Run, BLOG, Run

http://d.hatena.ne.jp/bluescat/

新着記事一覧に載らない ... && 実験くん

2004年09月17日 18時03分40秒 | goo ブログ / blog
なぜだろう ..........................................................................................

NG なことば、含まれているかしら ...

すみません ...

ただの愚痴です。

(後ほど削除します)



---
[追記] 2004.9.18 16:00

ええと、削除された記事に trackback を返したら、どうなるのかしら ... の、テストです。



---
[追記] 2004.9.18 16:10

ええと、削除された記事には、trackback が送れない、みたいです!


以上。

コメント (3)
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ブルースを、通い合わせて / Same Old Blues

2004年09月17日 18時00分50秒 | Hey, DJ !
 音楽は、ときに、不思議な力を放つことがある ... って、まえにも書いたことがあるような気がするけれど。



 まっすぐ家に、帰りたくない夜。 というのは、どんな人にもあるものなのだろうか?

 なんとなく、家にいたくない夜。 寄り道して帰りたい夜。 誰かに会いたい夜。

 ううん、わからないけれど。

 「あのバー」 には、そんな人たちが、ほの暗い灯かりに誘われるように、やって来てしまうのだろうか?





 ああ。 そう。 わたしは、DJ ( ... なんてね)。 昼間、仕事をしながら、趣味で DJ などというものをやっている。

 「あの店」 に集まってくる人のこころの渇きを癒すのが、「お酒」 や 「会話」、だとするなら、わたしの役目は、それらの効果を高める音楽をかけること。

 もともとはロックが好きなのだが、ブルース、ゴスペルにドゥーワップ、ソウルに R&B, オールディーズなんかもかけちゃうし、ボサノヴァやレゲエ、スカにダブ、ファンクや AOR,八十年代ポップスからニュー・ウェイヴまで。 ときには、Eminem や Avril Lavigne をかけちゃうこともある。

 ロック以外は、広く浅く ... という感じで、われながら節操がないな、と思ってしまうけれど。 お客さんが喜んでくれるのが、うれしいのだ。

 レイヴ・パーティーで、がんがん曲をかけまくって、フロア中を踊らせてしまう ... そんな世界には、ほどとおい、わたしの DJ ライフ。 けれど、これでいいのだ。 わたしは、主役でなくていい。 わたしは、ただのひき立て役で、いいのだ。





 ほぼ毎日のように飲みに来ているお客さんがいる。 ケイさんと呼んでおこうか。

 近所に住んでいる三十二歳の男の人。 お酒はそれほど強くなくて、ただ、話をするのが好きなようだ。 あるいは、店主の人柄ゆえにであろうか。 店主に惚れこんで、お店に足繁く顔を出さずにはいられなくなったのかもしれない。

 店員さんでもないのに、すっかり、お店のムード・メイカーとなっている。 ムード・メイカーというのは、和製英語なのかしら。 よき雰囲気づくり人、とでも言えばいい? とにかく、もはや、お店になくてはならない人だ。





 ある晩のこと。

 わたしが曲をかけるときは、直接リクエストしてくる人はほとんどいない。 たいてい、いつも、空気の流れや雰囲気をみて、その場その場で曲をかけていくことになっている。

 女性のお客さんが多いときは、なんとなく、ポップスやボサノヴァなどのやわらかめのものをかけたりするし、渋めの男性がいるときは、ブルースをかけたりする。 あるいは、お客さんの話し声に耳を澄ませて、「David Bowie が好きだ」 なんて言っているのが聞こえてきたら、さりげなく ‘Space Oddity’ なんかをかけたりして。

 けれど、その晩は、めずらしく、ケイさんがリクエストしてきた。 ‘Same Old Blues’ というブルースのスタンダード曲を。 なんとなく、聴きたい気分なのだと言う。 どうしたのだろう、と、一瞬、ケイさんの細い顔にそっと目をやった。 とてもやせている人なのだけど、いつもよりも、さらにやつれているような気がした。

 とりあえず。 じゃあ、あとで、ころあいを見てかけるわね、なんて言って、他の曲をかけながら、‘Same Old Blues’ はいろいろな人がカヴァーしているので、だれのものをかけようかな、なんて考えていた。

 そのうち、若い女性のお客さんが、お店の戸をカランと開けて、ひとりでやって来た。 どうやら、はじめての人のようだった。

 若い女性がひとりで来ることなんて、あまりないお店なので、ちょっと気になってしまった。

 どんな音楽が好きなのかしら。 近所の人かしら。 ああ、あんなカウンターのはしっこなんかにポツンと座っちゃって、そんなんじゃ、もろ 「わけありの女」 ぽいじゃない、だれか、席を変わってあげなよ ... なんてことを勝手に考えたりして ... 。

 その女性は、だれに話しかけるわけでもなく、バーボンをちびりちびりと飲んでいた。

 わたしは、その女性が、とてもきれいで、落ち着いた雰囲気のする人なので、なんとなく、Bryan Ferry とか Peter Gabriel などの、オトナの女うけしそうな(?)ものを選曲していた。

 いまどきの R&B とかのほうがいいのかしら。 それとも、ジャズとかのほうがいいのかしら。 などと考えていたら。 その女性が、わたしのほうへ、そろりとやって来て、

 「すみません、‘Same Old Blues’ っていう曲、ありますか?」 と訊ねてこられた。

 まあ、なんという偶然。 ‘Same Old Blues’ を聴きたがっている人が、もうひとりあらわれるとは!

 「ええ。 何枚か持って来ています。 ご希望のアーティストってありますか?」 驚きを抑えつつ、わたしは、訊ねかえした。

 「希望のアーティスト? エリック・クラプトンしか知らないんですが」 女性がこたえた。

 「スタンダード曲なので、いろいろな人が歌ってるんですよ。 フレディ・キングという人のものがいちばん有名かもしれません」

 「そうなんですか。 エリック・クラプトンは、兄が好きなので、家に CD があって、よく聴いていたんです。 ‘Same Old Blues’ が入っているアルバムなんですけど。 大好きなんです」

 「じゃあ、それ、あとでかけますね」

 わたしがそうこたえると、その女性は、とてもうれしそうに、じぶんの席に戻っていった。

 そうして、それまでかけていた曲が終わったあとに、ちょっとタメてから、満を持しての、‘Same Old Blues’ を。

 女性のお客さんも満足そう。 ケイさんは、ちょっと意外な顔。 ほかのお客さんはうっとりと聴き惚れていた。

 音楽ひとつで、空気が変わる、そんな瞬間。

 ‘Same Old Blues’ が終わってから、ケイさんが、つと寄って来て、「いまの、だれ?」 と訊いてきた。 わたしは、「エリック・クラプトン」 とこたえ、なぜ Clapton さんを選んだのか、いきさつを説明した。 ケイさんは、へえ~、と言って、例の女性に、話かけはじめた。

 ケイさんが聞き出したところによると、その女性 ―― ミキさんという ―― は、わけあって、さいきん引っ越してきたばかりらしく、まだこの地域に友だちがいないのだという。 また、引っ込み思案のため、なかなか知り合いも作れないのだとか。 その夜は、お酒を飲むのと、音楽を聴くのが好きなので、思いきって、一人でやってきた、と。

 「へえ~、それにしても、クラプトンが好きってのが意外だなあ。 おれ、クラプトンの ‘Same Old Blues’ は知らなかったよ。 でも、なかなかいいね」

 ミキさんは、照れながらも、うれしそうに、笑っていた。 「でも、わたしは、ほかのヴァージョンを知らないんです。 さっき、DJ さんが、ナントカさんのがいちばん有名だって ... 」

 「ああ、フレディ・キングかな。 フレディ・キングのもいいですよ、おすすめします」

 そのうち、ミキさんは、ほかのお客さんとも話をしはじめて、結局、閉店までいらっしゃっていて。 帰るころには、すっかり意気投合した様子だった。

 ああ、良かった良かった、なんて思っていたのだけど。





 その日を境に、ケイさんがぷっつりとお店に来なくなった。

 ミキさんは、はじめてやって来た日以来、三、四日にいっぺん、やって来ていた。 話し相手ができて、楽しそうに飲んでいたけれど、ケイさんがいないのが、やはり気がかりのようだった。

 さいしょは、風邪でもひいたのかしら、くらいに思っていたのだけど、二週間近くあらわれないので、さすがにわたしも心配になってきた。

 店主に訊ねてみると、なんと、なにか持病がとつぜん悪化して、入院しているのだという。

 なんてことだ。 ぜんぜん知らなかった。

 とりあえず、心配しているミキさんに入院している旨を教えてあげた。 ミキさんも、すっかりおどろいて、「どうしよう? お見舞いに行かきゃ?」 なんて言って。

 「そうねえ、いろいろお世話になっているから、お見舞いくらい行かなくちゃね」

 「わたしは、一回しか会ったことがないんですけど、あのとき、ケイさんに話しかけてもらえて、とってもうれしかったんです。 おかげでとてもたのしい夜を過ごせました。 こうして、このお店にまた来るようになったのは、ケイさんのおかげなんです」

 「それと、‘Same Old Blues’ ね」 わたしは、すかさず言ってみた。

 ミキさんは、あっと言って、笑った。 「たしかに、そうですね。 兄が、エリック・クラプトンが好きなおかげですね」





 その数日後、わたしは、ミキさんといっしょに、ケイさんのお見舞いに行った。

 病室に入って、すっかりやつれはてたケイさんを見て、はっと胸が締め付けられた。 ミキさんも、こころなしか、うっすらと目がうるんでいるように見えた。

 でも、あえて、わたしたちからは、なんの病気なのか、とか、病状のことは訊かなかった。

 気を紛らわせるように、それぞれ手土産を渡しだす。 わたしは、とりあえず本を、と思って、詩集を。 ディラン・トマスという人のもの。

 ミキさんは、CD だった。 Eric Clapton ! ケイさんとミキさんがはじめて会ったとき、わたしがかけた ‘Same Old Blues’ が収録されているアルバムだった!

 ケイさんは、力なくも、うれしそうに、笑ってそれを受けとった。

 ミキさんたら、粋なプレゼントね、なんて思っていたら。

 ケイさんが、ベッドの脇の棚の、一番下を開けてくれ、と言い出した。

 ミキさんは、そのことばに従って、棚の戸を開けた。

 「そのなかに CD があるでしょ」

 「はい」

 「それ、出して」

 言われるまま、ミキさんは CD を取り出した。

 見ると、Freddy King の CD だった。

 ケイさんは、

 「それ、ミキちゃんにあげようと思って、店で会った次の日に買ったんだよね。 ‘Same Old Blues’ が入ってるから。 で、そのまま店に持って行こうと思ってたら、急に身体がおかしくなりやがって。 でも渡しに行かなきゃ、店に行かなきゃって思って、CD をかかえたまま ... 、気がついたら、ここに運ばれた」

 そう言って、照れくさそうにわらった。

 ‘Same Old Blues’ ! ―― ひとつの曲をめぐって、こころを通い合わせたふたりの、すてきな偶然、のようなものを、目の当たりにしたできごとであった。





 ... でも。 どう考えても、わたし、おじゃまむしだったわ、ね。





 BGM:
 Eric Clapton ‘When You Got a Good Friend’

 (先ごろ発売された、Robert Johnson のカヴァーアルバムより)




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聖域 / 小さな願い

2004年09月16日 16時48分14秒 | 想在
 昨日の記事で、「じぶんの見守(まも)るべき場所」 というものについて、書いてみた。

 じぶんにとっての、神聖なる場所は、じぶんで見守(まも)らなくては、と。

 さらに、少し考えたのだけど。

 女性の場合、なによりも、まず、まもらなければならないもの、というものがあるのではないか。 なんて思っていたりして。

 それは、「じぶん自身」。 ということなのだけれど。

 いや、男性だって、じぶんをまもらなくてはいけないのだろうけれども。 身体的弱者として、女は、とくに注意深く、じぶんでじぶんの身をまもらなくてはいけないのじゃないか。 なんて思っていて。

 痴漢、スリ、ストーカー、強盗、いやがらせ、いたずら、強姦、etc ... 。

 女性は、つね日ごろ、いろんな危機にさらされている? ―― 自意識過剰かしら。

 どうしても、避けられないこともあるけれど、じぶんの気持ちのひきしめ方ひとつで、被害に遭わずに済むこともあるのかもしれない。

 いざ、というときのために、じぶんで、じぶんの身を、注意深く、見守っていなくては ... 。







 ところで。

 私の付き合っている人が、先週末も、いつものようにわが家に泊まりに来ていた。

 ふたりで、ふがふがと眠りこけていたのだが。

 彼が、変な夢を見ていたらしく、なにかむにゃむにゃ言っていたので、私は、うすぼんやりとした意識のなかで、どうしたのかな? と考えていた。

 そうしたら、彼がいきなり、「なにすんだよ!」 みたいなことを言って、がばっと起きたので、びっくりしてふりかえってみた。

 そうしたら。 彼が、まだ夢から醒めきっていないらしく、うつろな、それでいて、燃えるような目つきで私を凝視していた。 まるで、親の敵でも見るみたいな表情をしていたので、私のなかで、なにかが弾け飛んで、瞬時にこわくなった。 私は、彼の腕をつかんで、ゆさぶりながら、

 「どうしたの?! しっかりして! だいじょうぶ?!」 と、何度も何度も、彼に呼びかけた。

 私の尋常でないおびえように、彼のほうがびっくりしたらしく、はっとして、逆に、「どうしたの?」 なんて、言われてしまった。

 どうやら、変な夢を見ていたらしく、がばっと起きたあとも、まだ夢をひきずっていて、それで、怖い顔をしていただけだったようなのだが、私は、とっさに、「いけない!」 なんて思ってしまって、あわてふためいてしまったのだ。 そう、彼に、「殺される」 かも知れない、なんて思って。

 彼が、そんなこと、するわけない、というのはわかっているのだけれど。

 怖い顔で見つめられると、われ知らず、戦慄が走り、じぶんのなかの恐怖を押さえつけることができない、それもこれも、数年前に体験したできごとのせい、かもしれない。



 その当時付き合っていた人に、別れを告げたときのこと。

 そのときの彼は、まさかのできごとで、気が動転したらしく、泣きながら、私に、「殺してくれ!」 と言った。 一人になったら、生きている意味がない、というのだ。 私が、おびえて、なにも言えずにいたら、「じゃあ、おれがおまえを殺す!」 と。

 もちろん、口でそう言っているだけで、ほんとうにそんなことをするような人ではない。 そんなこと百も承知なのに。 決して、力でかなうことのできない相手から受けた恐怖心が、私のこころにふかく根ざしてしまったのか、そのできごと以来、いろんなことにおびえるようになってしまった。

 男の人の、叫び声、怒鳴り声。 瞬間的に、あのときのことが思い出されて、「コロサレル」 と思ってしまう。 ときには、小学生が叫んでいても、女性が叫んでいても、街中で、酔っぱらった人がいきおい叫んでいても。

 道を歩いていて、後ろから誰かが走ってくると、そのまま背中をぶすりと刺されるのではないか、と、おびえ。

 通りの向こうから、むずかしい表情をした人がやって来ると、すれちがいざまに刺されるのではないか、と、おびえ。

 部屋のそとで、物音がすると、だれかいるのではないか、と、おびえ。

 こんなにおびえてばかりで、われながら、ばかみたいだ。

 それもこれも、みんな、あのできごとの、せい?

 でも、元・彼のことを、うらんでいるわけではない。 怒ってもいない。 もう過ぎ去ったこと。 仕方のないこと。 もとはといえば、じぶんの撒いた種。

 ... 頭ではわかっているのにね。

 じぶんでじぶんの身をまもらなくてはいけないという意識に輪をかけて、反射的に、過剰に反応するようになってしまったのかもしれない。

 もしかすると、元・彼は、私のこころのまもるべき場所 ―― 「聖域」 (サンクチュアリ) に、二度と消えないような、傷跡を残したのだろうか。





 でも。 しつこいけれど、元・彼のことは、怒っていない。

 これは、元・彼に対してではなく、多くの男性、そして、女性に対して、願っていることなのだけれど ... 。

 どうか、どんなことがあっても、怒声を浴びせるまえに、その拳をふりあげるまえに、その行為が、相手のこころにどんな傷をのこすか、考えてもらえたら。 というのが、こんな私の、ささやかな願いなのである。





 BGM:
 Dionne Warwick ‘小さな願い / I Say a Little Prayer’

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見守(まも)るべき場所

2004年09月15日 22時40分23秒 | Hey, DJ !
 何度かここでふれたことがあるのだが、私は、音楽の趣味が高じて、ときおり、クラブ DJ というものをしている。

 といっても、House とか Techno とか Hip Hop などの、いわゆるダンス・ミュージックをかけているのではなくて、Rock や Blues, Soul などの、お酒を飲みながら、ゆったりまったり聴けるような音楽を。

 先日、いつも DJ をやらせていただいている場所で、いつものように曲をかけていたら。

 ヨッパライのお客さんがやって来て、私に話しかけてきた。

 曲かけ中に話しかけられるのは、気が散るので、ちょっぴり困るのだけど、じぶんのかけた曲に反応してもらえるのはうれしいので、にこやかに対応。

 「レコード何枚くらい持って来てるの?」 なんて聴かれて、「今日は、四百枚くらいですね」 なんてこたえていたりしたら、「ちょっとさ、レコード見せてくれない?」 なんて、言い出されて。

 内心、困惑したのだが、曲かけに忙しかったのと、ヨッパラっているから、止めても無駄だろう、と、放っておいたら、DJ ブースにまでズカズカと入り込まれてしまい。

 私が DJ をしているあいだ、すぐうしろで、私のお宝たちを物色しながら、

 「ああ、このアルバム、いいっすよねえ。 次、これかけてくださいよ」 とか 「おれ、Reggae とか好きなんですけど、持って来てないですか」 とか、あれこれ茶々を入れてくる。

 そうしていたら、店員の若い男の子が、「ちょっと、なにやってるんですか? 飲みすぎですよ!」 なんて言って、そのお客さんを DJ ブースから引っ張り出そうとした。

 DJ ブース内は、いちおう、関係者以外立ち入り禁止なのである。

 そんなふうに言われても、そのお客さんは、ぜんぜんおかまいなしに、「いや、おれはこの人と話をしてるだけなんだから、いいじゃん」 なんて言って、そのままレコード物色をつづけていた。

 そのうち、ほかのお客さんも出てきて、そのヨッパライのお客さんを、DJ ブースから連れ出そうとしても、頑としてきかずに。

 そこへ、とうとう、おそれていたことが。

 お店のマスターがなにごとかとやって来て、烈火のごとく、怒り出したのだ。

 「おまえ、なにやってるんだよ! DJ ブース内は、DJ 以外は立ち入り禁止なんだよ!」

 「いや、おれはただ、この人がひとりで曲をかけてて、さみしそうだから、話しかけただけなんだよ」

 「話しかけるのは勝手だけど、このなかには、入るんじゃねえ! この貼り紙が見えねえのかよ!」

 「そんなもん、見てねえよ」

 「じゃあ、見ろ! そして、早く出ろ!」

 「そんなに怒らなくたっていいじゃないですか」

 「いいから、早く出ろ!」

 ... と、怒鳴り合いとなってしまい、結局そのお客さんは、逆ぎれ状態となって、店を飛び出してしまった ... 。

 店主は、大切なレコードが無くなってしまったことがあったとかで、DJ ブースのなかに、関係者以外の人が入るのを、なによりもきらっているのだ。

 ああ。 私のせいだ。 私がさいしょに注意しておけば ... と思っていたら、案の定、店主の怒りが私にも向けられた。

 「○○○(筆者の DJ 名)! おまえがいちばん悪いんだからな! DJ ブースってのは、神聖な場所なんだぞ! 知らないやつが立ち入ろうとしたら、カラダをはってでも、まもらなきゃいけない場所なんだ! 死ぬ気でまもらなきゃ、駄目なんだよ!」

 「 ... そうですね。 すみません」

 「ほんとにおまえ、わかってんのかよ!」

 「はい。今度から気をつけます ... 」

 なんて。 怒られてしまって。 その場の雰囲気も、さいあくになってしまった。

 しょんぼりしながら、その晩は、とぼとぼと、帰宅したのである。



 ほんとうに、仕方がない。 私が悪いのだから。

 きっと、じぶんのかけた曲に興味を持たれていると思って、いい気になっていたのだ。

 店主の言うとおり、じぶんの、神聖な場所は、必死で、まもらなければならないのだろう。



 ところで。 じぶんにとっての、まもるべき場所って、なんだろう? と、考えた。

 まずは、DJ をしているときであれば、DJ ブース。 そして、DJ をやらせていただいているお店。

 そして、もちろん、職場。 じぶんの住む部屋。 じぶんの住む地域。

 たいせつな人と出会う場所。 たいせつな人の住む家。 たいせつな人の住む地域。 国。 星。 宇宙 ... なんて、どんどん大きくなっていくが。

 じぶんのまもるべき場所 ―― "blog" ってのもあるのかもしれない。

 万が一、じぶんの blog が、理由もなしに荒らされたら。 閉鎖されたら。

 なんて考えたりして。

 ありえないことではないし。



 「まもる」 とは、もともと、「目」 で 「守る(もる)」 という意味の、「目(ま)守(も)る」 が語源であるとか。

 「守る(もる)」 とは、



(1)注意して見張る。番をする。まもる。
「山田―・る秋のかりいほに置く露はいなおほせどりの涙なりけり/古今(秋下)」
(2)いつもそばにいて守る。保護する。
「しらとほふ小新田山の―・る山のうらがれせなな常葉にもがも/万葉 3436」
(3)いつも見ていてすきをうかがう。
「心なき雨にもあるか人目―・りともしき妹に今日だに逢はむを/万葉 3122」

goo 辞書 検索結果より




 という意味だそうだ。 「子守り」 と同じように、注意深く、目を向けておく、ということであろうか。

 注意深く、目で、番をする。

 いや、べつに、荒らしとか、そういうことに目を向ける、という意味だけではなくて。

 万が一のとき、うれしいとき、かなしいとき、いろんなときに、注意深く 「みまもって」 いれば、blog も、スクスクと、元気に、育ってくれるかな ... なんてね。

 「まもり」 すぎは、良くないかもしれないけれど、ね。



 ―― こんなオチで、どうでしょう???





 BGM:
 The Police ‘見つめていたい / Every Breath You Take’

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「るぱんうらない」

2004年09月15日 12時51分54秒 | 診・換・占
 ええと、

 秋ですね。 なんとなく、ものがなしい季節ですが、ひさしぶりに、占いでも。

 友人の web で発見した、『ルパン占い』

 生年月日で、『ルパン三世』 のキャラクターにたとえて、診断してくれます。



 ところで、『ルパン三世』 が好きだという人と話をしていると、「パート1」 がいちばんいい、と言われることがあるのだけれど、どうちがうのだろう??と、ふと思ったり。

 絵がちがう??

 ルパンさんの、ジャケットの色がちがう??

 私が観ていたのは、たぶん再放送だと思うのだが、どれが 「1」 で、どれが 「2」 かよくわかっていなかった ... 。



 それはともかくとして。 『ルパン占い』。

 えええ、不二子さんが出てきたら、どうしよう?! とか思ったけれど、そんなわけはなく ... 。

 わたくしめの結果は、「次元大介」 さんでした。

 次元さんといえば、実写版映画では、田中邦衛さんが演じていたのですって ... !

 うむむむ。






 trackback;
 ・『正しい『三十路』の作り方』 - 「参った!」


 ・『Maty's Diary from TOKYO』 - 「ルパン占い」
  (「ルパン占い」、すでにやられている方が ... 。 DJ さんだそうです!)






 BGM:
 Mellowhead ‘YEAH! LUPIN’

 (いまさらながら、ですけれど、『ルパン三世』 って、ほんとにいい曲がたくさんありますねえ)





 ---
 [追記]:

 「ルパン三世キャラクターチェック」 というものもあるそうです!

 『電飾 pink salon (king salmon ?)』 - 「ラメをば、奮発★」 に trackback !

 (2004.9.27)


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明け方の夢 / A Strange Day

2004年09月14日 22時07分08秒 | 現実と虚構のあいだに
 数年前に体験した、クラブ帰りの、ある朝の出来事。

 (ちなみに、「クラブ」 とは、オトナの夜の社交場のことではない ... って、まえにも書いたような ... )

 この話を周囲の人に話しても、「夢でも見てたんじゃないの?」 とか 「酔っ払って幻でも見てたんだろ」 と、流されてしまったのだが ... 。

 その日は、いつものように、明け方まで飲んだくれ、がんがんに踊り狂って、イイ気分で帰路についていた。

 考えていたことは、くだらないことで、<お酒がおいしかったなあ> とか、<はやく、あったかいお布団で寝たいなあ> とか そんなことくらいだった。

 はんぶん、夢見ごこちで、てくてくと歩いていたら。

 ふと、がさっという音がしたので、その音がしたほうに目をやってみた。 すると、貸し駐車場のようなところに、レスラーふうの覆面をかぶった男のひとがいて、私のほうに向かってのしのしと歩いてきた!

 覆面も仰天だったのだが、それよりも、びっくりしたのは、その男が、真っ裸だったこと (たぶん ... なにも着ていなかったはず。 確認したくなかったので、股間部には目をやらないようにしていたが)。

 私は、「あひィーッ」 という、楳図かずお氏の漫画の叫び声のような、うめき声のようなものをあげて、もちろん逃げ出した。

 そして、ちょうど前方を歩いていた、不倫カップル (?!) のような人たちに助けを求めたのだが、そのオジサンとオバサンは、知らんふりして、相手にもしてくれなかった ... 。

 仕方なく、自力で逃げのびようとしばらく走りすぎ、大きな通りに出てから、後ろをふり返ってみると、とりあえず覆面男が追ってくる気配がなかったので、私はほっとして、やや急ぎ足ながらも、ふたたびフツウに歩きはじめた。

 あの覆面は、いったいなんだったのだろう? こんな近所に変態がいるなんていやだわ ... などと考えながら、しばらく歩いていると。

 若い男の子が、路傍でバイクをふかしながら、なにやらごそごそやっていた。 私は、とくに気にもとめず、通りすぎようとしたのだが、ふと、なにげなく目をやってみると ...

 その男の子はズボンを履いていなかった!

 ごそごそしていたのは、じぶんでじぶんを慰める行為 (ひえ~ん!) をしていたのだ。

 私は、やはり、「あひィー」 と (心の中で) 叫び声を上げて、足早に通り過ぎた。

 なんなの?! このまちって、こんなに変態が多かったのかしら??

 そう考えるとだんだん不安になってきた。 いくら朝とはいえ、やはり怖かったし。

 もう、早いこと帰って、迎え酒でも飲んで、寝てしまおう。

 そう思いながら、早歩きしていると、今度は、私のとなりに、自転車に乗った男が、すっとやってきた。

 え? と思った瞬間には、もう胸をさわされていて、私は、「ギャー」 と叫び、酔ったいきおいもあってか、持っていたバッグで、思い切り殴りつけた。

 その一撃で、その自転車男はあきらめたのか、よろめきながら、あっというまに去っていった ... 。



 いったい、なんだったのだろう?

 たった十五分くらいのあいだに、二人の変態と、一人の痴漢に出くわしてしまったなんて。

 やはり夢でも見ていたのか。 あるいは、そういうアブナイ街というだけのことだったのか。 はたまた、「男たち」 が もんもんとしてしまうような、そういう季節だったのだろうか ... ?

 もしかして、だれかのイタズラだったとか、「ドッキリカメラ」 (古っ) だとか、そんなんじゃないかしら、などと解釈しようとしたけれど。

 その後も、件のクラブに行く途中で覆面男を見かけた (!) ので、やはり現実に起きたことなのである。

 (そんなことがあっても、懲りずにクラブ遊びしていたのかい!)





 なにが、「彼ら」 をそうさせてしまったのか、私には知る由もないけれど。

 不思議な世界を垣間見てしまったような、そんな夏の終わりのできごとだった。





 BGM:
 The DOORS “Strange Days”

 (やっぱり ドアーズ ... )



 奇妙な日々がぼくたちについてまわる
 ありふれた日常をぶち壊そうと
 そうなったら、もう、ぼくたちは
 はしゃぐか、他のまちを探すかしかない

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夏疲れ

2004年09月13日 22時10分00秒 | 覚書
 私の勤めている会社は、お盆休みというものがないので、各人、好きなときに夏休みをとっていいことになっている。

 ソフトウェアの開発が主な業務内容なので、仕事に支障がなければ、いつでも、どれだけでも。

 そのためか、あえて、混む時期を避けて、遅めの夏休みをとる人が多い。

 八月下旬から、「休暇ラッシュ」 である。

 私は、現在付き合っている人の休みに合わせて、どこに出かけるわけでもないのに、お盆の時期に休暇をとってしまったので、みんなが、遅めのヴァカンスに出かけてゆくのを、見送っている日々。

 ゆったりとそれぞれのヴァカンスを過ごされていて、ちょっぴりうらやましいのだけれど、毎日のように、「お土産ラッシュ」 でもあって、それがたのしみでもある。

 (今日は、なぜか 「アラスカ」 に行って来られた かたから、アラスカ土産をいただいた ... )



 そういえば。 blogger のかたも。 ちらほらと、旅から帰ってきました、旅行中です、旅してきます、というご報告をお見かけする。

 お仕事もして、ご自身の趣味活動もされて、blog も更新して、そして、人に依られては、主夫・主婦や、お父さん・お母さんとしてもがんばっていらっしゃって、ほんとうに多忙な日々をすごされていらっしゃるのをディスプレイごしに拝見していて、とても励みに。

 夏の疲れを、秋へとひきずらないよう、リフレッシュして、快適な日常生活 && blog ライフを過ごされるといいなあ、なんて勝手に思っています。

 (そして、旅先からの 「お便り」 や、「お土産話」 がたのしみでもあり ... )



 goo BLOG がサーヴィスを開始して半年経ち、私自身も、blog をはじめてまもなく半年 ... 。

 blog をはじめてから睡眠時間が減り、秋の訪れとともに、ここにきて、どっと力が抜けてきて ... 。

 きょうは(も?)、ちょっと手抜きの記事で。

 夏疲れを吹き飛ばして、気持ちのよい秋を過ごせるといいなあ。





 関連情報:
 ・健康ジャーナルWebバックナンバー
 (ちょっと情報が古いかもしれない ... )

 ・「夏の疲れを癒すレシピ」

 ・All About Japan - 「夏の疲れを吹き飛ばすフットケア」

 ・goo 季節特集 - 「オトナの秋休み」
 (いちおう(?) goo の特集も入れておこうか)





 BGM:
 Neil Young “Harvest”

 (秋になると、無性に聴きたくなる)

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谷川俊太郎の33の質問について

2004年09月11日 22時21分14秒 | 想在
 「・・・の孤独」、というと、 .........................................................................................

 谷川俊太郎さんの詩集の題名が頭に浮かぶ。

 そのついでで、谷川さんのことをちょっと調べていたら、「谷川俊太郎の33の質問」 というものを発見して、ちょっと興味を持った。

 ああ、そういえば、こういった質問系(?)のものって、いままでこたえたことがないなあ、と思って、なんとなく、やってみようかな、と思ったのだけど。

 これがなかなかむずかしい。

 さすが、詩人が投げかける質問だけあって、なかなかするりとこたえられそうもないのだ。

 (いや、ほかの質問集もそうなのかもしれないのだけど)

 じぶんのなかから、するりとこたえられなければ、正直なこたえにならない気もするし、まったくひねりのないこたえでもつまらないかもしれないし ... などと、いろいろ考えてしまって。

 とりあえず、少し噛みしめてみようかと。

 ということで、今日は、こんな質問があります、という紹介のみ ... 。

 (う~ん、なら、書くな!)



 ただ、

 谷川さんからの最後の質問に対して、

 「なぜ、これらの質問をしたのですか?」 ... なんて、逆に問いかけたくなったりして。

 いや、それは、問いたかったから問うたのだろうと思うのだが。

 なぜ、「これら」 の質問なのか ... なんてね。



 人は、はるか昔から、なぜ? なに? を繰り返しながら生きてきたのかな。

 そうして、一歩ずつ、人と人は、わかり合っていったのだろうか??



 三十三の質問にこたえたら、詩人のこころに、三十三歩、歩み寄ることができるのだろうか?







 ... 後退したりして ..... 。










 関連情報:
 ・『二十億光年の孤独』 谷川俊太郎 著

 ・復刊ドットコム 『谷川俊太郎の33の質問』

 ・bk1 『谷川俊太郎の33の質問』
 (どうやら、bk1 の web ページには trackback を送れるようである。 私は書いたことがないが、blog で書評などを書いた場合は、ここに tb を送るというのもいいのかもしれない)




 BGM:
 T. Rex ‘Twenty Century Boy’

 (「20」 つながり ... 。 T.Rex の話題が出ていたので、なんとなく ... )

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長距離走者の孤独

2004年09月10日 17時31分09秒 | 想在
 という ことばを聞くと、なんとなく、むねがせつなくなる。

 じぶんの周りにいる、さまざまな人を思い浮かべるからだろうか。

 じぶんの夢に向かって、ひたすら走りつづける長距離ランナーは、孤独だなのだな、と思ってしまうことがあるのだ。

 孤独な気持ちに襲われたとしても、それに堪え抜くことができる、そんな友人たちが、少し、うらやましくもなる。

 さいきん、私は、すこし、あまえすぎているかもしれない。

 仕事にしても、人生にしても。 そして、blog にしても ... ???

 いろいろな人に、ささえられながら生きているが、ささえられはしても、寄りかかりはしないよう、じぶんの二本足で、じぶんのペースで走りつづけられたらいいのだが ... 。

 どんなゴールが待っているのか、わからないのだけど。

 じぶんなりの 「完走」 ができたら、いいな。








 BGM:
 Modern Lovers ‘Road Runner’

 (Jonathan Richman が在籍していたバンド。 Jonathan は、映画 『メリーに首ったけ』にも出演していましたね)

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好き好き ジャケット T シャツ

2004年09月09日 22時59分46秒 | 想在
 季節感を無視して、T シャツ、しかも、ロック T シャツの話を。

 『BLOG STATION』 - 「アルバム・ジャケット考」 に trackback.





 ちょっとまえの話になるが、Hysteric Glamour という、ロック・テイストあふれる(…)ファッション・ブランドから、New York Dolls のロゴ入り T シャツが、限定発売された。

 ご存知のかたには、ほんとうに無粋な説明になってしまうが、New York Dolls とは、私の好きなミュージシャンのひとりである、Johnny Thunders という人も在籍していたバンドで、1973年から74年までに発表したアルバムは二枚のみ。 「早すぎたパンク・ロック、遅すぎたグラム・ロック」 などとも言われ、多くのミュージシャンに影響を与えた(そうだ)。 日本でいうと、Ziggy が、その最たるバンドであろうか。

 さて、Hysteric Glamour と New York Dolls とのコラボレーションによる T シャツ。

 New York Dolls のデヴュー・アルバム “New York Dolls” のロゴ書体をそのままもってきた、カッコいいデザインで、これは、もうぜったいに欲しい、と思ったのだが、そう思っていたのは、私だけではないようで、あっというまに売り切れてしまったそうだ ... 。

 (ちなみに、画像を探したのだが、見つからなかった)

 これを着て、夏を謳歌しようと思っていたのに ... と、落ち込む私に、友人 (というか彼) が、

 「おれんちにある 『T シャツくん』 で、おれが作ってやるよ」

 と言ってくれた。

 ん? 「T シャツくん」? いったいなんだろう、と思ったら。

 どうやら、T シャツに好きな絵を印刷できる、製版機セットのことのようだった。

 そうして、彼の手書きによる、「なんちゃって Dolls T シャツ」 を作ってもらって、ご満悦で着こなしていたのだが。



 そのうち、インターネットで、PC のプリンタで利用可能なアイロン転写紙の存在を知った。

 じぶんで、好きな画像をダウンロードしたり、PC で描いたり・加工したりして、オリジナルのアイロン・プリントが作れるのだ。

 ... ということは、お気に入りのアルバム・ジャケットで、「マイ T シャツ」 が作れる! と、おおよろこびで、私たちは、いろんなアルバム画像をダウンロードしまくり、せっせとプリントアウトして、せっせと T シャツに転写していった。

 いろいろ試してみてわかったのは、じぶんで眺めて好きなものや、部屋に飾っておいていい感じのものと、T シャツにしてみて映えるものは、微妙にちがうということだろうか。

 手づくりなので、どうしても荒い仕上がりになってしまうため、絵や写真が細かめのもの (例:“Revolver” など) は、きれいにできないし、しっとりとして落ち着いたジャケットのもの (例:Joni Mitchell “Blue” や Patti Smith “Horses” など) だと、ぱっとしなかったりする。

 インパクトがあって、カラフルなもののほうが、見映えがする、ということで、いまのところ、私のお気に入りは、Rolling Stones の “Love You Live”





 # ちなみに、trackback 先のコメント欄にて、Ken さんに教えていただいた、“We Want Miles”, 調べてみたら、ほんとうにかっこいい!

 # これなら、部屋に飾ってもよし、眺めてもよし、T シャツにしても映えそう!





 じぶんのお気に入りのアルバム・ジャケットが胸元にいるだけで、なんだかうきうきして出かけるのがたのしいのである。

 手づくりしすぎて、洗濯ものが、アルバム・ジャケット T シャツだらけなのだけど。

 それもまた、うれしかったりして。

 ベランダで、世界に一枚の、お気に入りアルバム・ジャケットたちが、風に揺れている。










 関連情報:
 New York Dolls 再結成





 BGM:
 Haircut 100 ‘好き好きシャーツ / Favourite Shirts’

 (Haircut 100 は、まえにも一度、選曲したけれど ... )

コメント (8)
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