パンドラの箱を開けるとちむがいた

書くスピード早いですが、誤字脱字多し。

トヨタはなぜF1で勝てないのか

2007-11-26 02:52:08 | Weblog
トヨタが鳴り物入りでF1に参入して早数年になるが、
一度も優勝したことがない。あれほどカネがあって、人材はともかく、
世界一の販売数になろうかとしている会社がなぜF1で勝てないのか。

理由は簡単「マネできないから」である。トヨタは、
松下よろしく、本田や日産が先に世に出した車を、
徹底的にベンチマーク(つまりマネ)して、良いとこ取りをして、
売れる車を供給してきた。チーフエンジニアでさえ、他社のベンチマークをして、
良いとこどりしたと、ぬけぬけと言うCEがいるくらいなので、
基本的にマネをして、それを若干テイストして、広告をバンバン打って、
強力な営業部隊が売りさばくという構図である。

しかし、F1ではそれはできない。なぜなら、車が市販されていないので、
手に入らない、つまり、部品を分解したりして、ベンチマーク(つまりマネ)することができないのだ。
だから、自分のところでレースデータを取って、レベルアップを図っていくしかない。

一方、本田がかつてF1で一世を風靡できたのは、「マネしようとは思わず、独自技術があった」からだ。
先のオデッセイでも、結局トヨタのマークXジオとかいう、
よくわからない車に徹底的にマネされたが、
本田は常に最先端を走る。そして、当時はご存命であった、
本田宗一郎の情熱のようなものが、本田を常勝軍団へと勝ち進めたのだ。

ところが、今のトヨタは欧州で車を売るための認知度UP
を狙った、要は莫大な広告宣伝費だと考えているのだろう。

それではあと10年やっても優勝はできないだろう。



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