こんにちは♪
京都に帰った早々、
朝から冷たい雨が降っています。
これから一雨ごとに寒くなっていきますよ。
京都に帰り、改めて
お袋の介護のことを振り返ってみて、
今しか書けないと思って、
今日も「お袋の認知症日記」を書きました。
介護鬱は個々で症状も違えば状況も違います。
誰かに「よくやっているね」と
言われたい気持ちとは裏腹に
そう言われても、「他人には分かるはずがない」
そんな気持ちが錯綜するだけです。
そして、当の本人は、世話をしてもらって
本当に嬉しいのかどうか本心は分かりません。
「味が薄い」とか「これはいらん」とか
言われると、最初は美味しく食べてもらおうと努力しますが、
徐々にちょっとしたことでイライラしてきます。
言葉を交わしても
同じことの繰り返しなので、会話が
親しくない他人のようにめっきり減ります。
解っているんです。
認知症はこうなんだってね。
でも、頭で解っていても、
心が向き合おうとしないのです。
やがて私自身が、自分の
気持ちの置き場所を探すのです。
そして、
自問自答をします。
「今、しておかないと後できっと後悔する・・」
「コーチの身でありながら、
自分の親を和ますこともできないのか・・」
「100%できなくてもいいから・・」
そうやって、
どんどん、自分を追い込んでいきます。
そして、
どこかで自分を悲劇のヒロインに祭り上げます。
そうしてまでも自分の居場所を探すのです。
幸い、私は一杯いっぱいになる前に
現状から距離をおくことができましたが、
それもできず、
家族から、「お前は努力が足りない」と責められ、
板挟み状態になっている方も多いのではないでしょうか。
私は前回、自分一人で背負わなくても
他者に委ねればいいなんてことを言いましたが、
一杯いっぱいになってからでは負のスパイラル。
抜け出すのは容易ではありません。
鬱状態になってからでは
気持ちを切り替える為に何某か試みたところで、
今度は「現状から逃げてしまった」という
自己否定が襲ってきます。
その繰り返し・・
気持ちを切り替えることは、
そんなに容易いなことではないと痛感しています。
認知症の介護、
「今回の経験を踏まえて次回はちゃんとしよう」
と思っても、現状は刻々と変わっていきます。
日々、対応していくしかないのです。
認知症の彼女を憎いと思うのも
可愛いと思うのも
紙一重。
通り一遍の理屈はいりません。
失敗しても、挫折しても、逃げても、
止まったり進んだりしながら、
向き合おうとする気持ちさえ、保っていれば
その積み重ねの経験は、形を変えて
あなたを助けてくれるはずです。
今回の経験は、
私がコーチとして、
やっていく上で最も大切なことを
教えてくれているのかも知れません。
もし、私がコーチとして
あなたをサポートできるとしたら
一杯いっぱいになる手前なら、
あなたの最も近くで寄り添えるような気がします。
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