価値観の違いと育ちの違いは比例する

価値観の違いと育ちの違いは時として比例すると思う。
裕福で育ちのいい家庭で育った子供は大人になると貧乏人の貧困の家庭のことはわからない。
あれやこれやと習い事をし、美味しいものを食べて、他人のお下がりの服など来たこともない子供はかえって大人になって苦労をするとひどい目に遭うのだ。
別に裕福な家庭が悪いとは言わないが、世の中には貧困な家庭もあることを…。
そもそも価値観の違うち他人とは付き合えない。
全身ブランド品に身を包み、高級なレストランや料理屋に行く人は嫌なのだ。
それよりも庶民の味も食べ、ユニクロやしまむらなども平気で行く人が好きなのだ。
焼鳥屋やおでん屋に行き、ファミレスに行く人の方が好きなのだ。
今日はフランス料理のフルコースやイタリア料理のフルコースや中華料理に行ったら毎回ふかひれを頼むような他人は嫌なのだ。
一流大学を出たことをひけらかす他人や一流企業に居たことをひけらかす他人も嫌なのだ。
私の友達の亡くなったご主人は東大を出て銀行の頭取だった。
息子さんも東大を卒業している。
本人は家庭の事情で高校しか出ていない。
頭がいいので地元の高齢者大学に入ったはいいが、つまらないとさっさとやめてしまった。
頭がいいはすなわち何でもできるとは限らないが、彼女は何でも出来た。
しかし彼女はこれと言って貧困家庭をバカにはしていなかった。
老いてから認知症のご主人の介護をし、障がい者の作業所を立ち上げ、奮闘した。
ご主人が亡くなり介護疲れと子供たちの間でいろいろあり、彼女は病気になってしまった。
貧困家庭をバカにする。
そういうのは嫌なのだ。
子供の頃には我が家より貧困な同級生もいたが、私はその子のことは悪くは言わなかった。
一度でも苦難を経験した人の方が将来は大成すると思う。
生まれたときから苦難を知らない他人は一度どん底に落ちると立ち上がれなくなるのかもしれない。