

 

               申し入れ書

 

在日米陸軍司令官・米陸軍第一軍団司令部司令官   ディブ・ウオーマック少将 様

陸上総隊 日米共同部長              弥頭 親善 様

座間駐屯地指令兼第4施設部長           橋口 尚徳 様

 

 米空母ジョージワシントン・母港化抗議!原子力空母の配備撤回を求める全国集会が、10月4日横須賀ウ”ェルニー公園で行われました。800名の参加で心を一つにした集会アピールを紹介します。

 『米海軍が横須賀基地に、空母ミッドウェーを配備したのは、1973年10月、当時政府から数年程度に限るといわれた”横須賀の空母の母港”は50年を超えてしまいました。2008年からは、最も危険な原子力空母となり、ロナルド・レーガンから今年は再び、ジョージ・ワシントンに交代されます。米国外で、唯一の横須賀空母母港は永続化され、巨大軍港として、世界各地の戦争での出撃基地となっています。今回原子力空母がジョージ・ワシントンに交代されることで、新たに米海軍のオスプレイが岩国に配備され、最新鋭ステルス戦闘機もやってきます。今年8月には海老名の田んぼに米軍ヘリが不時着しました。オスプレイは2016年沖縄県名護沖で墜落。昨年11月には屋久島沖で墜落。事故後、飛行停止の措置が取られ、今年3月に解除されたばかりです。このようなものが、大挙して空母と共にやってきます。憲法に基づいて、専守防衛に徹し、軍事大国にはならないとした、戦後日本の防衛政策が、根底から大きく揺らいでいます。この現状を何としても打開しなければなりません。欠陥機オスプレイの低空飛行と訓練反対、日米地位協定の不条理などに、不屈に対峙する沖縄の戦いとも共闘し、全国的に発展させなければなりません。ここで負ける訳にはいきません。改めて、米原子力空母の母港撤回、安保関連法の廃止、敵基地攻撃力などの、自衛隊強化反対を確認し、戦争のできる国づくりを阻止し、平和憲法を守るため断固、全力を挙げて闘っていきましょう』

  このアピールの6日後、米軍ヘリが、茅ケ崎の海岸に不時着しました。予防着陸といえ、一歩間違えば、重大事故につながります。

 爆音解消を求めてきた第五次厚木基地爆音訴訟は、11月20日に横浜地裁で判決が出されようとしています。”黙っていたら100年先も基地の町”をスローガンにしている私たちは、黙っていません。世界は見ています。被曝の実相を訴え続けてきた被団協がノーベル平和賞を授与しました。世界唯一の戦争被爆国である日本こそ、核廃絶のリーダーになるべきです。非核三原則を約束した日本に、原子力空母は違反です。ジョージ・ワシントンが準備不足のため交代が遅れている今こそ、声を大にして、原子力空母母港化に強く抗議します!!戦争の準備ではなく、平和の準備が大事です。

 

      2024年10月19日

      バスストップから基地ストップの会と申し入れ行動参加者

 

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2024年9月定例申し入れ行動

2024-10-30 | 日記

 

 バスストップから基地ストップの会、定例申し入れ行動。参加者8名。
 9月下旬とは思えない蒸し暑さ。派閥も政治資金パーティーを巡る裏金事件も、統一教会との組織的な許しがたい一体化も、一切の責任も反省もない自民党の総裁選候補の言葉をただ垂れ流すテレビ。
 今回の申し入れ書を書くにあたり、この、加害被害の多くの人々の死、私たちの想像をはるかに超えたアジア・太平洋戦争の真実に、少しでも近づく努力を通して、戦争をなんとしても、止めるために行動しなければと思った。アメリカ合衆国は、大統領選の真っ只中だ。ウクライナの戦禍、パレスチナ市民のジェノサイド、そして自衛隊との一体化を進めるアメリカ。それでも、アメリカファーストと叫ぶ。アメリカはワーストだ。
 
 
 
 申し入れ書
 
在日米陸軍司令官・米陸軍第一軍団司令部司令官 デイブ・ウオーマック少将様
陸上総隊 日米共同部長            弥頭 親善 様
座間駐屯地司令兼第4施設群長         橋口 尚徳 様
 
   裏面の写真(申し入れ書の下にある写真)をじっくり見ていただきたい。これはある雑誌の中の「戦下の記憶」という1ページに載った写真です。(「」の部分は雑誌からの一部引用です)
「加害被害を含め、多くの人々に凄惨な体験を強いたアジア・太平洋戦争下にも、今に連なる普通の人々の暮らしがあった。埋もれゆくその記憶、痕跡を追う」とあります。  
 
 「召集令状1枚で戦場へ駆り出され、飢えや病の果てに斃れた日本兵が骸骨の姿で帰還し、『あの戦争は何だったのか』と問いかける。鉄で細部まで造形したこの像を作った武田美通(よしとう)さんは、1935年に北海道小樽市で生まれ、軍国少年として育った。自宅が駐屯地に近く、戦時中、兵士を泊めることもあったが、優しかった彼らは戦場から還ってこなかった。なぜ彼らは侵略に加担させられ、なぜ命を落としたのか。・・・中略。毎日、鉄を打ち、飢餓地獄をさまよう敗残兵や銃口をを咥えて(くわえて)自決しようとする兵士、集団自決直前の母子、原爆の閃光に焼かれる少年、沖縄戦の犠牲者などを作り続けた。」
 
   今年の8月15日、参拝の人でごった返す靖国神社でハンストを行う具志堅隆松さんと時間を共にした。具志堅さんは沖縄戦の戦没者の遺骨を40年以上にわたって収集し続けこれまでにおよそ400柱を探し出した。その姿を自身が沖縄の戦没者遺族である若い奥間監督が『骨を掘る男』と言う映画に記録した。草木に覆われたガマの奥を堀り、拾い集めた断片から、その人の最後に想いを馳せ、死者と対話し、弔う。沖縄本島には今も3000柱近くの遺骨が眠っているとされる。沖縄の人々、旧日本軍兵士、米軍兵士、朝鮮半島や台湾出身の人たち。この人たちの骨を含んだ土砂が辺野古新基地のための埋め立て工事に使われようとしていることは決して許されることではない。
 
   昨年12月24日16歳未満の少女が米軍嘉手納基地の米兵により性暴力を振るわれた事件は、当日警察に通報され3月に起訴されたにもかかわらず、日本の政府によって意図的に隠蔽され、半年後の6月25日に県知事と県民に知らされた。遅らせた理由は、プライバシー保護と言うが、被害者は放置されてケア機関にもつなげられず、米兵は保釈されていた。この隠蔽で5月下旬にはさらなる米兵による性犯罪事件が起こっている。根本にある日米地位協定による日本政府の隷属的態度が、自国の民を守らず米軍犯罪者を守るという結果になっている。9月に海老名市の田んぼに不時着した米軍ヘリも、きちんと説明されていない。
 
 私たちは、自衛隊法改正による今年度中の自衛隊統合作戦司令部が創設されることやサイバー戦争法に反対します。日本の平和憲法には、数え切れない戦争犠牲者たちの、絶対に二度と戦争を繰り返してはならないという想いがこめられているのだから。
 
2024年9月21日     バスストップから基地ストップの会と申し入れ行動参加者
 
 
 
 
 
 
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2024年8月定例申し入れ行動

2024-10-05 | 日記
 
 
 
申入書
 
在日米陸軍司令官・米陸軍第一軍団司令部司令官 デイブ・ウオーマック少将 様                       
陸上総隊 日米共同部長            弥頭 親善 様 
座間駐屯地司令兼第4施設群長         橋口 尚徳 様
 
 アジア太平洋戦争が、日本の敗戦で終わってから79年の歳月が流れました。日本人の犠牲者は310万人、そのうち軍人・軍属の死者230万人、広島・長崎への原爆投下、東京大空襲をはじめ各地への空襲等で亡くなった人々、日本の「委任統治領」であったサイパン島や、中国東北地方に日本の「関東軍」が打ち立てた傀儡国家「満州国」で亡くなった人々を合わせると民間人の死者は約80万人になります。
 広島の原爆投下の犠牲者は、この一年間に亡くなった人死亡が確認された人5079人が加えられ、34万4306人となりました。長崎も3200人が加えられ19万8785人となりました。
 長崎の原爆式典に対し、イスラエルを招待しなかったことを理由に、日本以外のG7の大使がそろって欠席しました。まことに残念なことです。8月に入ってからもガザ地区に対するイスラエル軍の攻撃は続いており、8月15日、ガザ保健当局は、死者は40,005人になったと発表しました。アメリカをはじめとするG7各国は、イスラエルに対する軍事援助、経済援助を停止して、停戦を迫るべきです。
 米国は昨年10月以来、イスラエルに155ミリ榴弾砲の砲弾と信管などを供与し、米海軍は2年に一度開催される「環太平洋合同軍事演習リムパック」(6月27日~8月1日)に、今年はイスラエルを招待しました。さらに、8月に入りイスラエルーーイランの緊張が激化すると、原子力空母リンカーンを派遣しました。軍事援助・軍事介入よりも、ガザ地区の停戦を実現するために全力をつくすべきでしょう。
 1944年6月から7月にかけて日米両軍が激突したサイパン島では、日本軍の戦死者は25000名、在留日本人8000人から10000人が犠牲になりました。手榴弾を抱えて崖の上から次々に飛び降りる光景は、まさに悲劇というしかありません。背景には「生きて虜囚の辱めを受けず」とした「戦陣訓」(1941年東条英機陸軍大臣示達)がありました。「琉球新報」は7月7日付の「社説」で、「次に米軍が侵攻するのは沖縄だと判断した政府は、南西諸島の老幼婦女子10万人(九州8万人、台湾2万人)の緊急閣議で決定し、沖縄県知事に命令した」と指摘しています。8月22日には疎開学童ら1661人が乗った対馬丸が米潜水艦ボーフィン号の雷撃を受けて沈没、ほとんどの乗客が犠牲となりました。
 戦後79年を経て、岸田内閣は沖縄・琉球弧から住民を避難させる計画を練りつつあります。外交と対話で中国との緊張を解消することは可能なのに、どうしてそんな無理な計画が進むのでしょうか。
 陸軍士官学校の卒業生(55期)である藤原彰さんは、華北に派遣され歩兵部隊の指揮を執りました。戦後、歴史学者となることを決意し、『歴史家の体験した戦場-中国戦線従軍記』を出版、さらに2001年には『餓死(うえじに)した英霊たち』を出版、中国戦線での体験を踏まえて、アジア太平洋戦争で戦没した日本軍兵士のほとんどが、食糧の欠乏と補給の途絶から来る栄養失調が引き起こした戦病死であることを明らかにしました。自衛官のみなさん、中国軍との衝突が現実となる場合、みなさんもそうした事態に直面する可能性があります。米軍の遠征前進基地作戦(EABO)に追随することは危険です。
 「外交による解決を」、そう声をあげようではありませんか。 
 
2024年8月17日 
  バスストップから基地ストップの会と申入れ行動参加者
 
 
 
 
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2024年7月定例申し入れ行動

2024-07-24 | 日記
 暑い夏、戦いの炎に追い立てられて逃げ惑う人々の姿がゼロになる日はいつ来るのでしょうか? それでもいつかはゼロになることをめざして、私たちは戦争の悲惨さ・理不尽さを訴え続けます。
 申入書の最後にあるパレスチナからの声を、ぜひお聞きください。
 
 
申し入れ書
 
在日米陸軍司令官・米陸軍第一軍団司令部司令官 デイブ・ウオーマック少将 様
陸上総隊 日米共同部長            弥頭 親善 様
座間駐屯地司令兼第四施設群長         橋口 尚徳 様
 
私たちは、座間市、相模原市とその周辺に住む市民です。私たちは、基地強化と戦争に反対して,2005年11月末より毎週水曜日にキャンプ座間正門前での座り込み、2006年4月から毎月第3土曜日にはデモと申し入れを行い,コロナウイルスの感染拡大の影響で、2020年4月にデモを中止し、5月から申し入れ書のみ届ける行動を続けています。
2022年2月に始まったロシアのウクライナ侵攻は,今も戦闘は続き,ウクライナの市民,街そしてロシアの市民に多くの被害は出ています。今もなお,ヨーロッパやアメリカはウクライナに武器の供与を続けています。2023年10月からのイスラエルのパレスチナ攻撃は今も続き,多くの犠牲者が出て,街が破壊されています。その歴史は,はるか以前から続いています。
沖縄では,6月に名護市の安和桟橋で、辺野古に土砂を運ぼうとしているトラックによって痛ましい事故が起こりました。それでも,地元の反対を押し切り,国は8月1日より大浦湾に土砂を投入しようとしています。また,昨年12月に起きた米兵による少女誘拐暴行事件の初公判が開かれ,被告は,犯意を否認しているとのこと。同年5月の米海兵隊による性暴力事件も公表されていなかったことが明るみに出ました。戦争しなければ,軍隊も基地も必要なく,これらの事故や事件は起こらないのです。このようなことは2度と繰り返されてはならないのです。
日本政府は,日本を取り巻く国からの戦争の危険性を口実に,アメリカから武器を購入し,南西諸島の自衛隊基地を配備し強化しています。横須賀では、ミサイル・トマホークの配備予定。横浜米軍基地ノースドックでは小型揚陸艇部隊の運用が始まりました。日本は,第二次大戦を通じて,武力では平和を作れないことを知っているはずです。ロシアもウクライナも,イスラエルもハマスも,一日も早く停戦し,これ以上,市民に被害を出さないことが大切だと思います。
一人一人の命こそが大切だと思います。戦争や武力、武器では、生命や平和を守ることはできません。新基地を建設したり、軍備を拡充したりするのではなく、共に生きるにはどうしたらよいかを考え、実現していくべきだと思います。平和を作り出すにはどうすればよいか一緒に考えましょう。私たちは、この街を、少しでも平和な街に近づけて、次の世代に渡したいと願っています。いつか、基地のない街になることを願います。世界中の人々が、互いの個性、違い、歴史を認め合い、尊重しあい、共に安心して暮らすことのできる平和が実現することを強く望みます。私たちは、これからも、あきらめることなく、基地強化に反対していきます。米軍再編に反対していきます。キャンプ座間を市民に返してください。基地のない平和な町を、私たちは望んでいます。最後にパレスチナの詩人の詩の一部を引用します。
 
<おなまえ かいて>(ゼイナ・アッザーム作)
あしに おなまえかいて, ママ  くろいゆせいの マーカーペンで 
ぬれても にじまず ねつでも とけない インクでね
あしに おなまえかいて,ママ すうじはぜったい かかないで
うまれたひや じゅうしょなんて いい あたしはばんごうになりたくない
あたしは かずじゃない おなまえがあるの
あしに おなまえかいて,ママ ばくだんが うちに おちてきて
たてものがくずれて からだじゅう ほねがくだけても
あたしたちのこと あしがしょうげんしてくれる にげばなんて どこにもなかったって
 
2024年7月20日  
           バスストップから基地ストップの会と申し入れ行動参加者
 
 
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