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9/9(水)の記録。
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だいぶ炒まったところ。
焦がすとまずいらしいので、適当なところで火を止め、キッチンペーパーで漉したのがこちら↓
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残りはこんな感じで↓
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(この画像もネットからお借りしております。)
この日は、娘休日なのに出社、
そしてお昼も夕方も会社の友人とご飯予定。
つまり、家でご飯を作る必要なーし(^o^)
そして、前もって言っておくと、
この日は私は体調イマイチ。
夜まで驚くほどお腹も空かず、
食べたのは前日のそうめんの残り3口ほどのみ。
食卓画像はなしでした^^;
娘が出かける前の昼前頃、
甘いものを切らせていたので、
にわかに紅茶パウンドを焼きました↓
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結構良い出来(^^)
そして娘が出かけたあと、
買っていた豚肉の処理をしようとしたところ、
とんかつ用のロース肉、酢豚用に買ったもも肉共に、
なんだか脂身がとても厚いのが目に付きました。
切って捨てるのは簡単だけれど、もったいないよね、
と考えていて、
そーだ、ラードを作ろう\(^^)/
料理上手のY叔母が、
いつも事もなげに言っているのを思い出しました。
「昔はラードも家で作ったよ」
「油揚げも、厚揚げも、自分の家でお豆腐を揚げて作ったし」
叔母は若い頃、実家で小さな食堂をやっていて、
その料理の腕が評判で結構流行っていたらしい。
昔のこととは言え、
私たちが今聞くと、
ええーそこから〜??(゚∀゚)
と思うようなものもだいたい自分の家で作っていたようです。
私は、ラードはそのために一から作ったことはないけれど、
煮豚などを作った後の煮汁が冷めた時に上に浮かぶ脂は、
もったいないので集めて冷蔵または冷凍しています。
まあ、脂身を熱して溶かせばできる、
というのはだいたい予測がつくけれど、
一応前もってネットでレシピを調べたのは、私にしては上出来f^_^;
シェフが教える本格的なものから、
もっとハードルの低い主婦レベルのものまで。
(もちろん、選んだのは主婦レベル^^;)
とにかく、豚の脂身を鍋またはフライパンで溶かせば良いのですが(本格シェフのものは、途中何回か漉したりする)、
新たに知ったことは、
火にかけた脂身が途中で焦げ付かないためには、
「重さの10%の水を予め加える」
ということでした。
それから、脂身は、シェフのようにそのために肉屋からミンチ状のを買って来るのでなければ、
「なるべく薄く切る」
方が時短になる!
シェフのは「背脂のミンチ1キロ」とかが材料だけれど、
私は元々たまたまあったもので作ろうとしているので、
分量はわずか65gくらい。
つまり、加える水はたったの6ccくらい。
シェフレシピ、主婦レシピ共に、
だいたい元の重さの9割くらいのラードができるということらしかったです。
ごく小さな鍋でここから始めて↓
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だいぶ炒まったところ。
元の脂身がだんだん縮んで、
そこから小さな泡が出なくなったところが、ラードが全部外に出たサインとか。
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焦がすとまずいらしいので、適当なところで火を止め、キッチンペーパーで漉したのがこちら↓
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まだ熱いままなので、
透き通った液状です。
残りはこんな感じで↓
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これは刻んで保存しておき、チャーハンなどに使えるそうなので、
これはこれで楽しみ(^^)
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そして、ラードの粗熱が取れて固まり始めるのを待っていたところで、
その日、「ラードの作り方」をネット検索した時、
なぜかスマホの画面に出てきたのが、
「ちんすこう」
なのをふと思い出す。
なぜ、「ラード」の検索ワードで「ちんすこう」❓❓
調べてみてビックリ。
あの沖縄の名物「ちんすこう」は、
意外や意外、
なんと、
「小麦粉、砂糖、ラード」
この3つの材料で作れる!
そーか、そーだったのか!
「ちんすこう」については、
以前それにとてもよく似た中国のお菓子をもらった時に調べたことがありました。
(その時の日記はこちら。)
そうと知っては、
それに出来たて自家製のラードを目の前にしては、
それはもう「実行」あるのみでしょう(*^▽^*)
ラードは、レシピによるとレンジで溶かして使うのだけど、
今回は出来たて液状なのでその必要もなし!
作りました、ちんすこう。
小麦粉 100g
砂糖 大2
ラード 大3
塩 小1/2
を混ぜてまとめたところ。
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ちなみに、この日作った自家製ラードは、
このために大さじ3を使うと、
残りはだいたい大さじ1くらいかな、という感じでした。
つまり、65gの脂身から、大さじ4くらい(約60cc)のラードができていたということで、
これは、最初の見積もりから言っても至極妥当です。
一応、ネットのレシピ通りに丸く成形し、
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そして、170℃オーブンで約18分焼きました。
ベーキングパウダーとか入れてないのに始めより一回り膨らんだし、
なんか思ったよりも美しくそれらしいひび割れですよ^_^;
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焼き立ては崩れやすいということでしたが、
もちろんまだ熱いうちに試食しました(^^)
そうしたら、
辛っ( ̄▽ ̄;)
一応、「塩ちんすこう」というレシピではあったけれど、
どうも塩を入れ過ぎました。
テキトーにやったので、
たぶん小さじ1/2のところ、
その倍量くらいは入っていそう(・_・;
まあ食べられないことはない。
でも、そこで気づいたのです。
自分が持っていた「ちんすこう」のイメージはこれ↓ですが、
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(画像はネットからお借りしました。)
よく見るこれよりは硬く焼きあがっているものの、
この食感、それにちょっと塩の効いた味。
「以前どこかで食べたことがある」などと言うよりもっと、
「すごくよく食べていた」馴染みの味のような気がするのはなぜだろう❓❓
そして思い出しました!
これ‼️
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(この画像もネットからお借りしております。)
ウォーカーズのショートブレッド!
30うん年前に初めてイギリスに行った時に知り、
その美味しさが忘れられず、
その後の転勤妻?時代の、ちょいと個人輸入的なことをしていた時に、
イギリスから直接買ったりしていました。
が、ある時その恐ろしいカロリーに気づいてあまり食べなくなりましたf^_^;
今は日本の結構どこにでも売っています。
ちなみに、この「ショートブレッド」の「ショート」は、油分が多くてポロポロしている、のような意味で、
なんと材料が、
「小麦粉、砂糖、バター、塩」。
つまり、油脂の種類の違いだけでちんすこうとほぼ同じ!
しかも。
更に調べていると、
このイギリス(ウォーカーズはスコットランドのメーカー)のお菓子は、
かつて大英帝国が勢力をのばしていたアジア圏から入って来た「ちんすこう」が元になっているのではないかという話まで!
気まぐれでにわかに作り始めたラードから、
ちんすこう、
そして30年越しのショートブレッドにつながるとは、、、
もうなんか、めまいがしそうヽ(;▽;)ノ
それから、
これも途中で気づいたのですが、
有名なちんすこうにしても、
ウォーカーズのショートブレッドにしても、
形は、生地をまとめたものを包丁のようなもので切って作ってあるようです。
その前にはまとめた生地を冷蔵庫で休ませるので、
考えてみたらこれは、「アイスボックスクッキー」の作り方では??
…ということは、
ちんすこう
≒東洋のアイスボックスクッキー、
と言えなくもなくて、
しかも
≒ヨーロッパのショートブレッド。
そしてそれに影響を与えたのはちんすこう、
と。
まさに、It’s a Small Worldのような?世界だ。
(世界はひとつ、世界は丸い、とか⁉︎^^;)
さて、ここまでの話となると、
近々私がショートブレッド作成に乗り出しそうなことは、
自分でも想像に難くありませんf^_^;