お茶事 NO２

さて、11時半の席入りのために夫が駅までお迎えにあがりましたので、
外の水撒きなど済ませ、落ち度がないかともう一度見て廻ります。

猫の額の庭に待合に見立てたベランダに毛氈を引きました。
落ち葉などないかと拾って歩きます。

今日のお正客は大変お勉強を積んでいらっしゃる方で、
私をよくお招きくださる方ですので、緊張します。

いざ、食事が始まりますと慌しく、手順を間違えないことに
一生懸命で、写真など撮っているゆとりがありません。
写真は唯一夫の昼食のために残しておいた煮物椀です。
蕪蒸は普通擦りおろしして使うのですが、丸のままくりぬいて、
昆布、白身魚、銀杏、舞茸、えび、もみじ麩などを添えました。
銀餡をかけるとき、慌てて吉野葛をしっかり溶かないで、
ダマを作ってしまって、大失敗！
落ち着いて！落ち着いて！自分に言い聞かせて次に移ります。

そんな、こんなで初めてのお茶事は予定通り4時間で終わりました。
一睡もせずよく体が持ったと思ったのですが、
たまにはこんな緊張も良いものです。

翌日も後片付けで大変！
夫の協力なくしては出来ないことです。
健康で居てもらわないと！！　

大変だったけど、楽しい一日でした。
次はあるかな～

本格的なお茶事でした。

10月最後の定休日に、お客様4名をお迎えしてお茶事をしました。
前回は洋服を着たままでの気楽な集まりでしたので、懐石も適当で
亭主も一緒に頂き、故人の懐かしいお話に花がさきました。

今回はお茶のお稽古をしている方達のお集まりでしたので、
懐石も本格的に、手順を間違えないようにと緊張した時間が続きました。

3日ほど前からおこげ米を作るために少しづつすこしづつ煎り始めます。
前日は掃除を済ませ煮物をつくり、すべての点検が終わりベットに入ったのは
2時を過ぎていました。

さて、あれこれと明日の手順を考えますと、例の眠れない病が！
買い物も万全だったはず、大丈夫！大丈夫！と言い聞かせるのですが
眠れません！！！
3時になり、4時になり、予定では6時には起きないと間に合いません！
もう寝ないことにしようと思い立ち、起き上がってさっさと煮物椀の蕪など
剥き始めてしまします。

外がほんのりと明るくなりはじめると床の花を集めに外に出ます。
これが一番の心配事でした。
前回は花屋さんで求めたのですが、なかなか茶花にふさわしい花が
ありませんでしたので、今回はあちこち車で回り、事前に花を探しておきました。
萩、野菊、ススキ、水引草、猫じゃらしなど名残のお茶にふさわしい花が
集まり、何とか写真のような床が出来上がったのでした。

世界同時不況のせいかね～？

毎日毎日、連日貸し金業者やらローン会社などなど、
一日に何度も、特別にご融資いたします！
などという電話がかかってきます。

繊維業界は構造不況と思われているのでしょうか？
まるでお宅はお金に困っているはずです！！みたいな電話に
頭にきてしまいます。
ちょうどお客様とのやり取りが佳境に入っている時の
電話に、〔社長さんをお願いします〕といわれ出てみると
そんな電話だったりすると（怒髪天を突く）という心境になります！

今日はそんな電話が５件もありました。

いつもはなるべく穏やかに、あちらも仕事なんだからと思うのですが、
当店はあ、い、う、え、お順ですと早いからでしょうか
同じ会社から３件あり、思わず〔もう少し頭を使って仕事しなさい！〕と
怒鳴ってしまいました。
電話帳の上から順にかけていけば当店はかなり前の方なので
何度もかかってくるのでしょうか？

電話一本で仕事が成立するなんて甘いです！！

今日は久しぶりの書き込みに、思わず愚痴ってしまいました。

ホントに許せない！！　　もすこし勉強してセールスしてください

幸せな人生とは？

思いがけない方からダイエット中の私にと、お花でできたバースデーケーキが
届きました。
さりげない心配りの出来るその方の人となりにも感動でしたが、
思ってもいなかったプレゼントでしたので、
ほんとに嬉しいものでした。

今年は大切な友人を亡くしたり、年齢の違わない方が亡くなられたりと
何か人生の終い方をそろそろ意識しなさいと、言われているような
そんな年でしたので、ことの外大切な誕生日のような気がしました。

長いような短いような人の一生ですが、
平凡な人間の出来ることなど大したことではありません。
けれども大切にしてくれる家人や、友人知人に囲まれ、守られて
ほんとに幸せな人生だと心から思えます。
大勢の方達に感謝、感謝です！

先日亡くなられた緒形拳さんのような、見事な人生の終い方を
私が出来るとも思えませんが、最後のその日まで輝いて生きていけるよう
努力しなければならないと思います。

初めての茶事

今日は全国的には抜けるような秋の空！と言うのに
関東地方は何故か雨！！

朝六時起きして懐石料理に取り組みながら、空を見上げておりました。

せっかくの庭を是非皆さんに見て頂きたいのに、
傘をさしてでは残念！思っていましたら、
今日はお客様の都合で、12時半のお席入りとなりましたので、
その時間だけはぽっかりと晴れ間が出て、無事に庭に廻って頂く事が
出来ました。

今日のお客様は皆さんお茶をしていらしゃるわけでは無いので、
あまり作法に拘らずに楽しんで頂きたいと思いました。

茶花を探しに外に出たついでに、桜の赤くなった落ち葉を拾い
吹き寄せの揚げ物のあしらいに使います。
思いがけず美しい赤に嬉しくなりました。

皆さんで一期一会を楽しみ、亡くなった茶友の話に花がさきました。
今日は暦の上では寒露とか、お茶事にふさわしい日でした。

そんなこんなで長くばたばたした一日が過ぎました。
お料理や花の写真をとっておく事も出来ないくらい
心に余裕がありませんでしたので、写真は無し！！

体中にＰ○○バンを12個も貼って肩が懲りましたが、
やり遂げたぞ

次回は写真を取れるかな～

茶事の庭

　　　　




毎日毎日、大工さん、左官屋さん、畳屋さん、経師屋さんと入れ替わり立ち替わり
職人さんが出入りしていた一週間が過ぎて、やっと和室が整いました。

今日は親しくしている庭師さんが、関守石を持って来てくださいました。
今月は私の誕生月なのを知っている奥さんが、
プレゼントです！！と言って京都から取り寄せたという庭傘と手造りの腰掛を
持って来てくださいました。

まるで、鎌倉か京都のお庭のようです！！

今回は野点をする予定ではありませんので、使用できませんが、
狭い庭がとても明るくなって素敵です。

蹲もどきの睡蓮鉢の上に載った柄杓も
竹で作ってくださいました。

今年はとても不思議な年で、亡くなった茶友を偲ぶお茶事をしようと
思い立ったら、あれよあれよという間に事がどんどん進行していきます。

昨年だったら、とてもこうは行かなかったと思います。

大工さん初め、庭師さんに到るまで大勢の方達に助けられ、
私の無知蒙昧を助けてくださって本当に感謝です。

何よりこの大事業を快く許してくれた夫に感謝！感謝！

この貸しは高く付くぞ～と言っておりますので、
クワバラ、クワバラではありますが・・・・・