タイで子連れ狼

何の因果か運命か、異国の地にて親父単独で二人の子を育てることに。

さあ大変の、てんやわんや育児&生活日記

チェンマイ桜と月光仮面カーム

2017-03-13 09:19:13 | 育児

今年も咲きました桜咲く!!!
といってもホンモノではなくて、似た何かです。


そういうことで、なぜか息子が合格してしまいました
応援して頂いた皆様に感謝申し上げます m(__)m

今時の合格発表って、ネットで確認できるのですね。
振るえる声の息子は開口一番、「行ける学校があって良かった…」

心配だったのでしょうね、卒業してここ数日間どの学校にも属していないプータロー状態でしたから。
「それで?補欠の何番なんだ? 10番以内じゃないと安心できないぞ」
喜ぶのはまだ早いと、冷静に反応したところ
「違うよ、補欠じゃないよ、見て見てモニターを!」
補欠ならEPの3番とか順位の記述があるはずですが、息子の名前の横は空白
何度眺めても合格してます
それにしても信じがたい、確かに鉛筆コロコロは一度もやらなかったと、全部の問題が解けたと言ってましたが…

「あ、やはりこれは正真正銘の合格だね」
「やったじゃねーか!!!」
そう親父が号砲を上げると

「ひゃっほー!」
喜びを体全体で爆発させる息子
マイケルジャクソンばりのダンスで部屋中を飛び跳ねました。
ムーンウオークをやったかと思うと、
「ポウ!!」と叫んで腰をカクカクさせてます。
「お前なあ…、喜び過ぎじゃね?」
「日本人はそんなバカ喜びはしないんだぞ、勝ったときは負けた人の事を気遣ってだなあ、静かに静かに喜ぶもんだ云々…」
なんだか大相撲の審判長のようなセリフを言っちゃうわけですが、そんなの息子は聞いちゃいない。
涙目で充血した顔をダーーっと近づけてきては
「倍返しが成功した、倍返しだーーー!」と叫ぶ。
ああ、なるほどね、我慢してたんだね、学校や家庭で色々と理不尽な目に晒されて、何かと不本意な結末が多かったからね
ここは満足いくまで感情を爆発させることにしました。

まあ、そんなに大したレベルのクラスではないかもしれませんが
息子の学校から受験したのは8~9人だけみたいですね。
このクラスで合格したのは学校順位27番の息子と順位7番のミンちゃんの二人です。
気になるのは、順位1番のAKBちゃん、2番のハッピーちゃん、5位のネパール君の三人が別のクラスを受験していたこと。
息子が後でネパール君に聞いたところ、「大学進学に有利なクラスだから」だそうです。
恐るべき、タイ受験戦争は6年先を見据えた戦略が必要なようです(汗)

まあ「倍返し」と叫んだ理由は、5年生で順位17番だったのに、なぜか六年生では27番へ
一気に10番も急下降されたからだと推測します。

不本意だったんだね、存分に踊っていいよ、気が済むまで踊るがいいさ。


それだけでは何です、やっぱり合格発表は学校の看板を見て万歳しなきゃというわけで、
わざわざ行ってきましたY校まで

でも、それらしき人は見当たらないし、それらしき場所がありません。
隅っこに小さな掲示板があったので見て見てみると


ありました、小さい(;゚Д゚)

「なんだよこれ、ショボ!誰も見に来てないじゃん」
などとブツブツ言いながら、
「まこれでもいいや、ほれ万歳やろうぜ、タイだからチャイヨーーーっていうんだろ?」

「いやだよ、恥ずかしいよ、そんなの誰もしないよ」、と拒絶されてこの写真になりました。



お祝いは家族亭にて寿司定食、マグロの二枚重ねでご満悦

残りのシャリだけは、私に食えと投げ渡し
「調子に乗りすぎじゃねーか?ヾ( ̄ヘ ̄; )」

次の日には浮かれ気分が終結し、今回の試験で不合格となった同窓を救済すべく行動を開始した息子
まずは末席で補欠登録された親友のファースト君へ黄色の問題集を贈呈しました。
そして、子分の後輩には自分と同じ苦労を味合わせたくないと、Y校塾の情報をシュアしました。
息子は2016年度の学校リーダーでしたからね、卒業してもその役割を果そうとしています。
そうそうそうだ、その意気だ、利己心の塊の人たちとの違いを見せつけろ!
まるでテレビのヒーローモノでも見ているように応援するだけの親父でありました。



ヒーローといえば
今回の試験問題には、受験メンターのメンカームさんから教えて頂いた問題が出題されました。
ピラミッドと握手の等差数列が二問、そして円の中にある三角形の角度を求める図形問題です(それ以外にもあるかもしれません)
それらの問題は格差を付けるために出題されるので、「知らなければ解けない問題」として何度も何度も数字を変えては解かせました。

こんな感じで⇊⇊
http://blog.goo.ne.jp/menkarm/e/214c5b6df999f670536ad3eb82993a50

「バッチリ解けたよ」そういってニッと笑った長男は、「ウドンのおじさんって、どんな顔なの?」と聞いてきました。
顔が見えなきゃ感謝の実感が湧かないのでしょうかね、
「こんな顔らしいぞ」と、あの似顔絵を見せました。


 ⇈親父「これこれ(笑)」、 

  息子 (-_-;)…

「タイガーマスクも月光仮面も正体は秘密なんだぜ」
我ながらセリフがバシッと決まったなと思いきや
「それなに?知らない」という返事がありましたとさ(;^ω^)

━ 来年はメンカームさんの息子さんとお嬢ちゃんにもウドン桜が咲きますように ━



それと前後して娘が日本へ旅立ちました


緊張のパスポートコントロール、昨年は息子の許可が下りなくて戸惑いました

今回、10分間程質問攻めにあって冷や汗がでましたが、なんとか無事に飛び立つことができました。

お兄ちゃんがいない初めての一人日本ですが、きっと良い勉強になるでしょう。

引き締まった顔で戻って来い!!!!

そのたるんだ腹、ドゥアイ!(* ´艸`)


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2 コメント

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合格おめでとうございます (メンカーム)
2017-03-16 00:39:12
学校の成績はかなり先生の主観が入っており、息子さんの成績がそのまま数値化されてないのですが、それにしても短期間での倍返しはお見事でした。
1回目の入試の順位からしてかなり優秀な息子さんですが、2学期からの本格的な受験勉強で見事な合格でしたね。
合格の事実が実力を表してます。
3年後は息子さんとお嬢さんのダブル受験。通知表の成績でエスカレーター式のM4(高1)か入試での特別クラスでしょう。お嬢さんも同じ中学だと良いですね。
お兄ちゃんと別での日本旅行。
一回り大きくなって帰られるでしょう。
返信する
Re:合格おめでとうございます (muga)
2017-03-16 10:55:46
有り難うございます、滑り込みセーフでした。
メンカームさんがタイに居なかったらと思うと冷や汗がでます。
そういう意味では、まさに「神!」
息子の同窓で、まだ進路不確定な子が十何人かいて、小学校の居残り講座に通ってます。
なかでも巨漢のF君なんかは息子と同じく算数と英語が大得意、タイ語と社会が苦手なんですが、Y校の二次試験は受けてないのですね。
理由は苦手な教科が試験にない事を知らなかったからだそうで、まったく親の情報音痴が子供の将来を狭めている、順当に行けば、もしかすると、いやもしかせずともその講座に我が子が沈んだ顔で参列していたのは確実なわけで他人事ではないのです。彼にも協力しろと言いました。
まあこれは後日談なんですが、モープトゥアの日には合格者と補欠者が混ぜこぜで説明会が行われたそうで、粗方説明が終わってさあ手続きだと、「合格者の子は手を上げてください」と言われた時に、理系補欠10番で当選したはずのKHちゃんがすっと手を上げて立ち上がったそうです。3番のウドン娘、PPちゃんはそのまま座ったままです。
帰宅した息子はPCを立ち上げオンライン「…、やはり」と一言、「いいから何も言うなよ」と釘を刺しておきました(笑)

しかし、当日は母親がしゃしゃり出てきて「あたしが行く!」って言うから付き添い任せて、久しぶりに山の上で偽桜の撮影などやってたら息子から電話です。「僕のパスポートがいるから持ってきて」もう全開120kmで爆走帰還、やっとこさ到着と思えば、今度は散髪につれてけと、事務手続きが大嫌いな母親はプンプン怒ってて、「問題は全部ぼくのせいにされたよ」とガックリ顔でしたね(^^;ヤレヤレ
そんな母親は合格までの苦しい道のりなんて知らないわけで、世間の神童たちの凄さも知らない。やれMBAだ、やれビジネスを立ち上げろだのと鼻息荒い荒い、高校も英語クラス以外は行かせないと命令するし、息子と二人で目が点になるばかりです。

娘は日本で充実の毎日なようですが、お婆ちゃん家に行くとダレダレになって日々のルーティンが崩れるそうです。
ケジメのない生活は修養に害です、自らを律するところまで学んで欲しいのですが、もちろんタイに戻れば元の木阿弥でしょう。
いや、溜まったうっぶんを私にブチ撒けるのが今から怖いです(^_^;)
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