ノアの小窓から

日々の思いを祈りとともに語りたい

きらきら

2013年11月21日 | 歌う






        屹立(きつりつ)す 銀杏並木に 深呼吸



          真っ青に晴れた秋の空は、見飽きることがないですね。
      
          曇る日や雨の日があることさえ、忘れてしまいます。

          ある夜、木枯らしが来て、
          これら枝を彩る金色の葉を、吹き散らしてしまうでしょうが、
          そんなこと、銀杏たちは心配していない?

     
          誇らしげに黄変して、
          楽しげに背伸びして、
          通りを行く、何千人もの人に、
          「きれいね」と言わせて、

          ある日、木枯らしが来て、
          金色の葉をぜんぶ、吹き散らしてしまうことさえ、
          「あったりまえでしょ」

          しんしんとした寒気に、裸木をさらす夜のことも、
          年が明けたら、新芽の準備をしなければいけないことも、
          「まあ、その時が来たらね」

          真っ青な空の下の、美しい幸福にも、
          何にも言わずに、

          

          まだ、今日も屹立している。
          きらきらと輝きながら。      









      
      
      
           、