最近のトヨタの車はつまらない。
前からつまらないという声が良く聞かれたが、最近は特にオーリスやマークXジータ、カローラルミオンなど、
つまらん車を出すなーと思う。
なぜつまらなく感じるかといえば、車台を共通化したおかげで、どの車も同じように見えるし、
エンジンも使いまわしが多い。例えばISとマークXは同じエンジンだし、IS-Fは新開発の5000CCだが、
もともとはLS600hのエンジン部分だけを改造したもので、開発人員も300人程度と少ない人数で開発している。
マークXジータももともとはマークX系列用に開発されたのではなく、新コンセプトで考えていた車を、
たまたまトヨタのマーケティング部隊がマークXの系列に入れただけで、おそらくXのマークとフロントグリルを変えれば別の車名で売り出せる。
エンジンもマークXはハイオクだが、ジータはレギュラーだ。
カローラルミオンは、海外では若者向けチャネルのサイオンで、btという名前で売り出される。しかし、日本ではカローラだ。
このように、トヨタの車はマーケティング上は(そのあとの膨大な広告戦略を含めて)正しい戦略を取るし、間違いはほとんどない。
今回のマークXジータやカローラルミオンも、マーケティング上は(有名な缶コーヒーのブランド戦略と同じで、例えばジョージアの中にいろんなバージョンを入れていく方法と同じで)正しい。しかし、少し車を知っている人間から見るとつまらないというか、興ざめしてしまうのだ。
だから逆に車をあまりしらない人には、トヨタの膨大な広告戦略に乗ってしまい、その確かな利便性と信頼性を頼りに買う。
しかし、そこに車へのわくわく感はない。あくまで便利な道具なのだ。
しかし、トヨタはそれで良いのだ。もともとトヨタ自動車の創業者の喜一郎さんはアメリカでのモータリゼーションを生で見て、
「トヨタも大衆車を造りたい」と考えていたからだ。
つまりトヨタにとって良い車=売れる車=大衆車なのである。
一方、ホンダは本田宗一郎が、幼少のときに村にきた自動車のあとをおいかけてその車の油の匂いをかいで、「車を作りたい」と思ったのが原体験であり、
自転車にエンジンをつけたバタバタなどを開発し、バイクそして四輪へと広げていった。
ホンダにとっては良い車=技術者(=本田)が造りたい車=大衆受けすればベストだけど、別に受けなくてもOKなのだ。
昨今、若者の車離れが進んでいるとか、車の平均寿命が延びて、新車が売れなくなってきているとよく、
トヨタは言うが、自分達の足元を見直したことがあるのだろうか。
若者の車離れが進んでいるのは、車にわくわく感がなくなったからだ。上記のように似たり寄ったりの車を造っていたり、
奥田さんのときにスポーツカーを廃止したのは、売れる車第一主義のトヨタが先頭を切って実施してきたことで、
回りまわって自分のところ(というか市場全体)にツケが返ってきているだけだ。また、自動車の耐久年数も自分達が高品質で延ばしてきたのだ。
もう答えは出たも同然。トヨタほどの会社なら既にわかっていると思うが、昨今の国内の販売減少の答えは、
国内シェア40%をしめる自分達の中にあるのだ。
前からつまらないという声が良く聞かれたが、最近は特にオーリスやマークXジータ、カローラルミオンなど、
つまらん車を出すなーと思う。
なぜつまらなく感じるかといえば、車台を共通化したおかげで、どの車も同じように見えるし、
エンジンも使いまわしが多い。例えばISとマークXは同じエンジンだし、IS-Fは新開発の5000CCだが、
もともとはLS600hのエンジン部分だけを改造したもので、開発人員も300人程度と少ない人数で開発している。
マークXジータももともとはマークX系列用に開発されたのではなく、新コンセプトで考えていた車を、
たまたまトヨタのマーケティング部隊がマークXの系列に入れただけで、おそらくXのマークとフロントグリルを変えれば別の車名で売り出せる。
エンジンもマークXはハイオクだが、ジータはレギュラーだ。
カローラルミオンは、海外では若者向けチャネルのサイオンで、btという名前で売り出される。しかし、日本ではカローラだ。
このように、トヨタの車はマーケティング上は(そのあとの膨大な広告戦略を含めて)正しい戦略を取るし、間違いはほとんどない。
今回のマークXジータやカローラルミオンも、マーケティング上は(有名な缶コーヒーのブランド戦略と同じで、例えばジョージアの中にいろんなバージョンを入れていく方法と同じで)正しい。しかし、少し車を知っている人間から見るとつまらないというか、興ざめしてしまうのだ。
だから逆に車をあまりしらない人には、トヨタの膨大な広告戦略に乗ってしまい、その確かな利便性と信頼性を頼りに買う。
しかし、そこに車へのわくわく感はない。あくまで便利な道具なのだ。
しかし、トヨタはそれで良いのだ。もともとトヨタ自動車の創業者の喜一郎さんはアメリカでのモータリゼーションを生で見て、
「トヨタも大衆車を造りたい」と考えていたからだ。
つまりトヨタにとって良い車=売れる車=大衆車なのである。
一方、ホンダは本田宗一郎が、幼少のときに村にきた自動車のあとをおいかけてその車の油の匂いをかいで、「車を作りたい」と思ったのが原体験であり、
自転車にエンジンをつけたバタバタなどを開発し、バイクそして四輪へと広げていった。
ホンダにとっては良い車=技術者(=本田)が造りたい車=大衆受けすればベストだけど、別に受けなくてもOKなのだ。
昨今、若者の車離れが進んでいるとか、車の平均寿命が延びて、新車が売れなくなってきているとよく、
トヨタは言うが、自分達の足元を見直したことがあるのだろうか。
若者の車離れが進んでいるのは、車にわくわく感がなくなったからだ。上記のように似たり寄ったりの車を造っていたり、
奥田さんのときにスポーツカーを廃止したのは、売れる車第一主義のトヨタが先頭を切って実施してきたことで、
回りまわって自分のところ(というか市場全体)にツケが返ってきているだけだ。また、自動車の耐久年数も自分達が高品質で延ばしてきたのだ。
もう答えは出たも同然。トヨタほどの会社なら既にわかっていると思うが、昨今の国内の販売減少の答えは、
国内シェア40%をしめる自分達の中にあるのだ。