先日、車に取付けたドライブレコーダーのリチウム電池が発火して車が燃えたという事故があった。
リチウム電池に関する火災は、飛行機から携帯端末とありとあらゆるもので火災が発生している。
ちなみに自分の部屋にあるもので、リチウム電池が入っているものを集めてみた。
これは、手の届く範囲にあるものだけ。
キャンピングカーの中には、それこそドライブレコーダーや予備のデジカメ、音楽プレーヤーに予備のリチウムイオンバッテリーもある。
生活の中に入り込んでいるリチウムイオンバッテリーだが、メーカー各社は事故に関しては消極的だ。
僕も過去にバッテリーに関するトラブルが2回ある。
一度は、初代のiphoneを使っていた時に車の中に携帯を置いて、1時間後に取りに行ったら電池が膨れてガラスが浮いていた。
車に戻ったときに、うかつにも陽が当たって携帯の温度が上がってリチウム電池が膨れてしまったようだ。
その時に初めて、携帯は短時間でも日向に置いたらいけないんだと認識を新たにした。
見るも無残な姿になったのは、自分のせいだったので携帯は買い直した。
二度目も携帯電話での事。
今の携帯はASUSのzenfone3という機種を使っているが、その前はzenfone2という機種を使っていた。
どちらも性能はいいが、zenfone2のガラス面が少し膨れてきた。
別に太陽にさらした訳でもなく、ほとんど室内でしか使ってなかった携帯だ。
購入後1年半以上経過して保証期間を過ぎていたが、どうしていいかメーカーの相談室に電話した。
経過を色々聞かれたが、その時は無償で修理してもらった。
今もその携帯は、wifiでネットを見る時に使っている。
これまでに色々な電池を使ってきたが、リチウムイオン電池だけは、どうも扱いを異にしなければならないような気がした。
そして、少し調べてみたが・・・。
現在のリチウムイオンバッテリーでは、非常に高いエネルギーがバッテリーセルの中に封じ込められている状態となっているために、ひとたび不具合が起こると収められていたエネルギーが一気に放出されてしまうことになる。
リチウムイオンバッテリーを安定的に動作させるうえで重要なのが、「温度の管理」と「過充電の防止」らしい。
いずれも安全性に直結する事項のため、リチウムイオンバッテリーではこの制御に多くの技術が投入されているとの事だ。
調べてみたが、理屈は分かるが、対策が出てこない。具体的にこうしろとは、どれを見ても書かれてない。
これまでの火災事故を見ても、リチウムイオン電池は消耗品扱いだから、古い電池は交換してくれと言われるようだ。
万一火災が発生して、メーカーが補償したという話はこれまでに聞いてない。
我々消費者に出来る事といえば、日向では使わない、変な使い方はしないとかいう事になるだろうか。
ドライブレコーダーは多くがフロントガラスに取付けている。
何時火災が発生して、車が燃えるかも分からない商品を取付けるバカはいないと思う。
過充電防止は何もリチウム電池に限った事ではない。
キャンカーのサブバッテリーは容量も大きく、過充電を引き起こすとバッテリーが膨れて爆発する危険性もあるので、取扱いには充分気を付けたいものだ。