朝10時半頃、ベランダの方でチュンチュン、チュンチュンと
すずめの声がさかんに聞こえていました。
やけに近いなあ~~~と思いながらベランダに出てみたら、
まだ雛に近いちっちゃな「すずめの子」が、なかなか飛べなくてベランダで
四苦八苦しているではありませんか。
あらら、どうしたんだろうと手を差し伸べると、掌に乗ってきました。
いや~~~、なんて可愛いの~~~ 手乗りじゃよ。
あんまり可愛いもんだから、社長に見せようとそのまま手に乗せたまま部屋へ
入りました。するとあっという間に飛び立ち、部屋をひとまわりして
やっとのことでタンスの上に止まりました。
それから暫くの間可愛くて掌に乗せたりして遊んでいましたが、ヤバイことに
だんだんこの赤ちゃんすずめを逃がしたくなくなってきたのです。
ほんとにこれはヤバイっす。
絶対に駄目れす。野生の子は家では生きていけない。
このままでは本当にまずいので、はやいとこ親鳥のもとへ返してあげなければ・・・と
小さな箱の中に入れてベランダに置いておきました。
見ると決心が揺らぐので、なるべく知らん顔していましたが、そのうちさかんに囀りだしました。
親鳥を呼んでいたかもしれないね。
「おかあさ~~~ん、僕、ここにいるよ~~」な~~んてね。
どれくらいの間その場所で啼いていたでしょうか。
洗濯物を干しにそっとベランダに出ると、なんとそのすずめは急に私の方へ飛んできたのです。
私の胸あたりに突進してきて泊ったのでまた掌に乗せてあげました。
なんて可愛い子なんだろう。嫌になっちゃう・・・
「早くお母さんのところへ行きな」と言うと、
数秒後、私の言った事がわかったのかのように一気に飛んで行きました。
最後にお別れを言いに来てくれたのかい?
ほんの数分の出来事でしたが、何だかきみちゃんとそらに頼まれて
私の様子を見に来てくれたのかもしれないね。
真夏のステキな出来事でした。
部屋で取った写真です。
今日はとっても楽しかったよ。
ありがとう!!