終の棲家に向かって歩む。

　　一番良い気候になって、過ごしやすい日々が続いている。
　　以前は、あの酷暑の前の季節ということで、春が嫌いだった。

　　芽吹きの頃は、ハートクリニックに通う者にとっては
　　あんまり嬉しくない季節だといわれているが、
　　私も例にもれずそうだった。

　　しかし、想い方が変化したように思う。
　　その瞬間を楽しもう、先のこと等、考えても仕方がないっと
　　思うようになってきた。

　　70歳に、後数日・・・・そのような年令になったし、
　　イエス様が聖書を通して、何度も何度も教えてくださっていることを
　　心の底から信じているから。

　　若い頃は、毎日イライラしていた。
　　一人になれるのがトイレだけだ！！って思ってしんどかったが
　　やはり、年月は無駄に過ぎていっているのではないことを教えてくれる。

　　現実的にもすべき事がなくなってくる・・・・。


　　今も旦那ちゃんが山に行ったり、何時間も歩きに行ったりしてくれるので
　　実質一人になる時が多い。感謝なことである。

　　私の知人など、70代で未だご主人の世話と
　　持病のある二人の息子さんへの配慮等しておられる。

　　確かに、私よりも歳上だけども、少なくても私よりお元気ではあるが・・・。

　　いつの日か、家族が少なくなっていって、終に一人になる時が来る。
　　生まれた時もひとりなら、死ぬるときもひとりである。

　　デモ生まれた時も死ぬときも、人の目には見えないが
　　神様（聖霊様）が共に居てくださるのであることを知っている事は
　　素晴らしい喜びであると同時に楽しみでもある。
　　故に死は怖いものでなく、新しい人生の始まりであるのだ。

　　思い方が変わり明るい気持ちになれると、一時一時が愛おしくなる。
　　過去を振り返るのではなく、前に、示してくださっている道を
　　賛美しながら、祈りながら、楽しみながら歩くことだけが、
　　私に残されていることのように思う。

　　終の棲家についた時、真実が開けてくることを信じている。