ちいちゃんのひとりごと

ちいちゃんのひとりごとを勝手気ままに書いています。

ふて寝をする

2021年02月21日 | 介護
ふて寝をする。
頭にきて拗ねてふて寝をする。
パソコンの前の狭いスペースで洋服を着たままふて寝をする。
エアコンの暖房も切られ、気が付けば寒かった。
ひざ掛けを捜してかけて身体を丸めても寒かった。
話はいつも「言った」「言わない」の水掛け論だ。
食器のない食器棚に食器の並ばない食卓である。
作ったおかずの残りを入れておく入れ物さえも無いのだ。
ガラガラの食器棚に寂しげに数点の食器が並ぶ。
もはやちぐはぐな大皿も無く、3枚しか無かった取り皿も無い。
どんぶりも無い。
小鉢も無い。
無いないづくしとは良く言ったものだが、わびしいし切なさも覚えてくる。
夕食のおかずを鍋やフライパンから突っつく。
もう悲しいを通り越して涙も出てこない。
母はとうとう家を出たいと言いだし、どこかの施設に入るとまで言いだした。
行政のことをわかっていないのか?
認知症の介護認定調査員の他人を呼んで欲しいと言って来た。
その他人は介護認定の調査に来るだけで、施設に関しては別なのだ。
ましてや母のようなものがすぐに入れる施設など無いのだ。
施設に入るにはそれなりのお金もかかるのだ。
タダでは入れないのだ。
すぐにダダで入れてくれるところなど無いのだ。
母は認知症と診断される以前から自分さえ良ければの他人だった。
物事を相手の立場に立って考えない他人だった。
私はいつも母の支配下に置かれ、母の言うことは絶対だった。
母の前で秘密は許されず、若い頃彼氏が出来てもデートに行ったら内容を事細かに母に聞かれるのだ。
付き合った男と手を繋ぐことも、キスをすることも許されないのだ。
結婚して10年間だけはささやかな自由を得られた。
その後、母と同居したらまた自由は奪われたも同然の生活になった。
母は私たちが寝るまで寝なかった。
夫婦の会話にも口をはさんで来た。
毎回買ってきたものに文句は言われた。
「昔はそんなもの無かったわよ」が、口癖だった。
食べ物の好き嫌いも多く、食卓に並ぶだけで文句を言う。
私は起きてエアコンの暖房を入れたが寒くてならない。
今日は午前中地元の朝カフェのzoomがあるので参加して気分転換でもしようと思う。

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