3/17 牛肉の関税が38.なん%に上がる
アメリカの牛肉の関税はもっと安いと思っていた。
おかしな話だ。
日本は牛肉がないわけではない。
それどころか、高級牛肉で輸出もしている。
なんで国民の口に入るような安い肉を作らないのだろう。
帰国してフランスの延長で牛を食べていた。
フランスでは生活費をかせぐという表現で、一時、ステーキ代を稼ぐ
なんて表現が流行った。
牛ステーキって最低とは言わないけど安いのだ。
いつだったか友達のおかあさんが来て、昼食を一緒にした。
私は遠慮してステーキを選んだ。
遠慮してね、一番安いから。
そうしたらそのおかあさんが「まあまあ、昼からステーキなんて」と
言ったのだ。
友達があわてて、ステーキの説明をしたけど
こういう干渉をする母親のところにはとても嫁には行けない
と思ったくらいだ。
誤解を呼ばないように、この男はただの友達。
ただの男友達は多いのだ。
でもけっこう私は難しいで恋人は超少なかった。
それからどのくらいか経って日本の牛肉は高いと知った。
おまけに私には差し支える臭いがある。
帰国してから、パリに行ったとき、ホテルの側のカッフェレストランで
ステーキを注文した。
おいしかった。
久しぶりにおいしいものを食べた感じだった。
しかもたっぷり200g? もとっとかも、はある。
この肉おいしいねって言ったら
給仕のお兄さんがおいしいだろう、
オーナーが英国のどことかで見つけてきたんだ
って言った。
ホテルはオペラ座の両方に行ける場所で選んだ。
このカッフェはよく知っている。
食事はあのカッフェでしてって旅行計画をたてた。
ついでにその時はメニュにはなかったけど
もしあったらでオンディーヴのサラダも作ってもらった。
お兄さんはシェフに聞きに行ってOKの返事がきた。
こういう柔軟性がフランス人の好きなところだ。
日本の牛肉生産者は日本人が普通に食べられる肉牛を作るべきなんだ。