10月26日「知花歴史写真展」が知花自治会・知花ときわ会共催のもとオープニングセレモニーが行われ、知花公民館では31日まで開催している。
写真展は、これまで字誌発刊の際に多くの方々から情報収集した戦前・戦後の人物・風景・拝所・井泉・伝統芸能など約700点余が展示され市内外から多くの方々が写真展を訪れている。また、2F会場では「松本闘牛写真展」も同時開催している。
会場を訪れた方々からは「本当に懐かしい写真」「これまで見たことのない知花の風景が数多くあり時間が足りないくらいだ」「私は当時17歳だった」・・・などの声が聞かれた。
今回の写真展に併せて「知花ガイドマップ」及び「大判パネル」も作成されガイドマップは地域学習に活用してほしいと近隣の小学校にも進呈。県内の各関係機関にも配布され知花の歴史・文化等が広く情報発信されている。
同写真展は沖縄市立図書館前ロビー(11/1~8日)、コザ信用金庫赤道支店(11月11日~15日)でも開催する。
■写真展の見所
1.歴代知花区長、字選出議員の屋号、就任期間の戦前データが追記。
2.知花の拝所、井泉、名所・旧跡が紹介
3.知花の昔の風景や空撮紹介・・・
【コラム】
展示会場では五月・六月ウマチーの際に『おもろさうし』に歌われている「知花のウムイ」が流され、今では知花のウマチー行事では聞くことが出来ない「ロマンあふれる写真展」が演出されている。
このことを初めて紹介したのは世礼国男である(「久米島おもろに就いて」雑誌『南島』2号1942年)。その後、上江洲均が『琉球政府立博物館々報(1969年)に「知花の祭祀とその組織」を発表し、この中でふれている。このウムイの録音は1966年7月3日(旧5月15日)に知花祝女殿内の祭祀の際になされたとのことである。
このウムイをはじめて文字化したのは『中頭郡美里尋常高等小学校50周年記念』誌(1932年)である。これには祭りの模様も詳しく書かれている。
「ウムイシンカのウムイ(太鼓あり)」
「ウムイシンカのウムイ(太鼓なし)」
「神人による旧14日のウムイ」
「神人による旧15日のウムイ」
(沖縄の古歌謡~王府おもろとウムイ~より抜粋参照)
▲オープニングテープカット式(左から宮城 優 沖縄県地域振興協会専務理事、宇良 敢 知花自治会長、平田嗣巳 沖縄市長職務代理者・沖縄市副市長、栄野比和光 知花ときわ会会長、幸喜尚之 コザ信用金庫赤道支店長)
▲知花の史跡・拝所・井泉・伝統芸能などが見やすくまとめられた知花ガイドマップ
▲知花の見所が一目でわかる大判パネルが公民館玄関横に設置され、訪問者への案内がスムーズになった
▲昔の知花の風景を懐かしむ参加者
▲知花歴代区長・字選出議員の一覧
▲松本闘牛写真展(写真:山城 彊さん提供)
<2024.11.07沖縄タイムス記事抜粋>
<2024.10.22沖縄タイムス記事抜粋>
<2024.10.20琉球新報記事抜粋>
<2024.10.22球新報記事抜粋>