母のお説教

残り物で母と昼食を食べていた。
例によって母のお説教が始まった。
延々と続くお説教に口答えをするも無駄だった。
ペースメーカーを埋め込んだ母はそう簡単になあの世に行きそうもない。
自分で生んだ娘の悪口を娘の目の前で言うのだ。
同じ話を繰り返しして、しまいに大声で怒鳴った。
そのくせ他人の前ではいいおばあちゃんを演じるのだ。
母の洗濯物をする。食事を作る。
わがままな母である。
もともと他人のことを思いやる心を持ち合わせてはいない。
自分さえよければの他人だった。
自分で生んだ娘の育て方を間違えていたのだ。
減らず口と言うのは母にはつうようしないようです。