パンドラの箱を開けるとちむがいた

書くスピード早いですが、誤字脱字多し。

38冊目

2006-08-14 20:40:48 | Weblog
△38「図解雑学こんなに面白い民俗学」八木透、政岡伸洋編著、2004、ナツメ社

感想:
前回よんだこのシリーズの「発達心理学」がとてもよくできていたので、
この本も手に取りましたが、あまり出来はよくありません。
というよりも、民俗学そのものがまだ出来て新しい学問分野なので、
体系化が遅れているし、研究も遅れているようなので、読んでいても「豆知識本」ぐらいの内容でした。

柳田國男が民俗学の創始者であることや、民俗学は、せいぜい明治以降から現代までを知る学問で、
それ以前は対象としないことなどが参考になりました。
豆知識本として読むには面白いと思います。

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37冊目

2006-08-14 01:04:10 | Weblog
○37「皇室御用達ものがたり」日本文化再発見研究室、2001、祥伝社



感想:
皇室御用達の業者の主な製品や、皇室とのかかわりについて書いてあります。
やはり特注品が多いですが、お米は一般の人と同じ米を食べていたり、古いものを大事に使ったりと、
業者を通して、皇室が見えて来るなかなかの良書です。写真もきれいなので、楽しんで読めます。
店の地図も巻末にあるので、お店めぐりをしても良いかもしれません。


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36冊目

2006-08-14 00:55:43 | Weblog
○36「一勝九敗」柳井正、2003、新潮社



感想:
ワンマン経営、変人、人間嫌い、怪物とおよそ経営者として「大丈夫か?」と心配させる男、柳井正。
この本では、その柳井が玉塚前社長に社長職を譲るまでを書いてあります。

その後、柳井氏が玉塚氏を更迭して自ら社長に返り咲いたのは記憶に新しいですが、
この本を読むと、その理由がよくわかるような気がします。
主に柳井氏が言っていることは、
①経営は10のうち一つが当たれば良い方。常に試行錯誤で、失敗しても良いが、
会社の経営を揺るがすほどの失敗はするな。失敗したら、綿密な計画をすぐに変更し、
そして失敗を素直に認めて、失敗をしないために何をするべきかを徹底的に考えろ。
②計画は机上の空論。最近の人は計画はうまく立てるが、実践までできない人が多い。
③お客様第一で、管理部門が強くなると、お客様が見えなくなる
④自分は優秀ではない

等です。この人の経営の考え方は、ドラッカーの著作「創造する経営者」に近いものがあります。
玉塚氏が更迭されたのは、手堅く実績は残すものの、チャレンジが足りなく、彼が目指す、
GAPのような世界展開できる企業にはなるにはスピードがないと判断したからでしょう。

ただ、柳井氏が企業はワンマンではだめだといって、人材の重要性を掲げているにもかかわらず、
後継選びが失敗したのは、大きな問題でしょう。

この本を読むと、柳井氏が自分に厳しく、他人にも厳しい頑固人間だということがよくわかります。
おそらくその度合いが尋常じゃないため、変人とか言われるのでしょう。

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