買い物に行って帰ってきたら、どっこかのおじいさんが来ていた。
Qちゃんに誰かと尋ねたら、「同じ団地の人」だという。
全く会ったこともないじいさん。
見ると、何故かミゼットみたいな形のバイクも部屋にあげていた。
気がつくと奥の部屋におばあさんと娘が横になっている。
なんだこの人たちは・・・と不振に思っていた。
そのうちこの人たちは勝手に家のものをいじりだし、まるで自分の家にいるように動き出した。
勝手にタンスもあけている。
あ!!食器棚からコップをだしやがった。
全くなんなんだよ~~~。
それどころか、床が水浸しになっていたのでびっくりして見回したら、おばあさんが風呂場を掃除している!
おまけにそこいらじゅう泡だらけだ。
あまりに腹が立ったので
「勝手な事しないでください!そんなことしないでくださいよ!」
と怒鳴った。
しかし声が出ない!!全く出ないのだ。
部屋へ戻ってもっとびっくりした。
勝手にきみちゃんを部屋に放しているではないか!!
やめとくれよ~~~~っ!!
大慌てで部屋の窓を閉めて回った。
そっとつかまえてかごの中にいれ、ひとまずホッとした。
しかしイヤと言うほど噛まれた・・・・
「勝手に鳥を出すな!!」
と、半狂乱になってどなったが、やはり声が出ない・・・・
ふとみると、今度は「ごはんジャー」の電源が入っている。
「先日炊いたのでしまってあったはずなのにおっかしいな・・・」
と思って蓋をあけたら、なんとまあ作業用の軍手が二双並んで入っていた。
じいさん、
「ちょっと乾かしていたんだ」
とヘラヘラ笑うではないか。
もう限界も近い・・・・
そのうち、みるみる人が増えてきて、部屋中見知らぬ老人でいっぱいだ。
まるでデイサービスではないか。
あっ!!またきみちゃんが飛んでいる~~~~~!!
きゃ~~~~っ!!戸が開いてるよ~~~~~!!
急いで閉めに行ったが私の行動に気づいたきみちゃん、ちょっとの隙間から脱走した!!
あ~~~~~、ついにやっちゃったよ・・・・
七階からあっという間に下へと消えていきそうになったその時、
「きみちゃ~~~~~ん!!」
と呼んだ。
驚いた事にとても大きな声が出た。
すると、なんと木の陰からきみちゃんが戻ってきたではないか。
ああ、戻ってきた!!
パタパタパタ・・・と部屋の中に入ってきてまた外へ出て行きそうになった!!
ああっまた出て行っちゃう・・・・・・・・・・・・・・・
目が覚めた!!
どっと疲れが・・・・・・
やな夢だったなあ・・・・・・
でも、戻ってきてくれたきみちゃん、あんたはエライ!!
いつも夢って覚えておこうと思っても、どんどん忘れてしまうものなんだけど、こんなにハッキリと覚えていたのは珍しい。