今日は心肺停止の原因となる
「心室細動」についてお話します。
東京マラソンで、お笑いタレントの松村氏が走っている
最中に倒れ、心肺停止状態でしたが、幸いスタッフが
AEDを持って駆けつけて命はとりとめました。
もし、彼が一人で走っている時やAEDがなかったら・・
と思うとゾッとしますね。
彼が心肺停止状態になる前に起こったのが 「心室細動」
だと言われています。
心室細動は、いつどこで発生するか分からない恐ろしい
症状で、心筋の不規則な震えである心室細動・心室頻拍
(心筋がけいれんを起こした状態)が起こると心臓から
全身に血液を送ることができなくなり、回復しなければ
死に至ります。
脳や臓器に血液が届かなくなる時間が長いほど、死亡
と後遺症のリスクが高くなります。
したがって、突然心停止の発症後、直ちに心肺蘇生と
AEDで電気ショックを実施することが非常に重要です。
心停止先行の場合は3分を経過すると死亡率が50%を
超えるので、もし倒れている人を発見したら、呼吸や
心臓の拍動を確認し、心肺停止状態なら、直ちに心肺
蘇生をすれば、ほとんどの場合、救命できます。
京都の場合は、救急車が到着するまで平均6分、全国
平均が7~9分だそうです。
その間、救急車が来るまで救命!
次回はAEDを使用する時の注意点を説明します。
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