ミューズ マーキーホールにて、第14回ミューズ シネマ・セレクション~世界が注目する日本映画たち~『舟を編む』23日(日)17:30上映回を鑑賞。
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【企画制作】
ぴあ株式会社 PFF事務局
『舟を編む』(133分)
【原作】三浦しをん『舟を編む』光文社 刊
【監督】石井裕也
【脚本】渡辺謙作
【出演】松田龍平、宮崎あおい、オダギリジョー、黒木華、渡辺美佐子、池脇千鶴、鶴見辰吾 ほか
【ストーリー】
言葉に対する並外れた感性を見込まれ、辞書編集部に配属された新人編集部員の馬締光也。今を生きる人たちに向けた辞書「大渡海」完成を目指し、個性的な同僚らと共に言葉の海に挑む。仕事を通して様々な人、様々な言葉と出会い、別れ、影響を受け、馬締の世界が拡がっていく。
【受賞歴】
*米国アカデミー賞外国語映画賞部門日本代表作品/香港国際映画祭/BFIロンドン映画祭 ほか
*第87回キネマ旬報ベスト・テン 第2位。
日本映画監督賞(石井裕也)、主演男優賞(松田龍平)、新人女優賞(黒木華)
第37回日本アカデミー賞 優秀作品賞、優秀監督賞(石井裕也)、優秀主演男優賞(松田龍平)、優秀主演女優賞(宮崎あおい)、優秀助演男優賞(オダギリジョー)、新人俳優賞(黒木華) ほか
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※ネタばれがありますので、ご注意くださいませ。
2012年度「本屋大賞」1位に輝いた、三浦しをんさん原作の同名小説を映画化したもの。
こだわりのフィルムによる撮影。
とにかく、脚本、演出、美術、照明、演技どれをとっても、丁寧に、丁寧に作っていったことがみてとれる。最近は少なくなったように思う、映画らしい映画。
これだけの個性と実力ある役者さんたちが一堂に会しているにもかかわらず、決してうるさくならずに、それぞれの役にはまっており自然で心地よく。
美術の素晴らしさには。。! これがセットだとは思えない出来栄えに驚く。
パンフレット56~58p、美術スタッフ原田満生さんのお話は興味深い。
いいものを作るのには、当たり前だけど手間とお金が掛かるわけで。 効率第一になりがちな昨今に、逆らうようにものを作り出すことへの気概を感じた。
どこか時間が止まったような、ゆったりとした空気感と匂いが好き♪
あまり、あれがどうの、ここがどうのと具体的に書き連ねるのも野暮な気がするので。。
いい映画だったなぁ。。の一言。
ラスト、海辺を走るタクシーの車中。
馬締「これからもお世話になります」、香具矢「(笑)みっちゃんってやっぱり面白い」。二人のやりとりにしみじみと。。ほっこり。。と。
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パンフレット。A4判、まさかの厚さ1cm、全127P!
デザイン、中身共に凝っており永久保存版♪ シナリオや馬締がこだわった「ぬめり感」を指先で体感できる、辞書用の紙ページも。
アフタートーク後のサイン会にてパンフレットにしていただいた、宮本慎一郎役の宇野祥平さんのサイン♪
両手でしっかりと暖かい手で握手してくださり、ありがとうございました。
プロデューサー孫家邦さんのサイン♪ ありがとうございました。
フライヤー表。
フライヤー裏。
こちらもフライヤー。アフタートークに登場予定の監督やゲストのお名前。
長くなりましたので、アフタートークのレポートは次の記事に載せますね♪
こちらです → 第14回ミューズ シネマ・セレクション『舟を編む』 vol.2