これはハム無線に使うリニアアンプと言うものだが、60年くらい前の物。
その昔名器と名機と言われたものだが、カギを失くしてしまって10年以上になる。
カギが無いのでキャビネットを開けてメンテが出来ない状態が続く。
機器の電源部が収納されたキャビネットの真ん中がその問題の鍵穴。
マイナスドライバーでこじ開けようとしたが開かない。
仕方がないので、同じ機械を持っている友人からカギを借りてスペアキーを造ろう。
幸いなことに、この機械のカギは同じ型ならカギも同じになっている。
友人が言うには、スペアキーを作って渡そうとしたが、日本のカギではないので作れなかったらしい。
こんな小さなカギのスペアキーが作れないなんて本当 ?
裏にはキーナンバーが記されている。
町のカギ屋2軒に聞いたが、やはり外国製のカギはうちでは作れないと断られた。
取りあえず、借り物のカギでキャビネットを開けて内部を確認。
カギの裏側を見ると、ツメがケースに掛かる構造だ。
カギを外してしまおうかとも考えた。
シリンダーを分解しようかと考えたが、構造的にあまり面白くない。
仕方がないので、外国製のカギを取り扱っているカギ屋を探した。
これが駄目ならシリンダーの分解だな。
同じようなベースキーが見つかったのでそれに溝掘りしてスペアキーが出来た。
国産だったら500円だが、外国製なので1,320円。
小さい割に高いが仕方ない。
10年ぶりくらいに内部を確認できて一安心。
簡単に考えていたがこんなものでもかなり面倒。
それでもスペアキーが作れて、これで問題が無くなった。
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