タイで子連れ狼

何の因果か運命か、異国の地にて親父単独で二人の子を育てることに。

さあ大変の、てんやわんや育児&生活日記

N-MAX155 レビュー走行6000Km

2016-04-22 11:38:49 | バイク
N-MAX155での検索が多いようですから、ちょっとリザルトなどを


日本では排気量が少し減って125㏄が発売されましたね。
155㏄版は並行輸入という形ですか。

それで、この二車がどれだけ違うかって事は言えませんが、タイで6000km程走っての感想をまとめてみます。

まず、気になる燃費はだいぶ伸びてきましたね。

今のところガソホール95で、1L=43km前後を維持してます。

最高速アタックは、条件が良ければ平地で時速120km(完全フセ体勢)、山の下りでは128kmから伸びません。もうちょっと長い下りだと130km出るかもです(怖いけど)

ええ~ハッキリ言って155㏄での信号ダッシュは、ホンダのカッ飛びスクーピーやクリックと変わりません。
相手が体重40㎏程のおねいちゃんだった場合、これはマジでアクセル捻らなきゃ負けます。
マジで走ると燃費がガタ落ちするし、そもそもそんなキャラクターではないのです。


可変バルブがクラス初装着だなんていいますが、これって低回転から最高トルクを引き出すタイプじゃなくて、エンジン回転をあげなきゃ作動しないタイプなんですか?

それだと、確かに音がブイーーーンと変わるスポットがありますが、音に対して加速はどうなんでしょ…ってレベルで感触が怪しい。

その昔、トヨタのファンカーゴっていう車種に試乗したことがありますが、あれに可変バルタイが着いてまして、高回転は伸びませんが低回転からモリモリとトルクが出てたんです。
まる2.5リッターのNAに乗ってるようなトルクカーブでした。
あれを期待してたんですが、肩透かしを食らったような気分。
可変バルブに関しては、あまり考えない方が良さそうですね(^^;)


もちろん80km以上の速度帯になると125㏄スクター勢に圧勝しますが、街中ではストップ&ゴーですからゼロ戦のようにヒラヒラ舞うホンダ製スクーターとは互角の走りとなります。
命を懸けたスリ抜けを決行した方が勝ちですね。

じゃあ長距離を100kmで巡行できるかというと、それはかなり厳しい。
大きなスクリーンは試したことがないので何ですが、向かい風にしがみ付く感じは拭えない。
それに車体剛性こそしっかりしてますが、サスペンションがガチガチなうえにタイヤが13インチってことで、道の継ぎ目なんかでピョンピョン跳ねます。
タイのコンクリ道路になると60kmでもガタガタとメガネが上下したりして、とても不快指数が跳ね上がる。
日本の舗装道路並みに良い道だと、やっと本領発揮の走行となりうる。

よって、街中では安価な軽量小型車と互角、かといって長距離走行ではツライ原因あり。
そういう中途半端は存在な気がします。

これはホンダのPCXと比べても、発展途上国向きの車両ではないと断言します。
ヤマハさん、間違えましたか?

極端にダートに弱いし、市街地以外では売れないと思いますよ。

走行に関しては、エンジン良し、駆動良し、車体剛性良し、ブレーキ良し、燃費良しと満足のいく出来なのですが、ユーティリティーに関しては、かなり不満有り。

まあ最新型のPCX150と比べるとですね、小さな不満はあれこれ出ちゃうのですが、それは横に置いといて

一番の不満点は、タンデムが快適じゃない!
後席ステップの位置が前すぎて、段差がある場所で足を着こうものなら、つま先が運転者のふくらはぎに当たって「オットット!」と、何度も立ちゴケしそうになりました。
フィオーレのオーナーさんも同症状だそうですから、ヤマハのデザイン部門に問題があるのかもですね。

で、パッセンジャーが乗り降りしにくい、しかも尻で全体重を支える形となりますから長時間はNGとなります。
これって、かなり使い勝手をバカにしてるかもですね。

次の不満点は、運転者ポジションですね。
これは私の個人的な我が儘かもしれませんが、尻が痛くて長時間座っていられない。
よくよく自分のポジションを見るとですね、ステップの位置が高すぎて、膝の位置が微妙に大腿骨よりも上にあります。つまり、毎回ヨッコラショと足を持ち上げてステップに乗せる必要があるし、太ももを含むかなりの体重を尻だけで支えるポジションとなります。
足が極端に短い人を想定して設計したわけでもないでしょうが(笑)、これはツライですよ。

好意的に見て、恐らくバンク角を多く取れるようにステップの位置を上げたのかもしれません。
コーナーリングと快適性とはトレードだと言われればそれまでです。

対策として、足を前にポーンと投げ出すポジションにする方法があります。
それだと太ももで重量分散が可能となります。
が、このポジションだととても不安定な走行になり、高速移動はまず不可能。
80kmで走行すると、尻がピョンピョン飛び跳ねますから危険なのです。
危険を避けるための急激な進路変更にも対応できません。
よって60km以内での低速走行では有効な対策となりえますが、
60kmで走る場所なんて近場なんですから、結局は足を前に出す必要なないという結論で…

私が70㎏以内まで体重を減らせばいいだけの話ですが?
今後も尻痛とのお付き合いは続く予定ですww


その他、メットイン容量が少ないだの、意味の無いハンドルカバーが邪魔だの、燃料コックが着脱不便だの、シート地が安っぽいだのテールランプがショボいだの?
いろいろ小さな不満点はありますが、それは徐々にアップデートされて良くなっていくものだと思っています。

それで「次回もN-MAXを購入するか?」って聞かれると、「買わない」と答えます。
S-MAX250あたりが発売されたならば速攻で買い替えるかもしれません。
そして小回りの利くグランドフィラーノあたりと二台持ちが理想的。

或いはロングツーリング用に車格をグッと上げてトレーサー700とフィラーノとの二台持ち、そうなればベストなバイクライフだと考えます。

もちろん財布との相談によりですが、
そうなるとN-MAXの存在価値って、微妙な隙間にしかないのでしょうかね…

まあ勝手なことをツラツラと書いてみましたが、なんやかや言ってもヤマハさんのバイクには特別な魅力があります。
こんな酸っぱいユーザー意見を無視したりせずに、より良い商品を生み出して欲しい。
日本企業ガンバレ! そのように応援しているのであります。

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あ、そうそう、ちょっといいですか? (刑事コロンボふう)

購入したヤマハ販売店、あの後は全く音信無しでして、行ってみたんですよ。
そしてら、もう一度パスポートと労働許可証を貸してくれっていうじゃないですか。
「はあ?」って
「コピーにサインをもらってなかったし」って
それが3月12日だったかな? 

あれからまったく進展してなかったのね(-_-;)

そんで何時できるの?って、オーナー奥さんらしき人に聞いたのね。
「一か月で出来ます」って、また口からデマカセかなと…

今現在で4月22日で、連絡来ない。
まあ、過去に一回も連絡して来たことないし、欲しけりゃお前が来いって事なんでしょうが

やっぱりタイクオリティー、そろそろ行ってみるかな。

ちゃんちゃん♪

加筆… 7千キロ走行あたりでのこと。サイドスタンドの取り付け部分が弱いのかグニャッと曲がって立ちが不安定になりました。倒れそうなんでタンデムライダー(息子)が乗り降りで怖いそうです。
頻繁に二人乗りする方や重い荷物を積む方なんかは、フレームを強化しとく方が良いかもしれません。