今日はジル520に60A走行充電器を設置する。
設置する場所はキャビンのすぐ後ろ。
いつもはいつでも横になれるように、この状態にしている。
マットをはぐるとサブバツテリーが6個現れる。
右側はこれまで使っている30Aの走行充電器で、左のバッテリーの上にあるのが今回製作した60Aの走行充電器だ。
電源はオルタネーターからメインバッテリー経由で22SQのケーブルでサブまで来ているのでそこからは、14SQのケーブルで充電器まで接続する。
多分8SQでもOKだろうが、手元に無かったので14SQを使用した。
出力も端子台からの3本をまとめて14SQでサブにつなぐ。
充電器から直接サブにつなぐのではなく、保護のために手持ちの125Aのブレーカーを経由している。
右側の30Aの充電器は、動作を止める為にコントロール線を外している。
配線を終えて、エンジンを掛けて充電器のスイッチを一つづつ入れて電流調整を行う。
出力が20Aで電流制限が掛かるように充電器ユニットのVrを調整。
一つ一つ個別に調整する。
簡単に調整したら、3つのユニットを全部働かせて出力を確認。
下の画像では、62.7A流れている。
サブがそんなに減っているわけではないので、すぐに数値が下がり始める。
だんだんサブバッテリーが充電されて充電器からの出力が30A程度になったときのバラツキを見た。
No1のユニットから、9.9A、10.3A、10.7Aの出力だった。
調整すればもう少し差が縮まると思うが、これくらいでも全く問題はない。
No1ユニット
No2ユニット
No3ユニット
次にサブバッテリーを消費するのとサブの電圧を下げる為に、しばらくの間エアコンを稼働せた。
そして、60A充電できるようにして各ユニットのバツキを見た。
No3ユニット 20.3A
No2ユニット 20.3A
No1ユニット 20.4A
いづれも電流制限がきちんと働いていて、バラツキが少ないのが気持ちいい。
3ユニットまとめて測ると60.3Aを表示した。
本来なら、20.3+20.3+20.4=61.0Aになるはずだが、これは測定誤差と時間によるバラツキだと思う。
最後に、配線の電圧低下を調べた。
58.6A / 3 = 19.53A 出力時で31.4mVの電圧低下となった。
このラインでの発熱は 19.53A×0.031V×6本= 3.6W
ファンの風があるので、これくらいの発熱は大丈夫だろう。
これで一応、60Aの走行充電器は完成したが、定期的に状況を調べることとする。
電流が大きいので、配線やビスでの締め込み等は特に注意しないと、思わぬ箇所で発熱したりする。
製作する場合には充分注意して作業することと、あくまで自己責任だということをお忘れなく。
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キャンピングカーは浪漫ですよね。羨ましいです。
これからどんどん寒くなっていきますので体に気を付けて頑張って下さい。
ブログを見たら突然変な製作物が出てきて驚かれたでしょうね。
昨日はキャンカーでキャン友さんのお宅に伺いました。
これからは気候も良くなりますのでキャンカーの旅も楽しくなります。
これに懲りずにまたお立ち寄り下さいね。
技術力の高さに感服しました!
ものの考え方が合理的的で、慣れてないとなかなかこうはいきません。
これからも楽しみにしています。
でも、この程度では大したことはありません。
何分好きでやっていますから、合理的というより安価にあげたいだけですよ。
その他に、2連にして30Aにも調整できるでしょうか。
アース端子が入力側と出力側がショートされているのどうしてですか。
堺の風車です
ソーラーパネル、サブバッテリーがいくら有っても
雨続きではダメですね
そこで、走行充電の強化は基本ですね
それでも、基盤を買って来て付けるだけならしますが
クランプテスターやらバッテリーのばらつきやら
うなぎさん持込みで加工してもらえますか?
クランプ欲しいなぁ~ 諭吉さ~~~ん!
当然2連にして30Aも可能ですが、ファンは必要です。
例えば私のように、スイッチを付けて一つだけ動かすことも可能です。
アース端子は、充電ユニット内では共通になっています。
電流容量が大きいので別々に引き出しました。
今度の台風25号はこちらの近くを通りそうですので大変です。
やはり直流のクランプメーターも一般的ではないですよね。
でも、キャンカー乗りなら是非一つ持ってほしい測定器ですよ。
近ければ協力したいところですが、何分九州と大阪では・・・残念です。(笑)
市販品ではいい走行充電器が見つけられませんので自作しようかと思案中です。
私も挑戦してみたいと思いますが、今回製作された走行充電器は高周波の回り込みによるトラブルは大丈夫でしょうか。
しかし、回り込むとしたらHF帯でしょうから、入出力側に1000pF程度のパスコンを取付ければOKだと思います。
しかし、法定外のハイパワーではこの限りではありません。