松原商店街ブティック カランドリエ((有)AKANOREN)ブログ

ブティックカランドリエ((有)AKANOREN)は「ゆたかで、美しい生活を提案する」お店です。

結納の服装について

2011年10月24日 | ファッションの話
さて、昨日に続いて
今日はお結納の時の服装です。

少し前までは結納に付き添われる
お仲人さんもご両親も着物が常識な時代がありました。
お嫁さんになられる方は勿論振袖で・・・

いつの頃からでしょうか、お嫁さんになられる方は着物でも
付き添われる方は洋服で・・・と変化しているようです。
今は出席される方は全員洋服が当たり前の上
結納は無し!と言う方も多くなっているようです。

先日岐阜に住むお客様で、横浜にいらしゃるお姉さまのところに見えると
必ず当店を覗いてくださるお客様から電話があり、
「結納の変わりに食事会をするのだけれど、洋服を求めたのだけど・・・」と言葉を濁されます。
よくよくお聞きすると、店員さんに事情をお話して選んでもらったのだけど、
果たしてこれで良いのか心配になったそうです。

グレーのチュニックなのだそうですが、中に豹柄のインナーが入っているとの事!
正直言うと「ちょ・ちょっと!!」と思います。

ちゃんとしたジャケットとまで言わなくても、チュニックはね~
「私はこう考えますが・・・」とお答えしますと
「何枚か見繕って送って!!」おしゃって戴きました。
翌日お電話があり、気に入りましたとのお返事を戴きました。

結婚式や結納などは日常とは違います。
日常にも着られる服がいいわとおしゃられる方もいらしゃいますが、
こちらも極力努力をしてお勧めいたしますが、
特別な日の服は日常には着られないものと考えた方が無難だと思います。

めったに着ない服に高額のお金を出すのはもったいないようですが、
極プレーンな黒のワンピースを一枚持っていらしゃると、
季節に合わせて上着を変えて、幾通りかに着こなせます。
又は、少し裾幅の広い黒いパンツ、エレガントな黒いスカートは
何回かはお召しいただけると思います。

結納や、結婚式でなく、ご両家の初顔合わせなどもきちんとしていて
失礼な事はありません。ご両家のバランスもあるでしょうが、
ご主人がスーツを着ていかれるような場合には、それなりのお二人の調和を
考えて戴けたらと思います。


法事の服装、結納の服装

2011年10月22日 | ファッションの話
最近続けて、お客様から法事の服装についてと
結納の服装についてのお尋ねがありましたので、
案外こんな事で悩んでいらしゃるのかと思いました。

世の中がとてもカジュアルになって
いわゆる余所行き着(よそゆきぎと読みます)を
着ることが無くなったので、こんな事が判らなくなっているのでしょうね。

結婚式、お葬式となれば、それぞれイメージがあるのでしょうが
七回忌、十三回忌、となってくると、さて何を着ていくの?と
迷われる事が多いようです。

私は基本的に「男性が背広を着ていくときはそれに準じた服装を」と
お勧めしています。

と言っても女性はキャリアでもない限りスーツを着ることが少なくなりました。
そこで、少し砕けて換え上着でも良いのでは?と思います。

ご法事は回忌が遠くなれば少し砕けた格好でも許されます。
私も10月の初めに母の17回忌をしたのですが、
まだ暑い日でしたので、布のアンサンブルを着て行きました。

法事に出席されるメンバーにもよるのでしょうが、
黒を着なくてはならない事はないかと思います。

但し常識の範囲内で、光るもの、ベルベットなどは避けた方が無難かと思います。

昔読んだ本の中にお母さんが大好きだったからと赤い服を着て
お葬式に出たという物語があったのですが、自分を貫き通せる
自信のある方以外は辞めた方がよさそうですね?(日本では!)

私の考え方は少し古いかもしれませんが、
結婚式、葬儀に続くホーマルな場所として捉えておかれると良いかと思います。

結納のお話はまた明日!という事で!!



金木犀の頃

2011年10月04日 | 身辺雑記
今朝庭の水やりをしようと思って外に出ると、金木犀の香りが・・・・
あ~そんな季節になってしまったのか?と
今年も残り少なくなった事を思い出させてくれます。


大きな金木犀の木です。
金木犀は秋刀魚の焼く匂いと共に、
ちょっと甘酸っぱい初恋の思い出が甦ります。

ちょうど今頃の季節は学園祭の前で、連日忙しく、
帰宅が12時近くなってしまいます。
高校の演劇部だった私は学園祭を前に、
放課後は大道具や小道具を作るのに忙しく
毎晩両親が心配しているなんて考えてもみませんでした。

ある晩帰り道を団体で歩いていると、我家の両親と
友人のお父さんが心配そうに歩いてきました。

昔は学校も部室に12時近くまでいても誰にも注意される事も無く
暢気な時代でした。

けれどもある時から、帰宅時間は7時までで学校の門が
閉まってしまうことになりました。

バスの通る道ですのに大きな声で歌いながら横いっぱいに
広がって帰る道に、金木犀と秋刀魚の焼かれる匂いとが一緒にしたものです。

大好きな先輩に胸をときめかせていた頃でした。

そして今日、お客様から金木犀のプレゼントが.

トイレに飾られた金木犀です。

トイレに飾るといい香りよと教えられて、飾ってみました。
ちょっと古い昔を思い出した一日でした。