松原商店街ブティック カランドリエ((有)AKANOREN)ブログ

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古希のお祝い(中国式)

2011年03月15日 | 身辺雑記
皆さま地震は大丈夫でしたでしょうか?
思いがけない震度でしたね?
私はちょうどその時間に89歳になられるお客様がお見えで
その方の心配やら、マネキンの揺れを抑えるやらで、
孤軍奮闘しました。

また、多くの方が亡くなられたり、家を失ったりと大変な想いをしていらっしゃる事を
思うといても立ってもいられません。
我家でも娘婿の両親が石巻に住んでいるのですが
生存確認が出来たもののこの後の生活を思うと胸が痛みます。


そんな時に暢気な!とお叱りがでそうですが
以前からのお約束でしたので、中国人の古希のお祝いに出かけてきました。


5時と招待状にありましたが、中国人の時間の感覚は30分後と解釈して!
と最初から言われておりましたので35分には会場の中華街のレストランに着いたのですが
6時になっても6時半になっても始まりません。
お国柄とは言いながら、日本語の通じないお隣の方とニコニコして待つのは
チョットしんどい事でした。

やっと始まりましたら乾杯の嵐、次から次へと今日の主賓であるお父さんの
前に乾杯をしに人がやって来ます。
一体何人の人がと?と数えると80人はいるでしょうか?

さて次は獅子舞です。大きなドラを鳴らして2匹の龍が踊ります。
最後にパセリと共に吊るしたご祝儀袋を飛び乗ってくわえ
主賓のお父さんからもご祝儀が!!

今日の主賓は中華街に何件もレストランを持つお金持ちらしいのですが
次々と出てくるお料理は贅を尽くした品ばかりです。
考えられる限りの贅沢な食材です。
伊勢海老、あわび、フカひれ、うなぎ、鯉、トリ、豚、ホタテ、いつ終るのかという
献立でした。

翌日健康診断の私は9時になるのを見計らって
おいとまをしようとご挨拶に行くと料理はまだこれから、帰らないで!と
懇願されましたが、やっとの思いで振り切って帰ってきました。

中国の人達は大きな声で話し、身振り手振りも大げさです
でもこのエネルギーが今日の彼らの財産を築く基なのかも知れませんね?

とても不思議な事にお祝いに持って行ったご祝儀を
そのままお返し下さったことです。
私だけ?と思っていると出席されたお客様すべてにでした。

余震があるかもと思うとゆっくり出来無い気分でしたが、
とても幸せそうな一族に、お客様として特別扱いをされて
仲の良いご家族に囲まれて素敵なパーティーでした。

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2 コメント

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Unknown (どり)
2011-03-15 19:47:31
無事お祝いできて良かったね。
彼らにとっては異国の地での大事なお祝い。
一緒に祝えてよかったね。
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こんな時だからこそ! (AKANORENママ)
2011-03-17 11:34:07
こんな時だからこそ約束を守ってあげなきゃ!と思ってしまったのですが、とても温かな良い
パーティーでしたよ。
中国の人はお客様をとても大切にするので、
私は主賓のご両親の隣、10人のテーブル席に
日本語を話すのは私一人でした。
90歳になるその後両親は、私を気遣いとても大切に扱ってくれました。
会場の雰囲気と違って、物静かで慎ましやかな
彼らに違った中国を見た想いでした。
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