WOWOWプライムで映画『ある閉ざされた雪の山荘で』を鑑賞しました。
ざっくりとストーリーと感想を備忘録として書き残しておきます。
※ネタばれがありますのでご注意ください。
※敬称は省略させていただきます。
※ネタばれがありますのでご注意ください。
※敬称は省略させていただきます。
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【ストーリー】
東野圭吾のベストセラーを重岡大毅の主演で映画化したミステリー。舞台の主役を決める選考合宿のため、ある山荘に集まった7人の役者たちが、ひとりひとり姿を消していく。
ある人気劇団の新作舞台の主演を決める最終選考のため、静かな山荘に集められた7人の役者たち。トップ俳優の本多をはじめ、劇団の主力俳優たちがそろう中、久我は唯一劇団外から参加する“部外者”だった。
彼らに課せられたのは、これから4日間、「大雪に閉ざされた山荘で連続殺人が起きる」という設定で即興演技を続けること。だが、選考合宿の中で実際に参加者たちが次々と姿を消していく。
これは芝居なのか、事件なのか?
【感想】
原作は未読。なので、どれくらい原作に忠実でその世界観が守られているのかはわからない。
山荘に閉じ込められた人々の人間模様を描く群像劇なミステリー。舞台設定はよくあるもので、ミステリー小説ならアガサ・クリスティー『そして誰もいなくなった』、ドラマ『相棒』とかかな~。
前半は劇団という小さなコミュニティ内のどろどろした人間関係が描かれていて、愛情、嫉妬、疑心暗鬼、憎しみなどが渦巻いている。このあたりは正直「あ~よくあるやつだ、、」と食傷気味で脱落しそうになった。
中盤くらいからミステリーが加速していって謎解きまでは一気に観られた。
ストーリーは三重構造の入れ子式になっていて、「そうきたか~!」という感じ。ラストはさらにこの事件?事故?芝居?を元に一本芝居を打ち、仲間同士の絆も戻りハッピーエンドという次第。
正直、ラストのまとめかたは少々安っぽい気がして共感できなかった。人の感情とか心の傷とかそんなに簡単にどうこうできるものでもないと思うのだが。
あと、怪我をした劇団員の麻倉雅美の両親が、ちらっとしか映らないのも違和感が大きい。映画の尺やテンポもあるのだろうが、突然最愛の娘が事故で下半身不随になった現実を突きつけられた両親の気持ちは相当なはず。そこはスルーなのか、、と思ってしまった。
若い役者7人の群像劇だからといってしまえばそれまでだが、どうしてもこういったことが気になるのだ。薄っぺらいというかなんというか。
久我和幸役の重岡大毅 、客観的でクレバーな劇団外部の役者を好演していたと思う。初めて観た?方だと思うのだが、これから注目していきたいな~。
【余談】
本田雄一役の間宮祥太朗 を観ると、どうしてもTVK『戦国鍋TV~なんとなく歴史が学べる映像』のコーナーを思い出してしまうのは内緒♪
【リンク】