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干し数の子が高騰して・・・干しスルメ代用・・昭和の台所回顧

2013-01-15 | グルメ

東京下谷で両親の庇護のもと

幸せな少女時代を過ごしていた私ですが・・・

江戸っ子の父、上州生まれの母が作る正月料理は

毎年 判で押したようなモノでした

ごまめを裂き 丁寧に焙烙で炒るのは父の役目

いつの日か・・それがいつだったのか 記憶に留まっていませんが

なますは私の役目になっていった・・・

そして なだれこむように 昆布巻き 雑煮のだしとり お煮しめ 伊達巻 お汁粉と私が作るようになっていった

正月料理で毎年楽しみなのは数の子漬けでした

干し数の子を乾物屋から買い求め

水でもどして調理するのですが・・・毎年 甕にいっぱい仕込みましたね、母は。

両親の許可なく、自由に取り出して食べていた四人姉妹でした

あのなんと表現したらよいか・・・食感が忘れられません

それが・・・ある冬から干し数の子の値が高騰して・・高嶺の花になってしまったのです

庶民である私たち一家の食べ物ではなくなってしまった

それで・・代用食が・・・干しスルメの醤油漬けとしてその後 なが~く登場したのです

昨日 私も作りました

 醤油1 砂糖1 水5を鍋にいれひと煮立ちさせ常温になるまで冷まします

保存器に干しスルメを適当に切り(器に入る大きさにするということです)

冷めた調味液を投入、その後 天地返しなどして漬け込みます

すぐに浸かりますよ

残った調味液は再沸騰させて再利用します

どうぞお試しあれ!

 そう、肝心なこと書き忘れました

その浸かった干しスルメをフライパンなどで適当に炙って

裂いて食するのです

 

 

 



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