今日は大船の古本屋さんへ行った。
いつもまっさきに向かうのは100円コーナーだ。
大抵欲しい本がなくて手ぶらで帰ってくるのが常だが、どうしたことか今日に限って興味のある本がたくさんあった。
全部買ってしまうと重すぎて大儀なので、涙をのんで4冊にしぼった。
まず、びっくりしたのは今年発売されたばかりの
「まさお君がくれたもの」
これ、読みたかったんだよね~
旅いぬ、まさお君が届けてくれた笑顔、元気、おっきな愛
小山明子さんの
「パパはマイナス50点」
介護うつを乗り越えて大島渚さんを支え続けた10年のこと。
お手本にしたい本だね。
江藤淳
「妻と私」
脳腫瘍で病に伏した妻を看取るまでのお話だ。
たぶん途中で泣くよ・・・
「智恵子の紙絵」
あの高村光太郎婦人の智恵子さんの紙絵集だ。
和紙に切った紙を貼って、植物、果物、魚・・・あらゆるものを稀有の美しさで表現している。
これらの作品は、発表する事を目的として作られたものではなく、精神分裂症を療養中の智恵子さんが狂躁状態ではないときに、ひとり熱中して製作し、毎週病院に訪れる夫の光太郎さんに見て貰う事を生き甲斐としていたそうだ。
「見えもかけ値もない裸のこころで
らくらくと、のびのびと
あの空を仰いでわれらは生きよう。」
さて、どれから読もうかな~
でも、やっぱり「動物」、「夫婦」、「介護」の本にどうしても手が出るね。