タイで子連れ狼

何の因果か運命か、異国の地にて親父単独で二人の子を育てることに。

さあ大変の、てんやわんや育児&生活日記

新政権のポピュリズム & オリンパスPEN EED

2023-09-25 15:57:05 | 思った事 考えたこと

                引用終わり

 

選挙活動を有利に進めるためにポピュリズム的な約束をズラズラと並べていた新政権タクシン派

公約を無視できず最低賃金を大幅に上げたいようだ

時代はインフレの物価高、賃金の上昇はあってしかるべきとは思うが

CPIが2.01%だというし、ピパット労相が提示する+2~10%が真っ当な意見に思える

なぜに19%?と驚くばかりであるが、それだけ国民の8割以上を占める貧困層の票を集めたかったのだろう

(タクシンを帰国させるために?)とにかく選挙で勝ちたかったのだろう

選挙結果は2番目の得票率 なのに新政権では仇敵ともいえる軍閥との連立により与党第一党へと大逆転

自分としても19%という大幅UPに反対なのだが、如何せんタイ選挙権のない外国人の身である

何を意見しようとも 誰が取り合ってくれる訳でもなし

せめてブログにてつぶやく程度である

 

ピパット労相の引用には「最低賃金を10%以上引き上げると雇用主が対応できず…」とある

これはタイの労働事情を如実に表す見解だといえよう

誤解を恐れずに言えば タイ国の地方都市で働く労働者の意識は 日本人からすると限りなく意識低い系

どれくらい低いかというと、いや、高いか低いかではなくて

洗練されていないという表現がしっくりくる

何処がどう洗練されていないのか細かく例を出すと朝まで掛かるので割愛するとして

端的にザックリ現すなら 想像を絶する責任感の欠落、 自分本位の身勝手な判断、 

敵の敵は味方だとばかりに団結して、数の論理でゴリ押しするヤケクソ気味な要求

勘違いでもムカついたりすると全てを投げ出す覚悟で逆切れし、粗悪品を納品してでも会社を困らせようとする勝ちたがりな性格

今まで育ててくれた感謝はどこへ行った?とばかりに昇給を求めて「熟練者です」と競合他社へ売り込み(つまり仁義なし)

荒らすに荒らして 結局どこの会社からも相手されなくなれば田舎へ引っ込んで「お金など無くとも自分の時間を自分のために自由に使える幸せ」などとSNSで悟りの境地を連発して、他の従業員を攪乱 羨ましがらそうと営業妨害活動

こういう事は普通にやる人たちである

表向きはお寺参りでタンブン(お布施)する善人 確実に極悪人でない

良いか悪いかで分けると、悪い人ではない

しかし社会人として働くには高度な教育は受けてないのも確か(大概は小卒程度)

いろんな書物を読んでるわけでもなく 知識と言えばお寺のお坊さんの説教くらいのもの

善悪は お寺のお坊さん&国家権力が決めている

お坊さんの知らない範囲に関してはグレーゾーン? それぞれの判断に任されている感じ

かくすれば かくなるものと知らないで やりっぱなしで後悔しない 今を生きるタイ人かな

いちいち説明せずとも経験者ならば膝を叩いて共感してくれるはずであるが

それくらいの知的レベルの従業員を雇って運営するのは 日本人のように少ない人数で多くの仕事をこなすのとは訳が違う

そう、日本人が1人で受け持つ仕事内容をタイ人ならば3人~5人で行う必要がある

理由は? 1人に多大な責任を背負わせるのは危険だからだ

勝手に長期休暇を取る人もいれば いきなり辞める人もいる

妄想で害されたと判断したなら 仕事をうっちゃって場所をわきまえずに猛然と噛みついてくる人もいる

そんな時のために常にスペアーを用意しておかねばならない

もし優秀な従業員がいるからと その人に大量の仕事や責任を持たせたならどうなるか?

間違いなく現場を牛耳りだす 権力を持ったと勘違いして自分勝手な決断を連発するだろう

「ワタシが気に入らないのなら転職しますよ いつでも首切ってくださいよ」という強気の態度になって

挙句 少しも苦言を受け付けない空気を醸すようになり、自分にとって最高に快適な王国を築こうとするだろう

そんなタイプは日本にもいるだろうが、まだ分をわきまえているだけマシ

よって安定した運営を継続するにはスペアーを何人も用意して責任を分散する必要があるのだ

もちろん分散したとて そんな熟練者は自分の技術や知識を新人に分け与えるようとはしない

自分の競争力を失いかねない 立場を危うくするようなライバルを増やさない

よって、責任者の自分以外はすべてカスばかりっていう組織を作りたがる

それこそがタイの会社がなかなか大きくなれずに 個人商店ばかりがゴロゴロしている理由のひとつであろう

 

ここまで話せば ピパット労相の「最低賃金を10%以上引き上げると雇用主が対応できず…」の意味がお判りいただけたと思う

そうだ タイ人が高給取りになる それは少ない人数で大量の仕事を受け持つのと同義

ならば日本人と同じような社会人意識 良識や責任感を持たねばならない

田舎常識で自分勝手な行動はとれなくなる

「勤務中の恋人との電話は何よりも大切、禁止するなら辞めましょうか?」なんて妄言は使えなくなる

「ちょっとバンコクまで結婚式に参加して、ついでに娘に会いに行くから15日間休みます、どうします?クビにします?」

「作業はするけど それ以外の雑用や人の管理はやりたくないので自分でやってください 不満があるなら自分以外の責任者を連れてきてちょうだい 私はすぐに田舎に帰るからね」

そのような自分本位で身勝手で 無責任な発言もできなくなるはず?

いえいえ、この人たちは強気の姿勢を崩さない

組織がボロボロになっても関係ない まず自分を第一に守りなさいとお坊さんから教えられている

かくてロクな従業員のいない会社から めんどくさい大量の責任を押し付けられた数少ない使える人材が去ってゆき

にっちもさっちも行かなくなるのは当然の帰結

 

「いやいや、時給じゃなくて日給が400バーツでしょ? まだ安いじゃないの?」と思うかもしれないが

それは違う

最低賃金はアカ族とかカレン族とか、モン族とかラフ族とかの山岳民族の値段

それも仕事なんかしたことなくて、洗濯をお願いすれば ずーっとタライの横でゴシゴシ手洗いしてる15歳16歳の給料

そういう人を100人雇って 何人が機能するかというと

ま、一人か 二人ですね

約に立たない99人の賃金は 働く間はボランティア的に支払われます

そんな人と 熟練のタイ人とが同じ給料で許されるはずもない

底上げ的昇給を怠れば とんでもない突き上げに会うだろう

実際には突き上げではなくて、見えないところで意地悪される

 

野村監督の言葉は「羽目を外せ ただし元に戻れるなら」であるが

私の知るタイ人といえば 元に戻れないほどの逆切れで周囲に迷惑をかけて 

そして何事もなかったように他人顔で去ってゆく

「あたしゃ一向に困らないし、困るのは会社でしょ?」とばかりに勝ち誇る

 

というわけで、一見おバカに見える新政権が

かくすれば かくなるものとも考えず やっちまっても困るのは僕じゃないも~ん的にポピュリズム大判振る舞いすれば

中小の廃業が相次いで 困るのは会社だけでなく仕事を失うタイ人労働者たちという方向性

かくて仕事場を失った労働者たちは田舎へ帰って畑仕事をするしかなくて

権力者の狙い通りに旧態依然とした貧困と格差が継続される そんなシナリオも深読みできる

取り決めは現場の声を集めて慎重に吟味して欲しい

 

郵便小包が投げ込まれていた

中には息子への誕生プレゼントであるカメラ(゚Д゚;)(>_<)

 

無事だったか~ (;・∀・)ビビったぜ

オリンパスPEN  EED  1967年もの フルレストア済み 

息子がフィルムカメラが欲しいってんで、ネットで程度の良さそうなのを探しましたよ

新品じゃないの?っていうくらいの美品 奇跡の保存状態

小さいながら鉄部品のカタマリなので手にズッシリきますね

これを設計したのが米谷さんという方で、作ったのは だいたいお爺ちゃんと同年齢の工員でしょ

まあゼロ戦とか作ってた人たちだから、物作りにはプライド持って妥協がないよ とウンチクをひと通り話して

昨年だか オリンパスはカメラ事業から撤退したんだよ もうオリンパス名のカメラは造られない

こんな奇麗な個体はもう手に入んないからコレクションとして大切に保管してねと もったいぶって伝えた

息子、鼻血ブーー的に大興奮(*`艸´)

 

このカメラは時代にそぐわぬ自動露出計が付いているのですよね

といってもTTL測光ではなくて 原始的なやつです

セコニックの露出計に使われてるタイプかな?

オートにすると自動でシャッタースピードと絞りを決めてくれます

だけど、自慢の開放f1.7ズイコーレンズで絞りを手動すると なんとシャッタースピードが15分の1に固定されるという条件付き

15分の1てことは、屋外での撮影ではf11とかf16とかに絞る必要があるからボケ味は期待できないね

ISO感度は400までしかないから スモークフィルターを装着して光量を少なくするしかない

また、ピントが目測なんですよ笑

ファインダーは単なるガラス窓 撮影対象が自分から何メートル先にあるのか考えてピントを合わせとくタイプ

だから今のデジタル一眼カメラのような自動的に目にピントが合って、しかも動けば追従してピントを合わせ続ける 

なんていう宇宙的なテクノロジーではありません(;^ω^)

電池が1.3Vの古いタイプで在庫がないので 互換性のある1.5Vの電池を取り寄せてサイズ合わせのアダプターも取りそろえた

(電圧が違うので少し露出オーバーになるとネットで見かけたが、試し撮りで確認するしかない)

UVフィルターと穴あき広角用フードも同時に購入したが 測光窓がフードで蹴られるので撮影時には外さねばならない

まあ、そんな不具合や不都合を楽しむカメラなので まるでタイ国で生きる象徴のような機械とも言えるわけで?

これから息子の相棒として 彼の芸風であるエモーショナルな絵を弾き出してくれることでしょう

そしてズッシリとしたカメラ重量と同時に 人類の英知の積み重ねという歴史の重みも感じて欲しいね

 

日本最高峰である某東〇大学の大先生から 恐れ多くも直々の御教授をいただけた息子

希望者だけ集まるように言われて、受講した学生が息子と友人の二人だけっていう…

あとは大学の先生方が受講生っていう…

「うちの教授たちがスっっゴイ尊敬してたよ」と報告する息子は目がキラキラしてる

そりゃそうだろ、普通の頭脳と根性と努力じゃないよ スーパーウルトラ超サイヤ人みたいなもんだからと

意味のわかんない説明をするしかないオヤジでした(;^_^Aはは

あ、どうも息子がお世話になりました また御縁あれば御指導のほどを宜しくお願いいたしますm(__)m

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