久々面白かったミステリー！

薬丸岳　『天使のナイフ』 　第51回江戸川乱歩賞受賞作

ミステリー小説として 何気なく読み始めましたが、
面白くなって 　深夜まで 一気読みしてしまいました。　

『生後五ヶ月の娘の目の前で妻が殺された。犯行は１３歳の少年三人。
４年後のある日、妻の事件を担当していた刑事がカフェにやってきた。
近くで殺人があったらしい。殺されたのは妻を殺した犯人のうちの一人、１７歳の少年だった。
アリバイのない桧山。忘れようとしていた事件にかかわりを持つようになる…』


本書は「少年法」について考えさせられる社会派小説と思えます。
ですが、終盤につれ謎が謎を呼ぶ複雑な展開がキチンとミステリーとなって、
どんどん引き込まれていきます。

かなりの力作です。




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