まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1778 しまなみの旅2022年(3)・・・水軍の島

2022-06-17 09:41:06 | 瀬戸内
よろしくお願いします。

















しまなみの旅は中盤戦、多々羅大橋を渡っている途中で広島県から愛媛県へと入り、大三島へとやって来ました。橋を下りた所にある道の駅はたくさんの人で大賑わい、サイクリストの聖地のモニュメントがあることで同業者もいっぱい、ここは明日も寄ることになるだろうから今日はスルーすることに、先を急ぐこととしましょう。大三島は見所がたくさんある島なのですが、しまなみコースは海沿いのほんの5キロほどだけで、ただ通り過ぎるだけの場所となってしまう、いろいろと巡りたいところだが、今回はしまなみに徹するとのことで島めぐりは行程から外しました。そんなわけで特に見所もない海沿いの道を進んで行って、次の橋への上り口へとたどり着く、ここからの道がこのコースの一番の見所かも。緩やかなカーブと上り坂のサイクリングロード、周辺の風景は全く見えず春の陽光を浴びて眩しい緑に囲まれた中を進んで行く。汗ばむくらいの陽気も日陰に入ると涼しくて気持ちがいい、そう言えば向島や因島ではたくさん見た自転車の旅を楽しむ人たちと言うのはこの辺りでは全く見なくなった、すれ違う人も追い抜いていく人も本格的なサイクリストと言った感じ、特に女性、自分(一人称)よりも年配の方も多くいてその勢いには圧倒されそう。山道を抜けると大三島橋が見えてくる、これまでの威圧感漂う架橋に比べるとこじんまりした感じだが、次の島に渡る楽しみはますます増すばかり、さあ、これより伯方島へと入ります。















大三島橋を渡って自転車道を一気に下ると大きなクレーン車がお出迎えしてくれる。国道へと合流して少し進んだ所にあるのが道の駅伯方島S・Cパーク、ここもたくさんの人でちょっと立ち寄るには気が引けてしまう。ここも明日寄ることにしてビーチの向こうに見えている橋へと急ぐことに、国道317号線から外れて橋へと向かう自転車道を上って行くと伯方・大島大橋へと差し掛かる。さっきのビーチからでは1本の橋に見えるが、途中にある島を境にして2本の橋がつながっている、ここを渡り終えると大島、時間も午後に差し掛かって旅もいよいよ終盤戦です。




















伯方島と大島の間の海峡は潮の流れが急で渦巻いている、まさに海の難所、そこを取り仕切っていたのが村上水軍でした。水軍と言うと海賊と行ったイメージもあるが、船の航行を安全に導いたり、海上の関所で通行料を徴収したりでまさに海上警備員と言った感じ、海沿いの道を走っていると左手側に見えてくる島がその本拠地となっていたようです・・・が、自分(一人称)はそんな水軍には特に興味もなく、今治に向けて先を急ぎます。宮窪の町に入ったところで道を右に折れて、海を背にして山へと差し掛かって行く。国道317号線は最初は緩やかな上り坂、それが目の前に山が近づいてくるとだんだん急になってきて、尾道からここまで走ってきて疲れ切った足に更にダメージを与えてしまうくらいの難所です・・・が、この上りが楽しみと言えば楽しみなんだよなあ~。海のしまなみもあれば山のしまなみもあり、峠を越えればまた先の風景を見るのが楽しみになって来ます。その宮窪峠までは急な上りでもさほど距離はなく、ピークを過ぎれば一気に下りとなって吉海町へと差し掛かる、ちょうどコンビニがあったのでここでちょっと遅めの昼食休憩。走りを再開して町を抜けると海に近い所で最後の上り坂、山の向こうには次に渡る橋の欄干が見えている。四国はもうすぐ目の前にあるが、その前にはまずこのゼットンのような橋をやっつけなければ・・・、その来島海峡大橋を渡った記録は次回です、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち