まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1769 吉野川分水関連・広瀬川

2022-06-01 09:47:01 | 吉野川分水
よろしくお願いします。
















吉野川分水巡りは曽我川工区へと入って前回は広陵町へとやって来ましたが、その巡りの中で田園風景の中を悠々と流れる水路を見つけました。その川の名は広瀬川・・・「広瀬川~、流れる岸部~、思い出は~、帰らず~♪」の広瀬川とは何の関係もありません。そう言えば『2年B組仙八先生』からもう40年も経つんやな~、シブがき隊や三田寛子が生徒役で出てましたね。その中で新任の英語教師役で出演していたのが当時新人の宮崎美子、役名が安子だったので「あんこ先生」と呼ばれていました。『カムカムエブリバディ』ではかつらふわっふわのおばさんが安子役を演じていましたが、ネットでは安子役に宮崎美子を予想する声が多かったのは、このことを知っていた人も多かったのでは、と思ってしまいました・・・、って初っ端から何で話が逸れてんねん、軌道修正、本題と行きましょう。前回も取り上げた百済の町並、町の中央部には百済寺があり立派な三重塔が建っている。周辺は田畑が広がっていて小さな水路がいくつも町の中へと達してきている、その流れがひとつに集まったかのようになって町の中を右に左と折れながら、広瀬川は集落を抜けて田園風景へと進んで行く。





















広瀬川が次にたどり着くのが広瀬の集落、どうやらこの町名が川の名前の由来になっているのだろう・・・、と思って調べてみると、どうやら『広瀬』と言う地名は、曽我川と葛城川を中心とした広陵町、河合町全域が明治の時代は『広瀬郡』に属していたところからきているとのこと。そう言えばここから結構離れた河合町には広瀬神社があったなあ、この神社もいずれは神社巡りで紹介することとなるでしょう。広瀬の集落の中心部にあるのが与楽寺、ここも前に取り上げたことがありました。この寺院にある十一面観音立像は国指定重要文化財、本来の十一面観音立像を解体修理した際に、その中から出てきた高さ31センチほどの仏像です。でも自分(一人称)が興味をひかれたのは寺院の南にある小さな池、傍らに立つ看板には空海によって手掘りされた梵字の池とある、同様に空海の手掘りによる梵字池は、この項の最初に紹介した百済寺、田原本町にある秦楽寺にもあるとのことで、このことも前にここで取り上げたことがあったと思います。秦楽寺には併設された神社があって、この前の神社巡りでも訪れさせてもらいました、その記録もまたお送りすることになるはずなので、その時にまた梵字池に触れることになるでしょう。















広瀬川は与楽寺のそばを流れてその先の田園風景の中へ、葛城川と曽我川に挟まれた狭い範囲にある低湿地で水の被害もある所なので、この小さな水路が機能しているのだろう。川は県道14号線を越えて、見晴らしのいい風景の中を進んで大和広陵高校の横を通り過ぎる。大和広陵高校はこれまでにセンバツは2度出場の甲子園常連校・・・『チコちゃん』のゲストと同じで、奈良県では甲子園に2回出たらもう常連校です・・・、立田投手の時は話題になったし期待していたのですが、9回裏に逆転サヨナラで初戦敗退となりました。まあ夏の方は予選でもいい所までは行くがファイナルには行けないレベル、最近は早くに敗退することも多いので、久しぶりの奮起を見たいところです。そんな選手たちが練習しているグラウンドの横を過ぎて近鉄田原本線を越えると、目の前には曽我川の堤防が見えてくる。この先は曽我川と葛城川の合流地点、広瀬川は2つの川がつながる三角の頂点に吸い込まれるようにして、この川の役目を終えることとなります。吉野川分水とは直接関係があるのかないのかは分からなかったが、その巡りの中で見つけた小さな水路はいろいろと新しい発見をもたらしてくれました、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち